ほごログ
博物館実習5日目・資料整理、教材研究
本日は市内の資料保管施設での資料整理、権現山遺跡の見学、教材研究を行いました。
午前は資料が収蔵されている施設に行き、今後展示に使われる予定の資料を運びました。昔の消火器から水車(みずぐるま)まで様々な資料が収蔵されていました。見たことのない資料がいくつもあり、どんな使われ方をしていたのかと思わず考えてしまいました。
その後、権現山遺跡に行きました。今は涼しげで気持ちのいい公園になっていました。ここから出土した穿孔(せんこう)土器は資料館に展示されているので、ぜひじっくりとみてみたいと思います。
午後は教材研究を行いました。
様々な教科の教科書から、資料を活用できそうな単元を探して活用法を考えました。理科や数学など、一見歴史資料と遠い関係にありそうな教科も、みんなで頭を捻って案を出していました。今日考えたものが、実際に使われる機会があればうれしく思います。
実習も後半に差し掛かってきました。残りの日も気を引き締めてしっかりと学んでいきたいと思います。
(令和5年度実習生)
博物館実習4日目・他館見学
本日は、他館見学として、草加市立歴史民俗資料館と八潮市立資料館の見学を行いました。
午前は草加市立歴史民俗資料館を見学しました。
非常に丁寧に解説をして頂き、小学生の利用者が多く、実際に触れて体験することが出来る展示方法を行っていることや、パネルの制作にも力を入れていることが分かりました。
午後に見学した八潮市立資料館では、古民家やマイクロフィルムの資料等、あまり触れたことがない資料についても詳しくお話を伺いました。また、水害や藍染に関する展示スペースからは、地域の特色を強く感じました。
皆、積極的に質問をしており、有意義で学びの多い時間を過ごすことが出来ました。
二つの資料館を見学したことで、地域について伝えるために意識していることや展示方法ついて学ぶことが出来ました。
実習もほぼ折り返しとなりました。残りの実習も一生懸命取り組んでいきたいと思います。
(令和5年度博物館実習生)
博物館実習3日目・資料取扱い実習
本日は資料の取扱いについて学びました。
午前は掛軸と巻物。学校の授業で実際に触ったことがある人も多かったようですが、持ち方や注意する点などはその時々によるため、慎重に扱わなければなりません。
実際に扱ってみると、しまい方の手順を飛ばしてしまったり、うまく巻けなかったりとなかなか難しく、皆真剣に手元を観察していました。
午後は考古資料、今回は資料を外に持ち出す想定で土器の梱包を行いました。
まずは梱包に必要な綿布団を用意します。そして、それを使って土器を包んでいくのですが、土器の形はものによってさまざま。大きいものもあれば、小さいものもあります。それらに合わせて適切な梱包方法を考え、丁寧に包んでいきます。
梱包・運送の際、どんな状態だと資料を傷つけてしまうのか、想像力の必要な作業であると思いました。
実習はまだまだ続きます。楽しみながらしっかり学んでいきたいと思います。
(令和5年度実習生)
実習2日目はワークショップと教材研究を行いました!
実習2日目は、お子様向けワークショップの補助と見学、そして小学校の教科書を用いた教材研究を行いました。
ワークショップでは、紙芝居「牛島の藤の伝説」の上演を3人ずつに分かれて行いました。紙芝居の読み聞かせは初めての経験でしたが、子どもたちは興味津々な様子で聞いてくれて、やりがいを感じました。おもちゃ作りにも楽しく参加していただき、無事にワークショップを終えることが出来ました。
また、蓄音機の上演を見学させていただきました。私自身、レコードから流れる音楽を生で聞く初めての経験だったので非常に印象に残りました。
教材研究では、小学校の全科目の教科書をじっくりと読み、博物館所蔵の資料と関連付ける方法を個人で考えまとめました。中には、アイディアの出づらい科目もあり、苦戦する場面もありました。博物館が学校と連携することにより、学びの幅を広げる博学連携の難しさを実感しました。
(令和5年度博物館実習生)
【臨時休館のお知らせ】8月5日(土)午後、6日(日)
令和5年8月6日(日)は、教育センターが埼玉県知事選挙の投票所として利用されます。そのため、準備を含め下記の日程で郷土資料館は休館となります。ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
〈臨時休館日〉
令和5年8月5日(土)午後
令和5年8月6日(日)終日
※令和5年8月7日(月)は通常の休館日となります。