飯中 Now
2年生校外学習18
生徒たちが、江戸の人々の道中姿を見学しています。とても美しい着物を着ていました。
2年生校外学習17
「そふとくりーむ」という食べ物を食べています。とっても美味しそうです。
2年生校外学習16
先生たちも、生徒と一緒に手裏剣道場で手裏剣をしました。とっても楽しんでいます。
2年生校外学習15
生徒たちは、食事後、各テーブルごとにお皿などをきれいに片付けてくれました。マナーもしっかりしています。
2年生校外学習14
日光江戸村で昼食です。鉄板で焼肉を焼いて食べています。コロナ対策で、対面にならずに、焼けるまでマスクをしています。みんな楽しく食事をしています。窓も全開で、換気も十分です。暖かい日でよかったです。
2年生校外学習13
3組の集合写真です。
2年生校外学習12
3組の集合写真です。
2年生校外学習11
2組の集合写真です。
2年生校外学習⑩
1組の集合写真です。
2年生校外学習⑨
日光江戸村に着きました。忍者さんが手指消毒をしてくれました。
1年生球技会 ~いい汗かいた!楽しかったぁ!!~
1年生は本日、球技会を行いました。青空の下でのサッカーと体育館でのバレーボールです。感心したのは、体育委員が中心となり、準備、運営を見事なまでに、てきぱきとこなしていたことです。また、リーダー達の指示にきちんと従うフォロワーシップがなされていたこと、そしてチームでねぎらいの言葉が飛び交い、楽しくプレーできたこと、また私が驚き、嬉しかったことは、1組がピンク、2組が白、3組がグリーンのマスクで色を揃えていたこと。行事が少なかった令和2年度でしたが、生徒達が自分たちのクラスに、誇りと団結意識を持つに至ったということの表れなのです。年度の終わりに、爽やかな汗をかき、楽しい思い出ができたことを嬉しく思います。(3月23日 校長)
2年生校外学習⑧
判別行動が終わって、数班が帰ってきました。帰着の報告をしてきます。
2年生校外学習⑦
日光東照宮を見学した後は、輪王寺または二荒山神社に見学に行っています。結構な距離を歩いています。
2年生校外学習⑥
日光東照宮の前で笑顔の写真撮影です。日光は少し雲がありますが、とても過ごしやすいです。生徒たちも班ごとに色々な場所を見学しています。
2年生校外学習⑤
「見ざる言わざる聞かざる」の三猿で有名な神厩(しんきゅう)の前で写真撮影です。
2年生校外学習④
日光東照宮の判別行動を開始しました。最初に鳴き龍をみんなで見学しました。音が反響して、鈴のような音が聞こえました。
2年生校外学習③
日光口のパーキングエリアで2回目のトイレ休憩をしました。空気は少しひんやりしています。予定よりは30分くらい早まっています。
2年生校外学習②
ただいま、最初のトイレ休憩を済まして、佐野インターを出発しました。バスの中ではDVDを見ています。全員、元気です。休憩中には、バスの窓を全開して、換気もしました。
2年生校外学習
これ以上ないほどの快晴の朝、2年生108名の参加予定の生徒全員が時間通りに登校し、栃木県への校外学習がスタートしました。本日は、本校教頭を引率責任者として、2学年職員(特別支援学級2学年担当を含む)、養護教諭とで引率を行います。健康・安全ファーストで行ってまいります。(3月23日 校長)
2年生校外学習①
出発式が終わり、7時に出発をしました。行ってきます。
教科の授業と給食の最終日
令和2年度の学校生活もいよいよ最後の週となりました。今週の金曜日は、修了式を行い、それぞれの学年が終わりとなります。この1年間様々な事がありました。歴史に残る新型コロナウイルスによる休校やその後の活動の制限がその最たるものでした。そんな中、飯沼中の生徒達は本当に、本当によくがんばりました。生徒のみなさんの中には、「がんばった」という実感などなく、毎日楽しく学校で授業を受け、部活動をやり、友達と楽しく過ごしたという思いの人もいるかもしれませんね。しかし、それこそがよくがんばったことなのですよ。それでいいのです。さあ、最後の一週間をどの様に過ごすかは君達次第です。本校の学校教育目標、自主実行 ~自ら学び進んで実行~この原点に立ち返り、一週間を過ごしてみましょう。今日は給食最終日です。1年間、安心、安全、美味しく、嬉しい給食を作ってくださった給食センターのみなさんに感謝しましょう。また、今日は教科としての授業の最終日となります。この1年間多くのことを学び、学力が付いたはずです。しかし、3月の学校だよりにも書きましたが、学ぶことに終わりはありません。春休みの宿題も今年からしっかりと出るはずです。4月から進級した次の学年において、学習で良いスタートを切るために、家庭学習をしっかりとやること。最後に明日は、2年生は栃木県へ校外学習、1年生は球技会が予定されています。どちらも健康・安全ファーストで楽しい行事になることを願っています。(3月22日 校長)
First one
