学校給食ブログ
1月30日(火)給食センターの献立【神明貝塚献立】
・古代米ごはん
・牛乳
・ますの塩焼き
・山菜の澄まし汁
・里芋の煮物
全国学校給食週間(1/24~1/30)にちなんで、令和2年に国の史跡に指定された西親野井地区にある神明貝塚を身近に感じてもらえるよう、縄文時代をイメージした献立にしました。
米の生産は縄文時代よりも後の弥生時代になってからですが、古代米の赤米をいれた古代米ごはんに、ますの塩焼き、山菜の澄まし汁、里芋の煮物を組み合わせました。縄文時代の味付けは塩だけでしたが、給食では貝のだしをきかせ、しょうゆも使っています。
貝塚が作られた3800年前の縄文人が食べていた食材には、「ます、わらび、えのきたけ、なめこ、しめじ、里芋(山芋)栗、鶏肉(野鳥)、大豆、ほたて(あさり、はまぐり、しじみ)、どんぐりなどの木の実」などがあります。
また今日の澄まし汁には、北海道の八雲町から無償で提供されたほたてが入っています。
これは、ホタテ産地の八雲町が、町内の水産加工業者からホタテを買い取り、全国の学校給食に無償で提供する取り組みを行っているものです。
大粒の立派なほたて
給食では、なかなか使えない食材なのでじっくり味わってほしいです。
1月29日(月)給食センターの献立
・ごはん
・牛乳
・ハンバーグデミグラスソース
・レンズまめのスープ
・グリーンサラダ(たまねぎドレッシング)
レンズまめのスープは、以前から時々出ているスープです。レンズ豆は日本ではあまりなじみがなく、私も春日部の給食センターの給食で初めて食べた食材です。
メソポタミア原産のマメ科ヒラマメ属のレンズ豆は、その名の通りレンズのような形をした小さい豆です。海外ではスープやカレー、サラダなどにも使われるメジャーな食材です。
レンズまめにはビタミンB1、B2、B6、葉酸などのビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群は疲労回復効果や、肌や粘膜の状態をよくしたり、動脈硬化やうつ病を予防したりする効果があります。また取りにくい鉄分も他の豆に比べて多く含まれています。
1月26日(金)給食センターの献立
小学校
中学校
・(小学校)ツイストパン (中学校)ココア揚げパン
・牛乳
・ほうれん草オムレツ(ケチャップ)
・さつまいもシチュー
・カリフラワーサラダ(ノンオイルフレンチドレッシング)
寒い時期なので、食べて温まってもらえるようにシチューにしました。
シチューに使われているさつまいもは、ヒルガオ科の多年草です。原産国はメキシコやコロンビアなどの中南米があげられていますが、定説はないそうです。かんしょ、唐いも、琉球いもなどとも言われます。さつまいもは甘みがあり、味が栗に似ているので、栗(九里)の味と比べて「八里」とか「八里半」栗より(九里四里)うまい「十三里」と言われることもあります。英語でもスイートポテトと言いますね。
さつまいもはでんぷんが多く体がポカポカ温まります。ビタミンCも多いので風邪予防にもなりこの時期に食べたい食品です。
1月25日(木)給食センターの献立
・ごはん
・牛乳
・鰆の西京焼き
・筑前煮
・野菜のごましょうゆ和え
冬は煮物がおいしく感じられる季節です。筑前煮は数種類の具材を使うので、食品数を増やし栄養バランスを整えることができます。また具材を油で炒めるため、コクが出ておいしくなります。
子どもたちにも、この季節にぜひ煮物のおいしさを感じてほしいと思います。
1月24日(水)給食センターの献立
・麦ごはん
・牛乳
・冬野菜カレー
・海藻サラダ(柑橘ドレッシング)
1月24日から30日は、全国学校給食週間です。
学校給食は、明治22年に山形県鶴岡市の小学校で、お弁当を持ってこられない子どもたちのために、おにぎりと塩鮭と漬物を出したことが始まりとされています。その後各地へ広まっていきますが、第二次世界大戦のために中断されました。戦後、昭和21年12月24日より再開されましたが、今では冬休みのため、1か月あとの1月24日から30日が全国学校給食週間となりました。
全国学校給食週間は、給食にかかわる人たちや、給食を食べられることに感謝する1週間です。
2月25日(日)まで春日部市郷土資料館で開催されている「くらしのうつりかわり~なつかしのくらしの道具展~」に、昭和30年ごろの内牧小学校の給食献立表が展示してあります。この頃の主食は毎日パンでした。現在の献立表と比べてみると、おかずが少なかったり、食パンと五目うどんが同じ日に出ていたり、いろいろな違いがわかりますね。郷土資料館では、当時の給食用の食器も展示されていますので、ぜひ見に行ってみてください。