校長室から

校長室から

本物に触れる!日本の伝統音楽

 2月2日(火)、3年生の音楽で特別授業を実施しました。「日本の伝統音楽を学ぶ」というテーマの学習で、今回、邦楽分野の第一人者で、薩摩琵琶のプロ奏者であり、地元我孫子市出身の久保田晶子様をお招きし、生徒の前で生の演奏を披露していただくことができました。
 実は、私は以前にも拝見させていただいていますが、3年生2クラスの授業で2時間、音楽室で、生徒たちの目の前で開かれるミニコンサートは本当に圧巻です。時間の経過を忘れる素晴らしさで、私もその圧倒的な迫力に今まで以上に言葉を失いました。生徒たちも音の美しさや語りの迫力を肌で感じとることができたのか、集中して1時間、真剣な表情で聴き入っていました。また、演奏の途中で薩摩琵琶の紹介や琵琶の演奏が何気なく使われている日頃耳にする音楽、自分が琵琶の世界に入って感じている勉強の大切さ等々の話をしてくださいました。生徒の記憶にも強く残ったのではないかと思います。また、「祇園精舎」「敦盛の最後」に続いた「杜子春」の語りでは、クラス代表1名ずつがプロの琵琶演奏とコラボするという貴重な体験もさせていただき、本当にあっという間に時が過ぎっていきました。
 まさに本物の伝統文化に触れ、本物を感じて、生徒たちの心も澄みきったのではないかと思います。音楽に限らず、このような有意義な取り組みをもっともっと学校教育に取り入れていけたら…と思った半日でした。

生徒の活動に→貴重な品を寄贈していただきました

 コロナ禍の真っ只中、部活動も思うように実施できない日が続いていますが、この度、本校の学校運営協議会委員・川口様の仲介で埼玉県にあるZ FUTSAL SPORT新三郷様より、生徒の部活動等の教育活動に役立ててほしいという主旨で組み立て式テニスネット1基、及び防球ネット4台を無償にて寄贈していただきました。
 下の写真が現物ですが、実際に購入するとなると、学校予算ではすぐには対応できない貴重な品物です。大切に使わせていただくことはもちろん、生徒のための有効活用を考えてご好意に報いたいと思います。
 ありがとうございました。

アビスタに展示!授業の成果(1年生・国語)

 最初に、緊急事態宣言によって部活動の大会や学校行事にも多くの制限がかけられ、なかなかこのホームページにも記載する記事がなく、更新が滞ってしまっていることをお詫び致します。
 さて、数ヶ月前、「コロナ禍の中、こんな授業をしています」という記事をアップしましたが、そこで紹介した1年生・国語での読書活動推進のための学校図書館を活用した授業「自分が推薦したい本のPOP作り」が我孫子市教育委員会からも優れた取り組みとして評価していただき、今回その作品を1月27日(水)~2月1日(月)の期間にアビスタにて展示されることが決定しました。
 今日(1/26)、図書委員の生徒たちが入念に準備をし、担当職員で放課後にアビスタに搬入をしています。コロナ禍でうれしいニュースが途絶えてしまった昨今ですが、本当に久し振りの朗報です。
 保護者、地域のみなさんも時間が許すようでしたら、ぜひアビスタに足を運んでご覧いただければと思います。よろしくお願い致します。

明けましておめでとうございます!令和3年もよろしくお願い致します。

 保護者・地域の皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年はコロナ禍に苦しめられた1年間であったとはいえ、皆様方からの温かいご支援を受け、湖北中生たちは様々な場面でもっている力を存分に発揮して頑張ることができました。改めて御礼申し上げます。
年が明けて学校に来ると、部活動で登校していた生徒から、明るい笑顔で「おめでとうございます」と挨拶をされました。久し振りに生徒に会えたうれしさもあったのでしょうが、この挨拶で2021年が湖北中としてはもちろん、私個人としてもコロナを吹き飛ばすよい1年となることを暗示しているように思えました。今年も職員・生徒一同、よりよい学校創り・地域創りに励んで参りたいと思いますので、保護者・地域の皆様には、昨年同様のご理解とご協力をお願い致します。

