「礼に始まり、礼に終わる」~3年生 キャリア学習・進路開拓に向けて~
12月に入り、進路開拓に向けた準備とキャリア学習の一環として、自分の志望理由や中学校で頑張ったことをまとめたり、面接の作法を学んだりしました。また、一人一人の志望校の検査内容や選抜方法に応じて、実践練習に取り組み始めました。今回は、「面接と作文」の形に慣れてみようとうことで、取り組みました。今後、少しずつその他の形式を取り入れたり、服装を考えたりして本番を想定しながら進めていく予定です。
面接練習の様子です。
先生方が面接官役で、中学校で頑張ったこと・志望理由などを答えています。
みんな、いつになく固い雰囲気です・・・緊張かな!? ナイストライになっています!!
「失礼します」と言って、入退室をしたり、丁寧な言葉で答えようと頑張っています。
『礼儀正しく』ふるまうって、なれないと肩がこりますね・・・
こちらは、作文練習会場です。
みんなの目つき、表情、原稿に向き合う姿勢、原稿に顔がついてしまうぐらい集中して一心に書き込んでいる様子が、とても伝わってきます。その姿勢で取り組んでいることが、「プライスレス」です。
課題は・・・次のテーマを選んで、原稿用紙に500字~600字で書く。です。
テーマ例は・・・
「5年後の自分はどのような人間でありたいか。」
「志望理由」
「自分が大切にしている言葉、生かされる場面」
「AIやロボットが増えていく中で人間はどのような力を身に付けるべきか、入学後その力をどのように身に付けるか」
「人類が発明・発見したものの中で素晴らしいものは何か」などなど、多岐にわたっています。
今回、面接の作法や作文力を身に付けるきっかけは、みなさん自身の進路開拓に必要で、面接担当の先生などに失礼ないようにするためのふるまいを身に付けようと思ったことが、大きい動機であったかもしれません。
でも、今回の進路開拓のためだけにあるものではないと思います。「礼に始まり、礼に終わる」という言葉があるように、剣道・柔道・どのような競技でも、どんな相手にも、礼儀・礼節を持って接し、相手を敬う心を持つことが大切だと思います。この活動を通してそれを身に付けると、人として、どのようなときでも、そこで関わる人を敬う気持ちを持つ大切さと、それが伝わる作法をわきまえられる人に近づいていくこと。また、面接や作文では、課された問いのテーマに対して、自分の言葉を持ち、人に表現する力を伸ばすことにつながります。
今後も、この学習は続きます。その活動のゴールを、入試の合否とせず、「関わる人の気持ちに沿い、敬いあえることで、お互いの気持ちを大事にできること。」や「自分の考えを持ち、言葉を持つ人としての軸を太く持てる人になること。」を目指して、進路開拓、そしてキャリア学習の通過点としてとらえ、人としての力を高める時間に昇華していきましょう。