校長室

校長室から発信

認知症を学ぶ!地域のために

 29日()、一昨年、昨年に引き続き、我孫子市消費者の会のみなさんによる出前授業「認知症講座」を3年生対象に実施しました。パワーポイントを使用したり、ロールプレイングを交えながら大変にわかりやすく丁寧に授業をしていただき、生徒たちも真剣な表情で参加し、ワークシートにも質問に対する答えや自分の考え・感想をしっかりと記入していました。

 我孫子市、特に布佐を含む東部地域は高齢化率が非常に高くなっています。そのような地域に暮らす生徒たちに認知症について学ばせることはとても大切なことだと思っています。また、この学習を通して、例えば祖父母と一緒に暮らしている生徒たちが当事者意識をもったり、地域を歩いているときに認知症の疑いがある方と出会ったときにどんな対応をしたらよいかを考えることは、生徒たちに社会参画意識を育てるうえでもとても重要であると思います。また、このこと自体が地域貢献に結びつくとも考えています。

 「みんなで創る地域の学校」を掲げる布佐中学校です。また来年度以降もこの学習を継続させ、この地域で生きる、布佐の明日を担う大切な生徒たちの「生きる力」を育てていきたいと思います。

 消費者の会のみなさん、ありがとうございました。

      
     

大盛況!70周年記念誌発刊の集い

 昨年度、創立70周年を迎えた本校は、3月に記念式典、及び記念行事を実施することができました。そしてこの度、本校関係者並びに地域の方々のお力添えにより記念誌が完成し、そのお披露目を兼ねて 集いの会をもたせていただきました。

  当日は市長・副市長・教育長にもご臨席いただき、本校OBや関係者、たくさんの地域のみなさんなど、総勢150名近い方々にご参会いただき、吹奏楽部のアンサンブル演奏もあって、短い時間ながらも大変に内容の濃い盛大な会となりました。

 また、布佐の会ボランティアのみなさんを始めとした有志の方々が準備に、後始末にと本当によくお手伝いしてくださり、会の成功に向けて力を貸していただけました。改めて感謝申し上げます。

 これに限らず、この70周年に関わる一連の事業には、地域ルーム関係を中心とした地域のみなさんの献身的な働きが大であり、学校だけでは到底、実施することは不可能であったとつくづく思います。昨年からここまでの長期間にわたるご苦労には、感謝してもしきれない思いです。本当にありがとうございました。

  今年度は創立71年目ということで、また新たな布佐中学校の歴史を刻むべく、職員生徒共々頑張っているところですが、次の節目に向けて保護者・地域のみなさまの一層のご支援とご協力を改めてお願い申し上げる次第です。


      

    

響け感動の歌声!平成29年度合唱祭

11月17日()、印西市文化ホールにて平成29年度合唱祭がたくさんの地域・保護者のみなさんにご来場いただき、また、布佐小・布佐南小の6年生も3年生の演奏を聴きに会場を訪れ、盛大に開催されました。

それぞれの学年・学級で、それぞれの特色を出した素晴らしい合唱の発表でした。本当に1日があっという間に過ぎていったという思いです。生徒たちの素晴らしい歌声がホールいっぱいに響き渡り、それに聴き入っていたら時間がとても短く感じました。

開会式で1・2年生には1学期の歌声交歓会よりも大きく成長した姿を、3年生には中学校生活最後の合唱祭に懸ける思い、2年間を共に過ごし、数ヶ月後には一緒に卒業していく学級の仲間への思いが溢れる演奏を期待しているという話をしましたが、各学級の演奏と生徒たちの一生懸命に歌う表情から見事にそれが伝わってきました。どの学級にも歌声活動が嫌いとか苦手な生徒が何人かいるはずですが、誰1人としてそれを感じさせないステージで、賞をとった、とれなかったはありましたが、見ていて学級による差などほとんど感じさせない発表であったと思います。学級全員が心を一つにして、合唱祭に懸ける思いを全力で表現していたからであり、そのメッセージが伝わったからこそ、歌の完成度云々に関わらず、聴く側の人たちが真剣な眼差しでステージ上の全ての学級の発表に魅せられていたのだと思います。