♪ナンバーワンにならなくても…オンリーワン♪というSMAPの曲がありますね。学校教育でもよく言われています。1人1人が持っている良い個性を磨いて、この世にたった1人の存在になってほしいものです。さらに私は、これから先の社会で活躍して生きて行くために必要なこととして、次の言葉を意識して生きていけるとよいと考えています。それはFirst oneです。つまり、何かをやろうとしたら、最初の人になりなさいということ。「みんながやっているから自分もやろう」では、生き方としてはどうかと思います。もちろん時と場合に応じて、周りをよく見て、一番良い方法を遅ればせながら取り入れる事も、必要な場合もあるとは思いますが…。私が新任の教師の時、私を指導してくださった先生はよく、「早し良し、ちょうど遅し」とおっしゃっていました。「早し良し」とは、何かをやる時には、とにかく早くやり始めなさい、たとえそれが不十分な出来でも、早ければ指導を受け修正し、良いものにすることができる。あれこれ悩んでいるより早く手を付けなさいという事です。締め切りちょうどにギリギリ間に合わせるような取り組みでは遅いということ。それが「ちょうど遅し」ということです。やらなければならないことがあるときは、いやだ、いやだと先延ばしにするのではなく、何事も勉強だと思い、どんどん手をつけて進めるようにしましょう。3月中にやっておかなければならないことはありませんか…。何事もてきぱきとやることが、First oneにつながるのです。(3月19日 校長)
1、2年生保護者会 ~ありがとうございました~
本日は、午後1、2年生の保護者会を行いました。お忙しいところご来校いただきました保護者の皆様、ありがとうございました。今年度が間もなく終わろうとしています。今年度は新型コロナウイルスの影響で、学校の教育活動が大きな影響を受けた年でした。国や県、市の教育委員会や学校医の指導を賜りながら、1つ1つ判断をし、なんとか年度末を迎えようとしています。ここに至るまで、色々とお思いの事もあったことと存じますが、保護者、地域の皆様のご理解とご協力のおかげでここまで来られたことに感謝を申し上げます。大変ありがとうございました。そんな1年間でしたが、生徒達はよく成長しました。授業を始め、様々な場面で、生徒のこの1年間の成長を垣間見ることができ、来年度の期待が膨らみます。今年度も残りわずかとなりましたが、最後の最後まで気を抜かずに教育活動をやり切ります。本日はご来校ありがとうございました。(3月18日 校長)
春に
春に
作詞:谷川俊太郎 作曲:木下牧子
この気持ちはなんだろう 目に見えないエネルギーの流れが 大地から足の裏を伝わって
この気持ちはなんだろう ぼくの 腹へ 胸へ そうして のどへ 声にならない さけびとなって
こみあげる この気持ちはなんだろう
枝の先のふくらんだ 新芽が心を つつく 喜びだ しかし悲しみでもある いらだちだ しかも安らぎがある
憧れだ そして怒りが かくれている 心のダムに せきとめられ よどみ 渦まき せめぎあい
いま あふれようとする
この気持ちはなんだろう あの空の あの青に 手をひたしたい まだ会ったことのない すべての人と
会ってみたい 話してみたい 明日とあさってが 一度に来るといい
地平線のかなたへと 歩きつづけたい 声にならない さけびとなって こみあげる この気持ちはなんだろう
これは合唱祭などで唄われる有名な曲で、私も学級担任をしている時代に、クラスで選び、唄った思い出深い曲です。この歌の歌詞ほど、春の新鮮でやる気や希望に満ちあふれた気持ちを表しているものは他にないだろう。今年は例年より春の到来が明らかに早い。まだ年度末で、今年度が終わったわけではないが、中学生諸君は、春のエネルギーをもらい、ワクワクし、躍動する気持ちが早くも沸き起こっているのではないだろうか。諸君のがんばろうとする前向きな気持ちに期待する。(3月17日 校長)
進級の準備をしよう
今日、校内の桜の木がついに咲き始めました。明日も暖かい予報が出ていますので、桜の開花が相当に進みます。陽射しも、空気も、風も、すべてが春ですね。さて、1、2年生の諸君、先日3年生は、それはそれは立派な姿で本校を巣立っていきました。心温まる感動の卒業式でした。次は2年生、そして1年生へとバトンが渡っていきます。今日を入れてあと9日で3学期が終わり、令和2年度の学びが修了となります。4月から2年生は3年生へと進級し、飯沼中学校の顔となります。また1年生は2年生へと進級し、今年以上に多くの事を学び、成長します。先輩を超えることができるでしょうか…。心、体、頭のすべてで進級の準備をしましょう。(3月16日 校長)
卒業した3年生諸君へ
今日から飯沼中学校は、しばらくの間、1、2年生だけで生活をします。いつものように、授業中フラフラと校内をまわっていますが、2階の廊下や教室はがらんとして静まり返っています。昇降口の3年生の場所にも靴がありません。少しさみしい気がします。校長の私がそうなのだから、3年生の先生方は、心に大きな穴がぽっかりと開いていることでしょう。3年生の諸君は、進学先の学校の入学式までは、時間にゆとりのある日々となります。31日までは本校の生徒ですから、少しだけアドバイスをすると、本をたくさん読みなさい。そして高校の教科書を予習しなさい。特に数学や英語は非常に難しくなります。その上、進むペースはかなり速くなります。もう遥か昔の話になりますが、私は数学の予習を自学自習するために、教科書ガイドを購入し、役立てていました。最後に、外に出て体を動かしてください。すべての基本は健康です。健康・安全な人生をどうか送ってくださいね。校長からの最後の授業でした。(3月16日 校長)
