2024年12月の記事一覧
「礼に始まり、礼に終わる」~3年生 キャリア学習・進路開拓に向けて~
12月に入り、進路開拓に向けた準備とキャリア学習の一環として、自分の志望理由や中学校で頑張ったことをまとめたり、面接の作法を学んだりしました。また、一人一人の志望校の検査内容や選抜方法に応じて、実践練習に取り組み始めました。今回は、「面接と作文」の形に慣れてみようとうことで、取り組みました。今後、少しずつその他の形式を取り入れたり、服装を考えたりして本番を想定しながら進めていく予定です。
面接練習の様子です。
先生方が面接官役で、中学校で頑張ったこと・志望理由などを答えています。
みんな、いつになく固い雰囲気です・・・緊張かな!? ナイストライになっています!!
「失礼します」と言って、入退室をしたり、丁寧な言葉で答えようと頑張っています。
『礼儀正しく』ふるまうって、なれないと肩がこりますね・・・
こちらは、作文練習会場です。
みんなの目つき、表情、原稿に向き合う姿勢、原稿に顔がついてしまうぐらい集中して一心に書き込んでいる様子が、とても伝わってきます。その姿勢で取り組んでいることが、「プライスレス」です。
課題は・・・次のテーマを選んで、原稿用紙に500字~600字で書く。です。
テーマ例は・・・
「5年後の自分はどのような人間でありたいか。」
「志望理由」
「自分が大切にしている言葉、生かされる場面」
「AIやロボットが増えていく中で人間はどのような力を身に付けるべきか、入学後その力をどのように身に付けるか」
「人類が発明・発見したものの中で素晴らしいものは何か」などなど、多岐にわたっています。
今回、面接の作法や作文力を身に付けるきっかけは、みなさん自身の進路開拓に必要で、面接担当の先生などに失礼ないようにするためのふるまいを身に付けようと思ったことが、大きい動機であったかもしれません。
でも、今回の進路開拓のためだけにあるものではないと思います。「礼に始まり、礼に終わる」という言葉があるように、剣道・柔道・どのような競技でも、どんな相手にも、礼儀・礼節を持って接し、相手を敬う心を持つことが大切だと思います。この活動を通してそれを身に付けると、人として、どのようなときでも、そこで関わる人を敬う気持ちを持つ大切さと、それが伝わる作法をわきまえられる人に近づいていくこと。また、面接や作文では、課された問いのテーマに対して、自分の言葉を持ち、人に表現する力を伸ばすことにつながります。
今後も、この学習は続きます。その活動のゴールを、入試の合否とせず、「関わる人の気持ちに沿い、敬いあえることで、お互いの気持ちを大事にできること。」や「自分の考えを持ち、言葉を持つ人としての軸を太く持てる人になること。」を目指して、進路開拓、そしてキャリア学習の通過点としてとらえ、人としての力を高める時間に昇華していきましょう。
立派なお兄さん!お姉さん!小中合同交流会
13日(金)、特別支援学級の合同交流会が行われました。
本校会場で、小山小学校とおおぐろの森小学校のお友達が来てくれました。
この日のために、色々な準備を進めてきた、けやき学級のみんな。
「ボッチャなら学年関係なく競技できるね」
「小学生が中学校を見たいって希望があるから校内探検をしよう!」
体育の授業でもラジオ体操やボッチャの練習を行い、掲示物も自分たちで作りました。
備品の確認、用意、クイズラリーで楽しんでもらうための工夫、役割分担・・・とっても頑張りました!
前半はボッチャの競技が行われ、中学生は心が痛みながらも・・・全勝!!でした・・・。
後半は校内探検です。各ポイントでクイズを出してくださる先生方。
工夫を凝らした楽しいクイズが出題されました。
「当たった人はこっちにおいでー!シールを貼りますよ!!」中学生が優しく声を掛けます。
「やったー!」
「広くて迷っちゃうねー」様々な様子で探検が始まりました。
優しく小学生に寄り添う姿が、立派なお兄さん、お姉さんです。成長を感じました。
小学生のみなさん、楽しんでいただけましたか?来年、おおぐろの森中学校でお待ちしています!!
