カテゴリ:郷土資料館
【出張授業】「でばりぃ資料館」in桜川小学校
令和3年2月16日(火)に桜川小学校出向き、第3学年の児童に向けた、『でばりぃ資料館』を開催しました。
でばりぃ資料館は、5つのテーマの中から学校の要望に合わせて3つを組み合わせて展示・解説を行う方式が基本の形です。
今回は、「60年前の春日部」「昔の家の道具」そして「昔のおもちゃ体験」を選んでいただきました。“おもちゃ”と聞くと、学習として活用しにくいと思われがちですが、実は児童自身が自分の経験と一番照らし合わせ易く、今と昔の違いを感じるにはもってこいのテーマといえるのです。
桜井小の先生は昔のおもちゃブースを見て、「これがもう資料なんですね」と呟いていました。
お気持ちよく分かります(笑)
今回は体育館での開催です。約60年前の道具と、今の家庭で使用している道具を比べて、機能や形状の違い、また動力の違いなどを解説しました。
車のトランクに若干の余裕があったため、昔の学校の道具も持って行かせてもらいました。
また、昔のおもちゃブースでは、学校でご用意いただいた新聞紙を使い、「紙鉄砲」の製作体験をしました。
今は遊びといえばもっぱらテレビゲームという児童も多いですが、からくりおもちゃを触ると大興奮!アナログなおもちゃにも子供心をくすぐる要素はたくさんあるものです。
賑やかでとても楽しそうな姿が印象的な桜川小学校3年生でした!
『でばりぃ資料館』のご予約はまだまだ受け付けております。新型コロナウイルス感染拡大防止対策をして開催いたしますので、日程、会場、内容など、ぜひご相談ください!
エア博物館 ぬりえがふえました
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きょうどしりょうかんの、ぬりえがふえました。
おうちで、ぬりえをたのしんでください。
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【出張授業】「でばりぃ資料館」in南桜井小学校
令和3年2月5日(金)及び2月9日(火)に南桜井小学校出向き、第3学年の児童に向けた、『でばりぃ資料館』を開催しました。
今回のでばりぃ資料館は、なんと2日間開催!
1日目の2月5日には各クラスで航空写真や古写真を利用しながら、昭和時代の南桜井小学校周辺について学びました。
昭和前期の小学校の写真をみて、今と違うところを探してもらうと、建物の作りが現在と異なることや、服装・髪型の違いに気づき、とても驚いた様子。さらには、その写真が昔の南桜井小学校だと知ると、「えっ!?えっ!?」「これが!?」と大盛り上がりでした。
また、昭和40年の南桜井駅の写真では、駅舎に2階がなく、階段を上って別のホームに行くことができないことに注目してもらい、実は昔は反対のホームに行くには電車が来ていないときに線路を渡って反対側のホームに行っていたことなど、今の暮らしと比較しながら学んでもらいました。
2日目の2月9日には体育館で昔の暮らしや道具について解説を行い、その後、児童が4つに分かれた展示エリアを自由に見学しました。
こちらはでばりぃ資料館では今回が初出展となる昔の学校の道具ブースです。
教科書やランドセルの大きさが今とは異なります。また、昔の小学1年生の教科書はひらがなではなく、カタカナから習っていたことに驚いた様子でした。
読んでみて、触ってみて体験型の学習ですね!
ちゃぶ台の前では「ご飯だよ~」という声が!
昔の雰囲気・・・出てます!(笑)
南桜井小学校では2時間いただけたことで、より時間をかけてじっくりと学んでもらえたかと思います。
私たちも、毎回反省を重ねながら、よりよい資料館体験をしてもらえるよう思案しております。そのせいか、回を重ねる毎に少しずつ持ち運ぶ教材が増えていき、移動用の車に乗せることが困難になってきました(苦笑)
今回はテレビや新聞の取材もあり、コロナの中でも試行錯誤して教育を進める学校や行政の取り組みを紹介する良い機会となりました。
『でばりぃ資料館』のご予約はまだまだ受け付けております。新型コロナウイルス感染拡大防止対策をして開催いたしますので、日程、会場、内容など、ぜひご相談ください!
臨時休館延長のお知らせ
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、令和3年1月5日(火曜日)から3月7日(日曜日)までの期間、郷土資料館を臨時休館します。(2月7日までとしていたものを延長します。)休館中は、展示室にご入館いただけません。なお、3月8日(月曜日)は通常の休館日です。今後の新型コロナウィルス感染拡大状況によっては、臨時休館の期間を変更する場合があります。ご理解、ご協力をお願いします。
休館中も、電話、メールでのレファレンスは、受け付けております。
休館に伴い、下記のイベント、講座は中止します。
2月13日(土)古文書講座初級編・中級編
2月20日(土)体験講座「縄文土器から音楽を作るチャレンジ」
2月21日(日)体験ワークショップ 蓄音機で音楽を聴いて昔のおもちゃを作ってみよう
大衾(おおぶすま)って珍しい地名!?
言葉に地域差があるのと同様に、漢字にも特定の地域だけで通用する「方言漢字」がある
と紹介する『方言漢字 埼玉県編』(リーフレット)に、市内の地名「大衾」(おおぶすま)が紹介されました。
このリーフレットは、「八潮の地名から学ぶ会」という団体が発行するもので、県内で使用される「方言漢字」を紹介するものです。
同会によれば、「衾」のつく地名は県内でも数例あるそうですが、住居表示では「春日部市大衾」が県内唯一だそうです。
大衾の地名の由来については、つまびらかでありませんが、一説には「フスマ」は「フシミ(伏見)」と同語で、「フシミ」とは「うつみて見ること」。大衾は、下総台地から中川低地を見下ろすことのできる傾斜地なので、「大衾」と名付けられたといわれています(埼玉県地名誌)。
「大衾」の意味の真偽はともかく、地名がその土地の風土・環境、歴史・文化を体現していることは、いうまでもありません。そういえば、以前「中央」という地名がつくられ、古い地名が失われたことを紹介しました。
『方言漢字 埼玉県編』を発行された同会は、地名は土地の記憶であり、地域固有の宝、まちづくりに活かせるのだと提唱され、幅広く活動されています。このたび、同会のご厚意により『方言漢字 埼玉県編』をお分けいただき、郷土資料館に配架させていただくことになりました(なお、現在、郷土資料館は臨時休館中ですので、入り口付近のチラシラックに配架しています)。
ご興味がある方は、無料で配布していますので、ぜひお手にとってご覧ください。一風変わった「方言漢字」や珍しい地名が、県内でも多用されていることに驚かされますヨ。