令和2年度 第39回卒業証書授与式
草木も喜ぶ、暖かな春の雨の佳き日に、春日部市立飯沼中学校第39回卒業証書授与式が行われました。新型コロナウイルスの影響で、式の内容もかつてのような盛大なものとはいきませんでしたが、シンプルで心温まるよい卒業式を行うことができたことに、本校職員を代表し、お礼を申し上げます。ありがとうございました。(3月13日 校長)
準備は整いました
本日午後、2年生の生徒と1年生の一部の生徒、そして本校教職員で明日の卒業式の会場をはじめとする諸準備を行いました。1、2年生の心遣いが今日も感じられました。ありがとうございました。いよいよ明日は、卒業証書授与式です。準備は整いました。
1年生学年活動 ~みんな笑顔で楽しく午後を過ごしました~
本日は、2年生の校外学習が予定されていましたが、緊急事態宣言の延期に伴い、校外学習も23日に延期となりました。2年生は給食を止めていたのですが、再度の給食の準備に必要なタイムリミットが過ぎていたため、給食なしで下校となりました。3年生は午前中、卒業式の予行を行いましたが、見事な仕上がりとなっていることに驚きました。素晴らしい卒業式が予想されます。予行に引き続き、生徒表彰を行いました。午後は1年生だけとなりました。この機を逃さず、1年生たちは、学校の敷地内の全てを活用して、班別対抗のオリエンテーリングを行いました。クイズあり、課題ありと班員たちで協力して、謎解きをし、課題をクリアしながらゴールを目指しました。春の暖かな日に、楽しい思い出となる活動ができました。(3月11日 校長)
東日本大震災 ~あれから10年が経ちました~
平成23年3月11日午後2時46分、東北地方の太平洋沖でマグニチュード9.0の地震が起きました。地震名は東北地方太平洋沖地震、災害名を東日本大震災と言います。東北地方の太平洋側の県を中心に、被害はあまりにも大きなものでした。特に津波の被害が大きく、場所によっては、津波の高さは30m以上にも及び、建物の屋上に逃げた方々も助かることなく命を落とした方もたくさんいました(学校の屋上は、約12mくらいです)。亡くなった人や行方不明の人を合わせると1万8000人以上にのぼりました。あれから10年が経ちました。生徒諸君は3歳から5歳の年齢だったのですね。覚えている人もあまりいないのではないでしょうか…。私がその時勤めていた学校では、午後三年生を送る会を行っており、生徒全員が体育館にいました。教務主任だった私は、一人職員室で電話番をしながら仕事をしていました。突然の大きな地震で、大変驚いたのを覚えています。職員室の先生方の机の引き出しが、地震の揺れで開いたり閉じたりするほどでした。はじめの大きな揺れは1分くらいで収まったように記憶しています。すぐに、体育館に放送を入れ、校庭に生徒を避難させました。その後もしばらく、大きな揺れが2、30分の間、断続的に続いていたように記憶しています。揺れが収まり、中学生達を気をつけて下校するように指導し、職員室のテレビをつけると、目を疑うような津波の映像が流れていました。新型コロナウイルスも大変な思いをしていますが、東日本大震災も人々に与えた影響は計り知れないほどの大きなものでした。津波により家も家族も何もかもを失い、泥だらけの格好で立ちすくむ人をテレビで見た。新型コロナウイルスをも含め、命とは何か、健康・安全とは何か、学校教育とは何かを痛烈に思う。被災されたすべての方々に哀悼の意を表します。今日は全校生徒で、黙祷を捧げ、ご冥福をお祈りするとともに、命の大切さ、災害の恐ろしさ、そして地域社会に生きる者として何ができるかを考えさせる一日とします。また、飯沼中学校での3年間の教育を通し、人生でどんなに辛いことが起こっても、夢や希望を捨てずに立ち上がり、前に進むことのできる、優しさと強さを持った人間を育成することを教職員で確認する日とします。(3月11日 校長)
心
1、2年生の生徒達が、卒業する3年生に向けて、昇降口に飾りつけをしました。桜の花びらには、3年生の先輩方への感謝の気持ちと春からの高校生活へ向けてのエールが個性豊かに表現されている。もう多くは語らないが、3年生の諸君が1、2年生だった時と同じように、いやそれ以上に、後輩たちは偉大なる3年生の先輩への尊敬や憧れを抱いているに違いない。そんな後輩たちがコロナ禍でできることを考え、昇降口に飾りつけをしてくれてた。私は校長として、1、2年生のそんなささやかな、しかし懸命な気持ちや行動が嬉しく、そして愛おしく思う。また、そんな生徒達を日々指導してくれる教職員を誇りに思う。3年生の生徒諸君、1、2年生の心を受け止めよう。そして、立派に卒業していくことで後輩たちに心を残そう。(3月10日 校長)