Let's Compare Things in English
アメリカンフード、美味しいですよね。私はハンバーガーが大好きです。
某有名ハンバーガーチェーン店では「グラコロ」が販売され始めました。寒い冬にはたまりません
有名な話ですが、ハンバーガーの由来はドイツの地名・ハンブルグ(Hamburg)から来ています。その名前がアメリカ由来ではないなんて、驚きですよね。そんなことが、過去の高校入試問題でも扱われていました。
さて、人気のあるアメリカンフードと言えば、何を思い浮かびますか?
そして、その順位はどうなっていると思いますか??
12月11日(水)、2年生のクラスで奥山先生とALTのAndy先生が研究授業を展開しました。
グラフの内容を比較級・最上級を使って仲間に伝えることを目標にしました。
生徒が作成したユーモア溢れるクイズを電子黒板に投影し、盛り上がりながら比較級の使い方を振り返り、
タブレットを使い、ペアでグラフにある情報を英語で伝え合い、答え合わせをして楽しみ、
自分たちで集計したアンケート結果をグラフにまとめ、資料を作成しました
「~より・・が人気だ!」「生徒が最も好きなものは○○だ!」等と、比べたものを英語を使って相手に伝えることができたとき、嬉しそうな表情が見られました
2年生で学習する「比較級・最上級」の使用場面は満ちあふれています。私たちの日常生活でも、よく使っているのではないでしょうか。
生徒のみなさん、ただ問題を解くだけでなく、授業を含めて様々な場面で使ってみてください。
保護者のみなさん、お子様に「比較級・最上級」を使って英語表現をするよう、唐突に声をかけてみてください。
なぜかI - my - me - mineを、なぜかgo - went - goneを覚えているように、tallerやbetter、tallestやthe bestなどは、頭に残るものですよね。
2年5組のみなさん、お疲れ様でした
ちなみに、生徒のみんなが下校してから私たち教職員も研修し、より良い授業づくりを目指しています。
今年の授業日数も、残すところあと3日
「学ぶ」ことは「真似る(ぶ)」こと。どちらが先で、どちらが後かは諸説ありますが、真似ることは大切なこと。先日お越しくださった木村まさ子様もそう仰っていましたね。
お手本となる人や考え方を見つけ、学びを深めたいものです。
「座学」や「演習」、「講義」は敬遠されがちな昨今の風潮があります。しかし、それらから得られたことが、いつ役に立つかはわかりません。いつ「実学」の種になるかもわかりません。どれも大切なことです。
ときに疲れてしまうことがあるかもしれませんが、学びを続けていきたいものです
最近、「103万円の壁」が日本国内の注目されるニュースの1つです。
海外に目を向けると、韓国で「戒厳令発令・解除」が大きなニュースになりました。
そのことについてなにも知らないと気にも留めないただの話題も、知っているだけで興味を持ち、さらに知ろうと好奇心が湧きます。私は英語科ですが、「社会科」を学習してきて良かったと心から思っています。
「学ぶこと」は「楽しいこと」
あと3日! とは言わず、冬休み中の学習計画も考え始めながら、2学期をより良く締めくくりましょう
ちなみに、アメリカンフード人気ランキングの結果は以下の通りでした 明日の授業もお楽しみに。
根拠を導け!3年生が挑んだ『√6の作図』研究授業レポート
今回は数学科の校内研究授業の様子をお届けします!
3学年担当の三橋先生による研究授業が、アクティブラーニング室で行われました!
果たしてどのような授業を展開されていたのでしょうか…
今回の授業は、「√6(無理数)の作図方法」という内容でした!!!
うーん…何やら難しそうですね…
それでは、中学校で学習する数学の中でも、難易度が高いテーマに対して、どのように学習を進めていったのか見ていきましょう!
まず初めに、PowerPointを使い生徒に作図方法が提示されました。そして、なぜこの作図で表すことができるのか、「根拠」を考えようという課題を出されました。
PowerPointによって、視覚的に理解することができ、考えを深めていました。
最初の時点で、正解を導くことができた生徒は少数でしたが、正解できた生徒がいるというだけでとても驚きました。
次に、正解した生徒はオクリンクを利用し、ヒントカードを作成して自分の意見を簡略化し表現します。その後、周囲の仲間と考えを共有していました。
正解を導いた生徒はホワイトボードに解説を書き、他の生徒がそれを見て解決の糸口を見つけることができていました。
どちらも説明することで理解を深めることができますね。
まさに生徒が主体となって授業に取り組んでいました!
