2020年1月の記事一覧
3年生「ふさカリキュラム」の授業・・・我孫子市教育委員会 辻先生をお招きして・・・
1月20日(月) 3年生「ふさカリキュラム」の授業を行いました。我孫子市教育委員会文化・スポーツ課の辻先生をお招きして、5.6校時の総合的な学習の時間に「布佐の歴史」と題した講演をしていただきました。「ふさカリキュラム」は、総合的な学習の時間に行われている郷土学習で、布佐中区の小学校2校と中学校で小3から中3まで毎年3~4時間、合計26時間の一貫したカリキュラムにより、布佐の町の自然や伝統、文化、歴史、そして布佐の町が生んだ偉人(岡田武松初代気象台長や柳田国男の兄で医師の松岡 鼎、手賀沼新田開発の井上二郎など)について学んでいます。「布佐のまちの人々の生き方にふれ、布佐のまちの歴史や文化の持つよさを知り、そして自分から話したい、行きたい、行動したいと願い、新しい未来のふさを考えたとき、子どもたちは、布佐のまちの復興と発展にむけて自分から動き出す」という小中での共通目標のもと、平成23年度から総合的な学習の時間に取り組んでいます。
今回は、「布佐の歴史」と題して、我孫子の歴史に大変詳しい辻先生に特別授業をしていただきました。布佐の町の歴史や町の成り立ち、利根川や舟運、栄橋や手賀沼の新田開発、平将門伝説や源頼朝等々、辻先生の広くて深い知識と体験を時間の経つのも忘れて聞き入りました。生徒たちは、これからそれぞれのテーマについてさらに深く学んでいきますが、今日はその入門講座として位置づけられます。
2月14日には、竹内神社の祭礼や境内にある英文碑のこと、観音堂や栄橋、そして布佐の町の洪水のことなど各自が選択したテーマについて、さらに布佐の町の地元の語り部ボランティアさんからお話しを聞く予定です。そして、卒業に向けてふさの町の未来、そして自分と布佐のまち、自分の未来について考え、自分の言葉でまとめて3年生は巣立っていきます。辻先生、本当にありがとうございました。
1年生特別出前授業・・磐梯山噴火記念館 佐藤館長さんをお招きして・・・
本日(1月16日金曜日)2、3校時に1年生の特別出前授業が行われました。これは、2年生になってから実施される福島・磐梯地方での林間学校の事前学習のスタートとなるものです。講師には、NHKの人気番組「ブラタモリ」の福島・磐梯地方の回で、タモリさんに磐梯山の噴火のことをはじめ磐梯地方の自然や動植物について興味深い説明や解説をされている福島・磐梯山噴火記念館 館長の佐藤 公先生です。四季それぞれに美しい磐梯高原。その美しい姿も1888年の水蒸気爆発の多くの犠牲の上に築かれていることを忘れないため、噴火後の裏磐梯高原について学ぶことのできる噴火百年の1988年に開館した磐梯山噴火記念館館長の佐藤先生は、2011年から毎年布佐中生のために出前授業をしてくださっており、今回も、布佐中1年生のために福島から来てくださいました。磐梯山だけでなく浅間山やハワイのキラウエア火山などのご自身で撮影された写真や映像、火山の歴史や人々の暮らし、そして自然災害のことなどの興味深いお話しや火山のなりたち、火山灰や火砕流のしくみ等々を分かりやすく生徒に体験させてくれる実験の数々・・・生徒や職員までも時間の経つのも忘れて先生の話に耳を傾け、手早くあざやかな目の前の実験の結果に胸を躍らせました。林間学校の事前学習のスタートに相応しい、生徒たちのこれからの主体的な学習につなげていただける素晴らしい授業となりました。
2011年東日本大震災の年から佐藤先生を布佐中学校はお招きしています。震災による甚大な被害は、布佐の町にも襲い掛かり、液状化により多くの地域の方々が被災しました。そんな中、福島・磐梯地方の豊かな自然の素晴らしさのなかで、ふるさと布佐の自然や災害、文化や伝統を学んでいる布佐中の林間学校は予定通り福島・磐梯地方で実施されました。風評も流れ、宿泊地の変更が相次ぐ中で、1学期から2学期へと延期はしたものの、保護者の皆様や生徒・職員で話し合い、状況等も詳しく検討していく中で福島・磐梯地方での林間学校が予定通り実施されました。宿泊した国民休暇村は被災された方々の避難場所にもなっており、いっしょに食事をさせていただいたりお話を聞かせていただいたりしました。地元の方々にも大変な歓迎をしていただきました。この時の経験は大変貴重なものとなりました。
佐藤先生の福島・磐梯の自然だけでなく、国内外のジオパークや自然災害と立ち向かうわたしたち人間の生活等についての貴重なお話しや興味深い実験は、1年生たちを林間学校の事前学習に主体的に取り組ませてくれるものであったと思います。佐藤先生、本当にありがとうございました。
不審者対応避難訓練を行いました
始業式後に不審者対応避難訓練を行いました。地震や火災、洪水対応の避難訓練は例年行われていましたが、不審者対応の避難訓練も必要であるという声もあり、今回は不審者対応の避難訓練を我孫子警察署の方々の協力を得て実施しました。刃物をもった不審者が一階から校舎内に侵入し、二階の廊下を歩き、三階の二年一組に侵入するという設定で行いました。生徒へは事前に訓練内容を説明しておきましたが、真剣に状況をよく見て大変真面目に取り組んでいました。パニックに陥らず、日頃の校内での生活の中に突然、刃物をもった不審者が入った場合、どういう対応をしたらよいのか、この訓練を機会として生徒、職員で共に考えたい、そのためのスタートとし、校舎の施錠や情報伝達、さす又を使った対応等々、課題も多く見つけることができました。警察署の方から職員だけで具体的な対応方法や今後の訓練のアドバイスなどもいただき大変参考になりました。これからも様々な危機対応、危機管理能力の育成を目指し訓練を重ねていくことを確認しました。また、正門と通用門を生徒在校時には閉めることになりました。地域の皆様の通行は今まで通りと考えていますが、生徒在校時には正門と通用門を閉めますので、ご協力をお願い致します。また、来校時には、職員玄関事務室受付を必ずお通り下さい。