【福祉学習】
1年生が家庭科の介護の単元の学習として、本日福祉体験学習を行いました。社会福祉協議会様から介護体験の用具をお借りして、体の不自由なお年寄りの方々が、日常生活でどんな不自由を感じているのかを体験しました。また、介護をする側の立場に立った視点でも考えさせていました。今後生きていく上で役立つ貴重な体験学習でした。(3月10日 校長)
5、6組で3年生を送る会を行いました
本校の特別支援学級(5、6組)で本日午後、3年生を送る会を行いました。5、6組からは2名の生徒が卒業予定です。この日のために準備した飾りや練習を重ねたダンス、そしてメッセージカードなど手作りの心のこもった温かな会となりました。3年生との別れは寂しいけれど、4月から新しい学校でがんばってほしいものです。4月から新2、3年生になる現1、2年生もこれから益々明るく、元気にがんばりましょうね。(3月9日 校長)
県公立高校合格発表
小雨の混じる朝、県公立高校の合格発表が行われました。本校からも82名の生徒が過日、受験をし、固唾をのんで今日を迎えたことでしょう。結果は、悲喜こもごもでした。受験とは定期テストは違い、総合得点の高い者から合格者を決め、定員に達した時点で以下不合格となります。82名もの生徒が受験するわけですから、全員が合格というわけにはいきませんでした。まず、合格した生徒諸君、おめでとう。君自身のがんばりもあったであろうが、周りで支えてくれたり、心配してくれたりした方々に感謝の気持ちを改めて持とう。そして今後の一層のがんばりをここで誓おう。次に不合格であった生徒達、残念だったね。でも大丈夫だ!顔を上げなさい。君が不安と闘い、懸命に努力したことを家族は、仲間は、先生方はちゃんとわかっている。これからの長い人生、勝つことより負けることの方がずっと多いのです。神様は乗り越えられる試練しかその人に与えません。今日の気持ち、今日の景色を決して忘れずに新たな誓いを立てよう。そして、高校受験での苦い思いを乗り越えたから今の自分があると、いつか言える日が必ず来るので、体勢を立て直し、気持ち新たに一歩を踏み出そう。合格した者も不合格であった者も大切なことは、決まった進学先で心新たにがんばることです。いつまでも浮かれているな、いつまでも落ち込んでいるな。前を向き、次の扉を開け、進む準備をしなさい。最後に、一番心配をかけ、力になってくれた保護者の方へのお礼を必ずすること。今日は、また1つ大人への階段を上りましたね。(3月8日 校長)
楽しかったぁ、いい汗かいた! 3年生、最後に良い思い出ができました
今日は、二十四節気の1つ啓蟄(けいちつ)です。啓蟄とは、虫が冬眠から目覚め、活動を始める頃という意味です。さて、3年生は午前中、球技会を行いました。実行委員の生徒達は、昨日の午後、校庭にラインを引いたり、体育館の壁に貼る対戦表などの準備を行ってくれていました。天気にも恵まれ、春の空気に包まれた校庭と体育館でサッカーとバスケットボールを行いました。笑顔と歓声、そして光る汗。来週は、月曜日に県立高校の合格発表があり、週末には卒業式が控えています。まだまだ心からの安堵感はないのかもしれません。健気にスポーツを楽しむ3年生を見ながら、心の内は、どれほど不安だろうか…、自分が3年生の担任だった時のことや、我が子の時のことなど様々な思いが交錯しました。多くの生徒にとって、人生で初めての進路選択と受験…、教師や保護者は、子供がつまずいたり、転んだりしたときは、そっと手を差しのべる準備を整え、あとは自分の力で立ち上がり、歩き出すのを見守るしかないと自分に言い聞かせました。3年生の生徒達は、本校でこれまでに学ぶべきことを全て学び終えていますので、教師は今日、何もしなくても、すべて自分たちで運営し、楽しむことができました。立派な成長をまた1つ感じました。3年生、最後に良い思い出ができましたね!(3月5日 校長)
在校生諸君へ ~送る心を考える~
いよいよ来週、3年生は慣れ親しんだ飯沼中学校を卒業していく。毎日当然のように顔を合わせていた仲間たち、学校という場で、学年、クラス、部活という絆で結ばれた人間関係もいよいよ終わり、春からは、それぞれの違う道を歩み始める。学校は誰もが安心して過ごせる、楽しく安全なところである。その居心地のよい場所を巣立っていく3年生、また新たな居心地の良さを見知らぬ環境の中で作り出して欲しい。そして、自分というものの可能性を探り、追求していくことのできる人になって欲しい。不安もあるだろうが、今までと違う自分に生まれ変われる可能性もある。改めて自分というものを見つめ直すチャンスにもなるだろう。さて、卒業式は、中学校3年間を通じて、最も意義深い行事である。入学から卒業までの3年間いや9年間の義務教育いや15年間の成長を発表する行事です。2年生は1年後、1年生は2年後の自分を想像してごらん。姿、形だけでなく、内面的にも悩みながら成長した卒業生の君がいるはずだ。みんなは、これまでにたくさんの方々に愛情深く可愛がられ、心配され、期待されてここまで成長してきたのです。これまでお世話になった方々への感謝とこれからの決意を姿で示す、それが卒業式だ。