 さて、学校は今日(6日)始業式を実施し、年度を締めくくる3学期がスタートしました。3年生はいよいよ進路決定に向けての厳しい日々が始まります。130名全員が第1希望の進路を実現できればこのうえない喜びですが、そうもいかないのが世の常。すべてが順風満帆の人生を送れるわけではありません。「転んでもただでは起きないぞ!」ぐらいの強い気持ちをもっていれば、2度や3度のつまづきも、長い人生にとっては、逆によい転機ともなるはず。そんなことも考えながら目の前の壁に挑んでほしいと思っています。1・2年生には、3年生の懸命な姿から多くを学びとり、ぜひ来年、再来年に活かしてほしいものです。

 この冬休み中、元旦はニューイヤー駅伝から始まり、箱根駅伝、大学ラグビー、高校ラグビー、高校サッカーとスポーツ中継満載でテレビから目が離せない毎日でした。数々のエピソードや感動秘話が語られるこれらのイベントですが、こういった大会で活躍している選手たちの中学生時代はどうだったのだろうか?とついつい考えてしまいます。きっと大好きなスポーツを通して、大きな夢の実現に向けて毎日を精一杯努力していたのだろうと想像できます。

 年頭に当たり、湖北中の生徒たちにも夢(目標)をしっかりともち、その実現に向けた「日々の努力」を着実に積み重ねていってほしいと願い、ズームを利用したリモート始業式ではそれにまつわる話をしました。教職員一同、生徒たちのさらなる活躍と個々の成長、そして夢(目標)の実現に向けて力を尽くしてサポートしていく所存です。心配事等、何かありましたら遠慮なく学校までご連絡いただければと思います。

   

※放課後、換気、消毒、ソーシャルディスタンスなど感染対策を万全にしながら吹奏楽部が短

 い時間で全校を勇気づけるための演奏を披露してくれました。希望する生徒のみの鑑賞でし

 たが、立ち見がでるほど多くの生徒が集まって束の間の演奏に耳を傾け楽しんでいました。

                 

怒濤の2学期を終えて!地域のみなさんに感謝!

 令和2年度2学期の終業式を挙行し、併せて生徒たちの活躍・努力の成果である部活動や文化活動への表彰を行いました。体育館に全校が集うことはできず、各教室においてズームを使用した中継による式でしたが、夏・冬休みの短縮に加え、例年とは大きく異なる日々の連続、生徒たちも本当によく頑張って乗り切った、そして成果をあげることができた長い長い2学期であり、その分、より感慨深さもあったと思っています。
 長引くコロナとの戦いで、1学期から修学旅行や林間学校、2学期も体育祭を始めとした生徒にとっては2度と戻ってこない大切な1年の思い出が奪われてしまいました。でも、生徒たちはそのピンチをチャンスに変え、スポーツフェスティバルのように新しいものを創り出す、生徒総会のときのように今までになかった工夫を凝らして挑戦する、合唱コンクールのようにコロナから逃げることなく、できることを考えて実現する等々。例年通りではないことに誇りをもっていい貴重な学びをした2学期であったと思っています。
 休校中、生徒に向けてこんなメッセージをホームページに載せました。『君たちの世代
は歴史に名を残す世代となるでしょう。今年はそれほど歴史に残る特別な1年です。これ
から10年、20年後、「俺たち・私たちは2020世代。だから何があっても逆境に負けない
強さがあるのです」そう胸を張って言えるようになってほしいと思っています』逆境に負
けずに湖北中の歴史に今までにない新たな1ページを刻んだ生徒たちに拍手を送りたいと
思います。
 そして、2学期は多くの教育活動に、たくさんの地域のみなさんにご協力いただき、子どもたちを見守り、一緒に教え、育てていただき、「みんなで創る地域の学校」を掲げる湖北中にとって、そして子どもたちにとって本当に幸せな、絶大な教育効果をあげ、これを次年度以降にも繋げることができる確信をもてた学期となりました。ご協力いただいた関係各位のみなさんに心から御礼申し上げます。
 残念ながらコロナウイルスの猛威はとどまることを知らず、令和3年、そして3学期も様々な制限の中で教育活動の実施を余儀なくされることと思います。でも、この2学期で培ってきた経験を糧として、それこそ「先の見えない予測不能な時代」を考え、判断し、主体的に活動できる生徒の育成をめざして、教職員一同ますます励んでいく所存です。
 2学期、そして1年間大変お世話になりました。令和3年、そして3学期もどうぞよろしくお願い致します。

※下はリモートで挙行した終業式、表彰の様子です