これまでに学んできた『円周角の定理』や『三平方の定理』、さらに『相似比』の知識を駆使しながら、生徒たちは課題解決に取り組みました。
答えを求める数学ではなく、「なぜそうなるのか」、「何を使えば説明できるのか」、という生徒の数だけ考えがある授業になっており、生徒たちがそれぞれ説明し合い、考え続ける時間になっていました。
授業を通じて、生徒一人ひとりが主体的に学び、他者と対話をしながら問題解決を進める姿が見られ、まさにこれからの時代に求められる学びの形が具現化されていました。
ICTの活用方法に関して、参観していただいた流山市教育委員会指導課の佐々木指導主事からも、「数学はどうしても紙に計算や、簡易的な図などを書くことも必要。紙とタブレットのハイブリット型が理想的で、今回の授業では両方活かせていました。」とご好評いただきました。
目の前の1万円札を、つかむことはできるか?
もし目の前にお札が落ちてきたら、皆さんは落ちる前にキャッチすることができますか?
落ちてくる1万円札(と同じサイズの紙)をキャッチするために、チャレンジした3名の生徒は指先に集中し、落ちてくるタイミングをあわせて準備します。
つかむために最大限の準備をしましたが1万円札は、惜しくも目の前をすりぬけていきました。
こんなに準備して待ち構えているのに、どうしてつかむことができないんだろう?
ということで、今日の学習課題は
「目の前のお札をつかむことができないのはどうしてだろう?」でした。
景山先生による2年6組での理科の授業。物が落ちてからキャッチするまでにどのくらいの時間がかかっているのか?2人組で1人は長い定規を手から離し、もう1人はそれをキャッチします。定規には長さに対応して反応時間が貼り付けられていて、定規が落ちてから何秒で反応できたのかを調べることができます。
実験結果はプリントに数値を記入し、タブレット端末を開いてエクセルファイルの中にデータを入力しました。
エクセルファイルは共有機能で1つのシートに生徒全員が同時に入力することができます。
また、今日の授業のファイルにデータを入力すると、自分のデータの平均値、クラスの平均値がわかり、全員の気付いたことを一覧で共有することができました。
実験を行ってみて、回数を重ねるごとに反応時間が早くなったと感じた生徒や、集中力が落ちてしまうので、反応時間は徐々に下がっていった生徒もいて、様々な気付いたことを、皆で共有しました。
クラス平均は0.2秒。これ以上反応時間を短くすることはできないのか?
2つ目の実験です!今回の授業ではアプリを活用します。タブレット端末の画面上に大きな黄色い〇が表示されたらクリック。計5回クリックして、反応時間を計測します。クラス皆で集中してクリックを行いました。
実験の結果から、皆と比べて反応時間の差はありましたが、0.2秒より早い反応時間はないことに、共有したデータから気付くことができました。
まとめでは、どうやらもの(お札や定規)を見てからものをつかむためには、時差(Aさんの言葉)があるのではないかと考えられました。
私たちは感覚器官で刺激を受け取り、受け取った信号をもとに行動している!その仕組みについて、次回の授業では皆で考えていくことになります。
本日は景山先生による研究授業が展開されました。単元名は「刺激と反応」。目に見えない体内の反応について理解していくために、視覚的に理解できる教材(アニメーションなど)を使用し、結果をまとめて分析し、意見を共有するためにExcelの気付き共有シートを活用されました。本校の学校教育目標「自律(自立・協働・貢献)」に向けて、生徒が自分たちで工夫しながら成功につなげられるような活動になるように、班活動における問題解決に向けた工夫を大切にしました。
また、本校の研究主題は「ICTを活用した教育の探求~一人一台端末の効果的な活用で、楽しく学び、学びをさらに豊かに~」です。ICT教材を活用することにより効率化や可視化を図るだけでなく、気付きや意見を共有しました。何より生徒は授業を通して楽しく学び続け、学びをさらに豊かにすることができた時間を過ごせたと思います。
今後も刺激と反応について授業が行われますが、楽しく、学びを更に豊かにしていく経験がたくさん積めるよう、私達も授業を展開してきたいと思います。