3年生にはお世話になったね。今年は新型コロナウイルスの影響で、休校があり、部活動や体育祭、合唱祭で、その存在感に圧倒される場面は少なかったのは事実です。しかし、この1年間、本校の学校教育目標である自主実行の精神に則り、自らよく学び、進んで様々な事を実行していた3年生の後ろ姿を見てきたはずだ。その意味で、たくさん面倒をみていただきましたね。本来であれば、卒業式に参加し、今度はみんなが精一杯の歌声や態度で3年生を送り出す番なのです。ありがとうございました、がんばって下さいの気持ちを込めて。卒業式は在校生から最大の「エール」を贈る場でもあるのだ。しかし、今年は昨年度に続き、それができない。こんなに残念なことはない。しかし、それでも、どんな形でもいい、ありったけの気持ちを残りの日々で送ってあげて欲しい。これは校長の私からのお願いです。そして、そういう君達であれば、必ず君達の後輩も後に続きます。よろしくお願いします。(3月4日 校長)
3年生、奉仕作業ありがとうございました、お疲れ様でした。
桃の節句
今日3月3日はいわゆる、ひな祭り。また桃の節句とも言われます。旧暦(昔のこよみ)の3月3日は今でいうと4月上旬で、桃の花が満開の時期だったので桃の節句と言いました。桃は昔から邪気をはらい、不老長寿の効果があると言われていました。また節句とは季節の変わり目で1年に5つあります。1月7日の七草、3月3日は桃の節句、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕も節句です。5つ目は、あまり知られてはいませんが、9月9日は重陽の節句といいます。桃の節句や端午の節句は、ひな人形を飾ったり、鎧兜(よろいかぶと)を飾ったりして、昔の時代ですから、男女別々に子供の健康な成長を願う行事だったわけですが、親が子供の健やかな成長を願う気持ちは、いつの時代も変わらないものなのですね。日本の伝統的な行事を正しく理解し、受け継いでいきたいものですね。(3月3日 校長)
卒業式の練習が始まりました
春の嵐と言うのでしょうか…。今日は風雨が強く、どんよりとした空でした。しかし、そんな中でも中学生は元気でした。中学生からたくさんの元気をもらえる教員という職業は、なんて幸せなのだろうと思います。さて、3年生は今日から卒業式の練習が始まりました。今年は、新型コロナウイルスの影響で、昨年度に引き続き、在校生の参加はなし、来賓は教育委員会から1名のみ、昨年度から一歩前進して、保護者が各家庭から1名参加で式を執り行います。今日は式に向けた心構えを、校長、学年主任から、その後、服装の留意点や具体的な動きについて学年の担当から説明をし、実際に少しやってみました。私の見る限り、初めての練習にもかかわらず、3年生の生徒達は静かに集中し、よくがんばっていました。感動の卒業式を予感することができました。(3月2日 校長)
もう1つの卒業証書
いよいよ3月です。本日は県公立高校の面接試験が行われました。面接試験を受験した生徒諸君につきましては、緊張やプレッシャーで大変だったことでしょう。ここまでお疲れさまでしたね。あとは結果を待ちましょう。さて、3年生で本日登校した生徒達は、2校時にお世話になった飯沼中や地域へ感謝の気持ちを込めて、美化活動を行ってくれました。これまで不安やプレッシャーと闘ってきたのでしょうね。ここまでの諸君のがんばりに敬意を表したいと思うと同時に、嫌な顔一つせずに笑顔で美化活動をしてくれたことに頭の下がる思いがしました。春の優しい空気の下で、受験がとりあえず終わった安堵感に満ちた穏やかな表情で作業をしてくれました。3年生諸君、入試お疲れさまでした。そして美化活動をしてくれてありがとうございました。1、2年生は、3年生の後ろ姿を黙って見て学んでください。そして、先輩方を超えることが恩返しになるということを忘れずにこれから過ごしていきましょう。最後に、そんな立派で素晴らしい3年生へ、保健室の先生が特別な卒業証書を1人1人に作ってくださいました。義務教育9年間の身体の成長が一目でわかるようなもう1つの卒業証書です。宝物になると思います。多くの方々に祝福される3年生、それは諸君がこの3年間よくがんばったことの証なのです。(3月1日 校長)
2月が終わります
今日は埼玉県公立高等学校の入学試験の初日でした。本校3年生82名が無事に受検をしました。このブログを読む頃は、試験は終わっていることでしょう。終わったことは気にせず、月曜日の面接(32名が受検)に備えましょう。面接については、ほとんどは事前に想定した設問集で大丈夫です。自分で考えた原稿をスラスラと表情を作って実際に言えるようにしておくことが大切です。面接を控えている諸君は、土日も最後のがんばりで面接対策をしよう。また、1、2年生の諸君は期末テスト二日目お疲れさまでした。1、2年生は3年生とは逆に、テストが終わってからの振り返りをすること、やり直しをすることこそが期末テストの意義です。その時、その時にしっかりとやるべきことをやった者は、必ず先々自分の財産となり、生きる世界や可能性が広がります。「1月は行く、2月は逃げる」とはよく言ったもので、本当にあっという間に1月、2月が終わります。3月は、1年のまとめと4月からの準備をしっかりとやっていきましょう。(2月26日 校長)
