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市民大学「生涯学習論Ⅱ」

12月7日は、今年度第二回目の生涯学習論「人生100年時代の生涯学習」と題して文教大学前学長の野島正也名誉教授による講義です。この講座は卒業生も参加できる公開講座で、この日も多くのOB・OGの方々が参加されました。

人生80年と言われる今日ですが、平均寿命が70年前には50歳代であったのが、現在では男女ともに80歳を超え、人生100年時代が見えてきた。今回の講義は、「人生100年時代を見据えて」と題し色々な助言を頂いた様に思います。

人生100年とは、現役時代よりも退職後の時間のほうが長くなる事であり、長期的なプランが必要になる。それは、地域の中で暮らす時間が長くなることであり、地域の方々との「お付き合い・交流・つながり」が自分を成長させる為にも大切であると講義全体を通じての話だった様に思います。野島先生は「コミュニティー(地域社会)」と表現していましたが、他者とのつながりから新たな発見があり学習があり、その結果自身に変化が起きると語られました。

もう一つ講義の中で感じた事は、コミュニケーションの取り方が現役時代とは大きく違う事に気づかされました。現役時代は組織(上下関係の縦社会)の一員として省略される事が多かったが、地域(横社会)では省略せずにしっかり説明しないと伝わらない。従って余裕がないと雑談もできず「ヒマそうにしている事も大事」との話でした。

講義の終わりには「地域縁」のために機会を進んで生かす事に触れられ、他者との話し合いを深め(コミュニケーション)相互信頼の獲得を・・「人は地域のつながりの中でもっと元気になれる」との話で生涯学習論Ⅱの講義を終えました。