  2人の講師の先生からも、それぞれの学級のよさや布佐中全体が年々レベルアップしていること。合唱曲では、その詩のもつ意味をしっかりと理解し、聴く側にどう伝えていくかが大切であり、多くの学級でそういったことを意識した取り組みがされていたというお話をいただきました。

次は3学期、学級を越えて3年生を送る会や卒業式での歌声、つまり学年や全校でのまとまりが問われることとなります。最優秀賞も優秀賞もない日々の歌声活動にどう取り組めるかで布佐中生の真価が問われます。みんなのために心を合わせて人とつながることの大切さを学んだ合唱祭の経験を活かし、さらに聴く人の心に感動を与える歌声を自分たちの手でつくりあげていってほしいと願っています。

  会場を訪れて、生徒たちに温かい応援と拍手を送っていただいた全てのみなさんに改めて感謝いたします。ありがとうございました。

 

※合唱祭の様子については、後日、「生徒の活動」のペー
ジにアップしますのでご覧いただければと思います。

あびとくフェスタ(我孫子特別支援学校文化祭)での交流

 11日()、我孫子特別支援学校であびとくフェスタ(文化祭)が開催され、本校からも吹奏楽部が招かれて演奏を行いました。我孫子特別支援学校には小学部と中学部の子ども達が在籍していますが、それ以外にも来賓の方や地域のみなさんなど多くの方々に見守られて大変に盛大で、発表に、展示にと子ども達の頑張った様子が伝わってくる文化祭でした。

 本校の吹奏楽部は午後からの演奏でしたが、プログラムが進むにつれて次第にお客さんが増え、いつのまにか体育館に溢れるほどの人が演奏を聴きにきてくれました。私は今年が4回目の参加でしたが、いつも感動するのは、子ども達が本当に純粋で、心から音楽を楽しみ、いつの間にか音楽に乗せて自然と身体を動かしている姿です。「やっぱり音楽は人の心を動かすんだ」ということを再認識する思いです。本校の生徒からも、「私たちの演奏を純粋に楽しんでくれている姿を見てうれしかった」という感想がありきした。

 インクルーシブ教育の推進という言葉をよく耳にします。本校でも居住地校交流等で特別支援学校との交流を行っていますが、まさにインクルーシブを実践し、両方の学校の子ども達にとって、とても意義深い時間になったということを強く感じました。

 

※あびとくフェスタでの吹奏楽部演奏の様子は、同日に行われていた上町文化祭に展示した美術部の作品とともに「生徒の活動」のページにアップします。

Win-Winの関係!学校&地域

 先日も「生徒の活動」のページに「布佐文化祭」に展示させていただいた美術部の作品や布佐タイム華道講座の作品をアップしましたが、先月半ばから今月にかけて行われている地域の祭りや催し物での布佐のみなさんの活気とエネルギーには本当に頭が下がります。まさに布佐地域の一体感は、地域の方々がお元気で活発に活動されている賜であり、布佐の地域色がとても強く感じられます。

 11月3日()の「平和台祭」にも本校から吹奏楽部と特設合唱団・布佐タイム郷土芸能講座が参加をさせていただき、演奏や演舞を披露してきました。そういった場所を訪れると、みなさんが口々に「中学校の御協力をいただきありがとうございます」という言葉をかけてくださいます。そんな一言からも、「生徒たちが地域の一員として、しっかりと地域貢献しているんだな」と思うわけですが、逆に、学校としても、生徒たちが日頃頑張っている活動の成果を発表する場をたくさん与えていただけることは大変にありがたく、生徒の成長にとっても大きなプラスになると感謝しています。

 学校と地域がWinWinの関係である今の状況が、今の布佐中の落ち着いた教育環境に結びついていることは間違いなく、これからもずっとこうありたいと思った11月のスタートでした。

 

※「平和台祭」での吹奏楽部・特設合唱団の演奏や郷土芸
能講座の演舞は、特設合唱団の南小音楽集会・布佐小音楽フェスタでの演奏の様子と一緒に「生徒の活動」のページにアップします。どうぞご覧ください。