試験
試験には、行う目的がいくつかあり、試験を受ける側の対応や心構えも違ってきます。1、2年生は、今日、明日と期末テストです。何度もこのブログで言ってきましたが、定期テストは生徒や先生方が、君達がどのくらい力がついたのかを知り、それぞれの立場で今後に活かしたり、成績をつけたりすることが目的です。ですから生徒諸君は、今後に活かすことが絶対に必要なわけです。試験が返却されたら、できていなかったところを勉強し直して、できる状態にしておくことがとても大切なことなのです。一方、高校や大学の受験、入学試験は、点数の高い者から順番に、定員数を確保するために行う試験です。これは一発勝負!です。今日は千葉県の公立高校の入試二日目、明日は埼玉県の公立高校の入試日です。本校の3年生は110名中82名が受験します。一発勝負のため、しっかりやり直しをしなさいとは言えません。これまで培ってきた力を発揮できるように祈っています。今日は持ち物の準備をして、早く寝ましょう。そして、明日は肩の力を抜いて、深呼吸をして、リラックスして試験に臨みましょう。(2月25日 校長)
県公立高校入試
いよいよ今日から千葉県の公立高校の入試です。隣接地区であるため、本校からも受験する生徒がいます。明日は面接です。がんばる必要はありません。今まで蓄えてきた実力を出せばよいのです。そのためには、肩の力を抜き、深呼吸をして、リラックスして試験に臨むことが大切です。また、明日の面接も、基本笑顔で、そして、ここぞ!というところでは、相手の目を見て、目でものを言うように力強く言うことが大切です。力を発揮することができるよう陰ながら祈っています。また、埼玉県の公立高校の入試も26日(金)と3月1日(月)に控えています。スポーツの大会前と同じで、試合前だからといって、たくさん練習をし過ぎてしまうと、本番当日、筋肉痛で力を十分に発揮できなくなってしまいますよね。入試も同じで、今日からは、軽く最終調整をすればいいのです。健闘を祈ります。(2月25日 校長)
春の空気に包まれて
まだ2月だというのに、ここ数日は大変暖かく、昨日も自宅の近所を散歩していると、菜の花やスイセン、梅は咲き誇り、桜もいくつか花が開き始め、春の空気に満ちていました。生徒諸君は、春の空気と聞いて、イメージが浮かびますか。空気はまだ少し冷たいが、温かくなりかけ、生命の息吹を感じる早春の空気のことです。人々の気持ちも、新しい生活に希望を馳せる人もいれば、卒業や転勤、退職などの別れの淋しさで心が満ちる人もいます。飯沼中のみなさんはどうでしょうか。さて、今週は1、2年生が25日(木)から期末テスト、3年生は26日(金)に県公立高校学力検査が予定されています。この時期は、以前このブログにも書きましたが、三寒四温と言って、暖かい日と寒い日が半々くらいに訪れます。油断をすると風邪をひきやすい時期とも言えます。大切なテストが控えている訳ですから、健康管理も大事なテスト対策の1つなのです。最近はどの学年の生徒達を見ても、それぞれ立派な中学生だなと感心するほど、この1年間の成長を感じます。今週はテストに向けて、特にしっかりと過ごし、実力を発揮できるようにしましょう。(2月22日 校長)
お風呂の原理(再掲) ~土日はみんな勉強だ~
明日からの土日、そして23日の天皇誕生日は、飯中生は全員!勉強づけの日にしましょう。3年生は県公立高校入試の直前です、1、2年生は3学期の期末テスト直前です。部活も全員ありません。緊急事態宣言の発令期間中ですので、不要不急の外出も自粛です。よって、何事もよく考える飯中生なら、勉強を徹底的にする休日にする以外ありませんね。ここで、以前このブログで書いた、お風呂の原理をもう一度載せます。
生徒諸君の中には、家庭学習をやっても成績が上がらないんだよなぁ…と思っている者がいるかもしれませんね。ここで、私が勝手に、お風呂の原理と名付けている話があります。家での仕事分担で、お風呂を洗い、お湯をはることが自分の役割である生徒もいることでしょう。お風呂に水を入れるときのことを思い出してください。お風呂に栓をして、水を出すと溜まっていきますよね。その様子をまだかなぁ…と思って見ていると、なかなか水は溜まりませんよね。でも、その場を離れ、テレビを見ていたり、他のことをしていると、あっという間に水が溜まりますよね。今は自動で水が止まるお風呂が多いと思いますが、ひと昔前なら、水があふれてしまい、大変なことになってしまうこともありました。勉強もこれと同じなのです。昨日は1時間勉強した、今日は1時間半。成績が上がったかなぁ…と思っているうちはなかなか成績は上がりません。そうではなく、学校で習ったことを家で復習したら、ワークができた、家庭学習で教科書を読み、意味を調べて次の日の授業に臨んだら、授業がよく解った。この、解った、できたという喜びや、やりがいを、さらに、もっとやってみようというやる気に変えるのです。テストの点数や成績のことなど忘れ、解るって楽しいという気持ちを味わい、日々家庭学習を続けてみよう。しばらくすると、必ず君の成績は上がっていますよ。(2月19日 校長)
