校長室から

校長室から

次代の湖北中を託す!リモート開催の生徒会立会演説会・選挙

 16日(金)、生徒会役員立会演説会・投票が行われました。いよいよ湖北中のリーダー学年が2年生へと引き継がれ、1年生がそれをサポートしていく新体制がスタートします。今回は、コロナウイルスの影響で体育館に全校生徒を一斉に集めることが叶わないため、初めてIパッド(ズーム)を使用して会議室から全学級にテレビ中継という手法を試行しました。
 生徒会の新総務には、意欲に満ちた9名の生徒が立候補しましたが、どの生徒も大変にすばらしい演説内容でした。中学校の立会演説会だと、ややもすれば立候補の意欲とやる気を前面に出しただけの話であったり、取りあえずは「こんな学校にしたい」という目標を言って終わることがほとんどです。しかし、本校の立候補者の演説は、一人ひとりがそれぞれの視点で学校を向上させていくためのビジョンをもち、そのために「こんなことに取り組んでいく」といった具体的な提言が為されていました。校長としても大いに感心しました。
 生徒の演説を聞き、湖北中学校のこれからを託す新生徒会総務中心に、全校一丸となって「学校力」向上と生徒個々の成長をめざし、「地域に愛され、地域に貢献できる学校」にしていきたいと改めて考えさせられた次第です。
 また、生徒会長と副会長については競争選挙となったため、2人の候補が落選してしまうことになりますが、当選者も含め、「学校をよくしたい」と立ち上がってくれた勇気ある行動を讃えるとともに、その意欲を学年で、学級で、委員会で、それぞれに発揮して頑張ることで学校はもちろん、さらなる個々の成長も期待できると思っています。
 投票については、我孫子市選挙管理委員会より国政や自治体の選挙で使用する記載台・投票箱をお借りして、選管理委員長が選挙の仕方や選挙の大切さを指導し、国政選挙さながらの緊張感をもって実施しました。新しく決定した生徒会総務については、26日(月)の任命式終了後、新委員会委員長とともに生徒会活動のページでお知らせします。

生徒会役員選挙に向けて!ひばり学級から応援の襷を寄贈

 秋、2学期は学校の屋台骨となるリーダー学年が3年生から2年生に引き継がれます。コロナ禍で多くの生徒会・学校行事が中止や延期に追い込まれた今年度も例外ではなく、今月、16日(金)には新しい生徒会役員を選出するための立会演説会と投票が予定されています。
 立会演説会については後日、報告させていただくとして、この後、役員立候補者が選挙運動に使用するための襷を、応援の気持ちを込めてひばり学級の生徒が製作、寄贈してくれました。昨年度まで、候補者は急ごしらえの紙の襷をかけて運動をしていましたが、途中で紙が破れたりくしゃくしゃになったりと見栄えもあまり良くなかったのが一掃されそうです。
 今年度の立候補者の顔ぶれを見ると、どの生徒も生徒会役員にふさわしいしっかりとした人物ですが、いくつかの役職で複数の立候補者による競争選挙になることが決まっています。立候補した生徒たちは、きっとひばり学級から寄贈された襷をかけ、堂々とした選挙運動、演説を繰り広げてくれることと期待しています。
 ひばり学級のみなさん、ありがとうございました。

地域の協力を得て!社会を学ぶ就職体験

 今、2年生の総合学習の時間に「就職体験学習」に取り組んでいます。この学習は「職場体験」ではなく、「就職体験」です。つまり、ほとんどの学校は生徒を機械的に振り分けた事業所で体験活動をさせるのに対し、本校では、まず各事業所に「こんな生徒に来てもらいたい」という求人票を作成していただき、それを校内に掲示。それを見て、生徒は自分が希望する事業所に就職体験するためのエントリーシートを作成。校内ハローワークで審査し、それに合格した生徒から就職面接を行い、それを通過して初めて自分の希望する事業所で就職体験できるという、まさに社会の仕組みを学び、就職が叶うまでの苦労をそのまま体験するという目的で実施している営みであり、これを通過して希望の体験場所で働く生徒たちは、間違いなく真剣で一生懸命に有意義な体験をすることができます。
 そして今回、その面接に実際の体験場所である農園の責任者の方や地域、学校評議員の方にお手伝いいただき、よりリアルに、生徒にとってもより緊張感をもった状況での就職面接を実施することができました。生徒たちは、面接中はもちろん、廊下で待機しているときから真っ直ぐに背筋を伸ばして椅子に座り、手も小刻みに震え、あらかじめ考えていた想定問答を一生懸命に頭の中で確認している様子が伺えました。学年職員からも「臨場感をもって良い経験をさせることができた」「今日だけでなくもっと多くの生徒に体験させたい」等々、感謝の声があがっていました。 
 この就職体験だけでなく、学校・家庭・地域総ぐるみで地域の宝である子どもたちを育てる「みんなで創る地域の学校」を掲げている本校です。今回、改めて子どもたちを育てるためには、学校だけでなく多くの大人が関わることの大切さ、効果を実感することができました。
 協力いただいた関係者のみなさんに深く感謝申し上げるとともに、これからも同様の取り組みを推進していく本校へのご協力を保護者・地域のみなさんに改めてお願いしていきたいと思います。よろしくお願いします。

