校長室から

校長室から

学力向上に向けて!1年生夏休みの学習会

 短い夏休みも前半の10日が過ぎようとしています。3年生は部活動で最後の市内大会(部活動のページに写真掲載)を充実した表情で終え、ほとんどの生徒が次の目標である進路選択・実現に向けて舵を切りました。2年生は多くの部活で3年生からリーダー学年を引き継ぎ、新体制・新チームで暑い毎日を練習に励んでいます。
 そんな中、1年生では夏休みの課題や1学期の復習はもちろん、小学校でのつまづきを克服するために、希望者による学習会を実施しました。学年の職員はもちろん、ボランティアの先生にもご協力いただき、参加した生徒も、連日、学年の半数の60名を超える盛況で大変に有意義な時間となりました。午前中に部活動の練習を終えた後、弁当を持参して午後の学習会に参加する生徒、教室で立ったまま学習をしていたので「どうしたの?」と尋ねると「座っちゃうと眠くなって集中できないんです」と答える生徒など、本当に自らの学力向上に向けて頑張って勉強しようという意欲が感じられました。
 コロナウイルスによる休校で学力の心配をされている保護者の方も多いと思いますが、1学期に行った到達度確認テストに向けての補習やこの学習会など、学校としても可能な範囲で生徒たちの学力保障に努めていきたいと考えています。このような取り組みに、ぜひ積極的に参加するようお子さんの背中を押していただけましたら幸いです。よろしくお願い致します。

コロナ禍の学校、こんな授業をしています!

 1学期も終わろうとしていますが、本校では授業を実施するにあたり(コロナ禍による休校で進度に遅れが出ていることはご承知のことと思いますが)、教科書を終わらせることばかりに意識がいって生徒不在の授業を創らない。つまらない授業で勉強嫌いの生徒を作っては本末転倒であり、これからの時代が要請している資質・能力も育むことができないということを申し合わせています。従って、感染には十分に配慮しながらICT機器を活用したり、実験を行ったり、必要に応じてグループ活動も実施してきました。
 さて、既にお知らせはしてありますが、昨年度の全国学力・学習状況調査では、本校生徒の弱点として読解力の低さや読書習慣の不足が明確となりました。それを克服するために年度当初計画していた手立ては休校により実施できていないのですが、1学期の最終週、国語の授業では図書室を利用して本のPOP作りに取り組みました。自分が読んで気に入った本を仲間が手に取ってくれるように、一生懸命に紹介文やイラスト、レイアウトを考えて工夫して作製しています。
 こういった授業を保護者・地域のみなさんにぜひ見ていただきたいのですが、コロナの影響でそれができないことが残念でなりません。ただ、このようにして生徒たちは短くなった夏休みにがっかりすることなく、しっかりと学んでいますので、ご安心いただければと思っています。 

3年生へのエール!市内大会壮行会

 28日(火)、8月1日(土)から行われる部活動の市内大会に向けた壮行会を実施しました。この市内大会は、葛南・県大会などが相次いで中止とされている状況で、ここまで2年半頑張ってきた3年生のために、何とか最後の場を用意できないかということで思案され、様々な困難を乗り越えて実施に漕ぎつけたものです。
 感染を避け、密を避けるためにグラウンドでの実施、吹奏楽部にも発表の機会をということで間隔を十分にとっての演奏、そのため、雨模様の天気が気になるところでしたが、生徒たちも意識をしっかりともち、とても良い雰囲気で会が進行しました。ちなみに、ここには運動部だけでなく、ソーラークッキング大会に出場する科学部も参加し、立派に決意を述べていました。
 私からは、3ヶ月半に及ぶ休校期間、葛南大会の中止で意欲をなくしたり、目標を見失って途中でやめてしまった者がいなかったことへの賞賛、「努力は決して裏切らない」という言葉は目先の大会での勝敗のみを指しているのではなく2年半頑張ってきたことに何一つ無駄なことはないという話をして大会での健闘を激励しました。
 3年生には、この大会で精一杯全力を出して終わったという思いを胸に、部活動は後輩に後を託し、次の目標である進路選択・実現へと舵を切ってくれることを願い、私も最後の応援に駆けつけたいと思っています。

職員VS.ソフト部 市内大会壮行試合

 うんざりするような梅雨の長雨が止んだ束の間の時間、晴天とはいかずグラウンドコンディションも今一でしたが、2週間後に迫った市内大会への激励の意味も込め、急造の職員チームがソフトボール部に試合を挑みました。

 試合は序盤から接戦で、ソフト部が先制して職員チームが追いつくという展開で進みました。職員チームには時折珍プレーも飛び出しましたが、それをカバーする腕力で長打を放ち、一方、ソフト部はピッチャーを中心とした堅い守りで最終回までソフト部が1点リードし、後攻の職員チームが最後の攻撃を迎えました。

 …というところで、お互いの名誉のためにあえて結果は書きませんが、真剣な勝負の中にも笑顔あり、楽しさありというとても良い雰囲気で壮行試合が行われたことを報告しておきます。

 

 

 

七夕の笹飾りを見て…

 九州地方を中心とした豪雨による甚大な被害、新聞等で目にする犠牲になった方々の遺族のみなさんの話には、本当に心が痛む思いがします。心よりお見舞い申し上げたいと思います。
 一方で千葉県、我孫子市もすっきりしない梅雨空が続き、昨日(7/7(火))は七夕ということで、給食もそれにちなんだ献立で生徒たちは喜んでいましたが、残念ながら帰宅して天の川を眺めて織姫と彦星に思いを馳せるとはいかなかったようです。
 そんな中、学校では七夕祭りとはいきませんが、生徒が短冊に願いを書き、採ってきた竹に吊り下げて簡単な笹飾りを置いていました。短冊には「成績がよくなりますように」とか「部活で~ができますように」「ダイエットできますように」といった自身の願い事の他、「コロナ騒ぎが早く終わりますように」といった書き込みも何人か見られました。この窮屈な生活、行事等の中止に悲鳴をあげているのかな?とも想像できます。
 ちなみに、一刻でも早く通常の学校生活を取り戻したいことと、七夕の習わしは習わしとして、「願いを叶えるのは他力本願ではなく、自分の努力で道を切り拓けよ!」というのが私の願いです。ちょっと興ざめしてしまいますが…。