生徒諸君に問う ボランティアとは…
先日、学校評価アンケートの集計結果を保護者の皆様にお伝えする手紙を配りましたね。生徒が回答した内容の集計結果の中で、積極的にボランティアをしているという質問項目への回答が48.2%という低い結果でした。私はこの結果を見てまず思ったことは、今年は、新型コロナウイルスの影響で様々なイベントが中止となった。例年大凧マラソンの給水所ボランティアに100名以上の生徒がボランティアとして参加しているので、今年はこの数字なのかなと…。しかし、よく考えてみてほしい。ボランティアの意味は、自由意志、自ら進んでやることです。まだまだ奉仕というイメージが強いようですが、そうではなく、自発的な意志に基づいて、人や社会に貢献することです。もう少しわかりやすく言えば、誰もが、自分でできることを自分の意志で、時には周囲とも協力しながら見返りを求めずにする行動のことです。つまり、大凧マラソンや生徒会が声をかけて行うものに参加することだけがボランティアではないということです。電車でお年寄りや身体の不自由な方に席を譲る、街で目の見えない方が困っていたら声をかけ、そっと肩や腕を差し出す、学校を休んだ友達にプリントを届けたり、明日の連絡を教えてあげたりする、クラスで誰がやるのか決まっていないことが起きたら自らやる、3年生で進路が決まった者が決まっていない級友に気を遣い、励ましたり勉強を教えてあげたりする、数え上げたらきりがありませんが、自分の意志で自分ができることをやれたのかどうかを聞いている設問なのです。飯沼中には、ボランティア精神に溢れた優しい生徒がたくさんいることを私は知っています。アンケートを再度実施することはしませんが、私は生徒たちのボランティア精神は、十分に育っていると思っています。(2月18日 校長)
1,2年生 学力テスト
今日は、1、2年生が校内独自での学力テスト実施日でした。毎年、年度当初に、国や県の学力テストが一斉に行われますが、本校では、1年間のまとめであるこの時期に1、2年生を対象に学力テストを実施しています。1校時は学活扱いで自習とし、各自で最終調整を。2校時から6校時で5教科のテストを実施いたしました。入学試験と違い、定期テストや実力テストは結果が返ってきます。なぜかと言えば、結果を活かしてほしいからです。できなかったところをしっかりとやり直しをして、満点の実力に高めて次の学習に臨んでほしいからなのです。試験はやり直しが命なのです。(2月17日 校長)
3年生諸君へ ~カウントダウンが始まりました~
今朝、校長室でいつものように窓から見える青空に映える校舎や遠くに見える富士山を見ながら、3年生はあと何日登校するのだろうと思い、カレンダーを見て確認すると、今日を入れて2月の登校日はあと8日、3月は11日目の登校日が卒業式でした。ついにカウントダウン20日を切ったか…そんな思いで各教室を回っていたら、美術室で3年2組が授業をしていて、担当の内山先生が、来週は祝日なので、今日は君達が義務教育で受ける最後の美術の授業ですとおっしゃっているところに居合わせました。これから授業時数の少ない教科からどんどん、最後の授業になってゆきます。3年生諸君には、感謝の気持ちを込めて、ぜひ楽しんで残りの授業を受けてほしいです。(2月16日 校長)
県内一斉部活動停止について
本日の帰りの会で、県内一斉、部活動の当面の中止についての文書を生徒に配布しました。1月7日に緊急事態宣言が発令され、本校では、その社会的な意義を鑑み、当面の諸活動を停止とし、約2週間動向を伺いました。この期間に、様々な方面からご指導をいただいたり、情報を収集したりして部活動の再開についての準備を進め、再開にあたっては、全体指導の後に、各部でミーティングを開き、各部の活動の特性を考え、どのような活動が危険であり、そのためにどのような活動をしていくことが大切なのかを、顧問の指導のもとに、自分たちで考えさせ、新たな出発をしました。そういった経緯があるだけに、この度の部活動の停止につきましては、教職員一同、大変残念な思いであります。しかし、現実は変えられません。受け止め方を変えましょう。連日報道されている、新規感染者の数は、数字の上では明らかに減少しています。しかし、ここで安心して気が緩んだ行動をすれば、何度でも同じことを繰り返し、また新たな波が発生します。ワクチンもこれから徐々に普及していくと思われます。ここで、様々な視点でもう一度できる事をやり切り、宣言解除後には、気を抜くことは許されませんが、学校における教育活動の活動範囲を広げ、より豊かな活動ができるようになることを期待してがんばろうではありませんか。特に2年生は、春以降の学校総合体育大会や文化部のコンクールで部活の活動を終えます。したがってこの期間、家でダラダラ過ごすか、自宅でできる事を考えてするのかで、学総の結果に大きな影響を与えることになります。さらに、期末テストを今までにないくらいがんばることもできるのです。ピンチをチャンスに変える絶好の機会だと考えて、元気出していきましょう。(2月15日 校長)