疾走!葛南駅伝→女子チーム県大会出場

 10月の声を聞いたばかりの1日(木)、柏の葉公園で葛南駅伝大会が行われました。コロナ禍で例年とは違い駅伝の部は1チームに限っての出場、ロードレースの部は駅伝に出場しない3年生と控え選手のエントリーとなりました。
結果は男子チームが8位、女子チームは準優勝で女子は11月7日(土)に開催される県大会への出場権を勝ち取りました。ロードレースの部でも精一杯の走りを見せ4位入賞を果した選手もいます。私はコースの途中で生徒たちの応援をしていましたが、どの生徒も全力を尽くして必死の形相で目の前を駆け抜けていきました。
 チーム全体の団結で成し遂げた今回の結果と女子の県大会出場。今年度は残念ながら東葛駅伝大会が中止ということで、生徒たちのモチベーションに若干の心配がありましたが、それを吹き飛ばす見事な走りであったと思います。関係職員の間では、葛南の代表チームが常に県のトップを走っている、それに恥じないレベルの高い大会であったという話もあり、この県下屈指の激戦区での今回の成績は(選手たちは満足していない表情でしたが)本当に立派だったと思います。毎年行っていた夏の合宿もできなかった今年度、ここまでの練習メニューを考え、本番に向けて調整していくのは例年以上に大変だったと思います。
 1ヶ月後、女子チームが出場する県大会では、目標としている関東大会出場が果たせるよう、さらに応援していきたいと思います。勝負ですから勝つこともあれば負けることもあるかもしれません。でも、本気で努力した者にしか味わえない「目標を達成したときの喜び、達成できなかったときの涙」を駅伝部の生徒たちは味わうにふさわしい努力をここまでしてきました。そんな生徒たちのさらなる成長を信じて楽しみに大会当日を待ちたいと思います。
 保護者・地域のみなさまも応援、よろしくお願い致します。

※上記以外の葛南駅伝大会の様子(写真)は、「生徒活動の様子」にアップしています。 

生徒の生徒による生徒のための生徒総会

 9月25日(金)、午後から生徒総会が実施されました。コロナ禍のため、本来なら1学期早々に行うべき大切な生徒会行事、さらに感染拡大防止のために体育館で一堂に会することを避けて放送での実施となりました。というような状況であるとはいえ、生徒会役員の努力もあり、長時間にわたる会を生徒たちはよく集中し、活発な意見も飛び交った素晴らしい生徒総会でした。
 初めての放送による会ということで不安や心配も多々ありましたが、本部を放送室の隣にあるコンピューター室におき、各階・各学年との連絡にトランシーバーを使用するなど、よく考え、工夫された運営でした。そして、何よりも提案者の説明や質問に対する答弁を集中して聴いていた生徒全員の落ち着いた雰囲気がよかったです。特に、1年生は小学校では経験したことのない生徒主導の総会、先輩たちの見事な進行ぶりにとても驚いている様子でした。
 リンカーン大統領ではありませんが、まさに、「生徒の、生徒による、生徒のための総会」であったとお世辞抜きで褒められる大人顔負けの総会でした。総会の後半では活動方針や予算案の承認に続き、生徒からの議題として「気持ちのよい挨拶をするための活動」について3つの学級から提案され、1つは残念ながら否決、もう2つは可決をされました。時間さえ許せば、否決されてしまった提案も修正意見を加えながら再検討するとさらに深まった総会になったと思います。
 今日の総会の承認・決定事項の実現に向けて、生徒全員で一丸となった「チーム湖北中」がますます学校で、そして地域でも活躍し、生徒一人ひとりもさらに成長していくことを願っています。
 臨機応変の対応で会を成功に導いた生徒会役員、議長等を務めた関係生徒全員に感謝したいと思います。