いきいき子育て 25 【 啐啄同時 】
啐啄同時(そったくどうじ)という言葉、ご存知でしょうか。意味は、何かをするのに絶好のタイミング、逃してはならない好機のことです。啐とは、鳥のひなが卵から生まれ出ようとするときに、殻の内側からくちばしでつつくこと。啄とは、そのとき親鳥が外から殻を破ること。啐啄同時とは、まさに子育てや教育において、絶妙なタイミングで、いよいよという時に、教え導く者が、教わる者に力を与え、成長を助けることだと思います。ここで、ひな(教わる者)は、自分の事だけを精一杯がんばるわけですが、一方の親鳥(教え導く者)は、子の力を信じて待ち、ここぞという時に力を与える機を逃さないように見守り続けることが必要となります。1、2年生では、学習や生活上の事で悩んだり、つまづいたりすることはよくあります。3年生は、今まさに、中学校卒業後の新たな世界を切り拓くために、卵の殻を内側から破ろうとしています。中学生の子を持つ保護者の皆様、啐啄同時という言葉の意味を本日改めて考えてみてください。本校教職員も学校の先生という立場で、啐啄同時を意識して職務にあたらせます。(2月12日 校長)
3年生、中学校最後の期末テスト
本日10日(水)、そして明日の建国記念の日を挟み、12日(金)、3年生は中学校で最後となる期末テストが行われます。ここで、3年生には人生勉強の一環として話しておきたいことがあります。それは、ものごとの結果は不平等であるということ。平等であるべきは、機会の平等であり、これが保障されていれば、あとは個人でがんばるしかないのです。運動会でみんなで手をつないで一緒にゴールする幼稚園や小学校があるとも聞きますが、それは幼少時代限定の配慮であり、中学校そして中学校卒業後は、そうはいきません。今回のテストの結果も当然、1番から100番まで結果として現れます。しかし、機会の平等は保障されています。この場合の機会の平等とは、みんなに等しく1日24時間が与えられ、等しく学校で授業を受け、教科書もみな同じです。あとはみなさん一人一人がどれだけがんばるかなのです。試験の結果が悪いのは、自分の勉強が足りなかったから、分からないことをそのままにしておいたから、とことん追求しようとするかしないか、健康管理ができていなかったからなど、すべて個人の取り組みが問われます。これは今月26日に控えている、県公立高校の入試の結果も同じです。先ほど述べた運動会の例を考えれば分かりますが、結果を平等にしようとすれば、何らかの配慮した働きかけをしなければなりません。その行いは、やがて新たな不公正を生み出すことにつながります。ここまでを読むと、厳しい現実のように受け止める者もいるかもしれませんが、実はみなさんは既にこのような現実の中で生きてきています。部活動では、運動部の試合、文化部のコンクールなどはすべて、結果はなかなか思うようにはいきませんでしたよね。確かに人生で初めての進路選択において、結果の不平等は大きな痛みになるかもしれません。しかし、日本人は元々変化への適応力を持つ強い国民のはずだと考えます。明治の維新期そして戦後の復興期、阪神大震災や東日本大震災、この国はチャレンジ精神旺盛な人物たちを排出し、新しい社会を築いてきたのです。飯沼中で過ごした3年間では、日々の教育活動を通して、しなやかで強い人間を育て、自信を持って未来の社会に生徒を送り出すという合言葉で教育活動を行ってきました。生徒諸君には、寒風に立ち向かう力はあると信じています。(2月10日 校長)
歴史特別授業 ~春日部市神明貝塚を学ぶ~
本日は、1年生の社会科、歴史の授業の一環として、教育委員会の文化財保護課の先生方にお越しいただき、1校時から3校時までを使い、順番に3学級の指導をしていただきました。例年、小学校を中心に指導されているところを、無理を言って、中学校にレベルアップした内容のご指導をお願いしたところ、快く引き受けてくださりました。私もつい引き込まれ、時間を忘れて聞き入ってしまいました。印象的だったのは、みなさんの住む春日部市、庄和地区の神明貝塚、そして地元である米島や東中野地区にも集落があり、たくさんの出土品があること、そして近くにあった集落でも、出土した貝の種類が違うということは、何を意味しているのかなど、話を聞くだけでなく、考えさせられる内容だったこと。また、最新の進んだ研究により、縄文時代は狩猟生活というイメージが覆され、狩猟に加え、初期の農耕生活を送っていたことも分かってきたことなども印象的でした。さらに、考古学という分野も、科学技術の進歩により、社会科の歴史分野だけではなく、広きに渡る学問の分野と絡み合い発展しているということも驚きでした。実際に貝や動物の骨、石包丁や石斧、そして土器を見て、触る生徒たちの瞳は輝いていました。難しいことをわかりやすくご講義いただいた春日部市教育委員会の先生方には大変お世話になりました。楽しく興味深い授業をありがとうございました。(2月9日 校長)