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布佐中旋風全開!!バレー部1年生大会優勝

 27日(土)、バレーボール部の1年生大会が久寺家中学校を会場として行われました。 
 1年生大会ということもあり、試合の組み合わせは当日、抽選によって決定し、本校は白山中学校、我孫子中学校と同じグループリーグで戦うことになりました。初戦、白山中相手に1セット目の立ち上がりでつまづき、後半に素晴らしい追い上げを見せましたが、惜しくもジュースで取られてしまいました。しかし、ここから本領発揮、1セット失ったことでかえって肩の力が抜けたのか、声も出てチームワークも見違えるようによくなり、2・3セットを危なげなく取って初戦を白星で飾りました。続く我孫子中戦も競り合う場面こそありましたが、2セットを連取してグループリーグ1位で決勝トーナメントに進みました。準決勝はもう一つのリーグ2位の湖北中が相手です。この試合も立ち上がりこそ不安定なところがありましたが、波に乗ってからは相手を寄せ付けず、2-0の勝利で決勝へと進出です。決勝戦は湖北台中、この試合は今までよりもリラックスした表情で立ち上がりから自分たちのよいプレーを随所に見せ、後半こそ追い上げられたものの、1セット目を先取。2セット目もいい流れで中盤までリードしていたのですが、相手もさすがです。強烈なサーブにレシーブを乱され、1-1のタイにもちこまれました。運命の3セット目、選手たちは自分たちのプレーをやり切って自分たちの目標を達成しようということを確認し合い、元気よくコートに飛び出していきます。結果、3セット目は何と相手を5点に抑えて見事に優勝を勝ち取ることができました。
 実は、本校バレー部は部員が6人です。つまり、選手がコートに出るとベンチには応援生徒どころか交代選手もいない状況です。そんな状況でも生徒数3倍以上、部員数3倍以上の学校と戦って、正々堂々と勝ち切ることができること、努力してきたことが報われることを身をもって証明してくれました。この状況は、同じく1年生大会を制した野球部・男子バスケットポール部も同様です。結果は出なくても同じように頑張っている他の部活動、そして駅伝も含めた布佐中部活動の大活躍・大躍進を心からうれしく思うと同時に生徒たちを誇りに思います。
 いつも応援していただいている保護者のみなさんにも厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

 ※大会の様子は新春マラソン大会の様子と一緒に「生徒の活動」の
  ページにアップします。

駅伝部大激走・県大会出場へ!!

 24日()、冷たい風が吹きすさぶ中、葛南新人駅伝大会が柏の葉競技場で実施されました。残念ながら前々日の降雪の影響で周回コースが使用できなくなり、競技場の外周を走って各区間選手のタイムを合計して順位を出すという競技方法となってしまいました。そのような状況ではありますが、14()の銚子駅伝大会で素晴らしい好成績を収め、幸先良いスタートを切った本校の生徒たちは、新チームとして万全を期して県大会出場を目標にこの日を迎えました。

 駅伝大会は陸上・駅伝部だけではなく、学校をあげて学校の代表として選手たちは走りますので、バスケ部やバレー部、クラブサッカーの生徒たちも加わっているのですが、インフルエンザや体調不良の生徒もおり、Bチームの部は棄権せざるを得ないという状況で、小規模校の現実は如何ともしがたく、本当にぎりぎりのメンバーで戦ってきました。

 ロードレースが終わり、午後から、まずは女子と男子1年生の部がスタート、最後に男子の部のスタートという日程でした。県大会出場の枠が3校と例年より厳しい状況でしたが、特に男子はその可能性が十分であり、自然と応援にも熱が入って寒さもいつの間にか吹き飛んでいました。結果男子Aチームが準優勝、選手はすべての区間のレースで大いに見せ場をつくり、見事に県大会への切符を手にしました。1年生の部と女子の部は選手がインフルエンザでそろわなかったり、練習が十分にできていないで状況でしたが、ロードレースも含め、出場した全員が最後まであきらめることなく、今できる自分の力を出し切ることができました。

 閉会式後のミーティングでは、男子チームのこの結果は一緒に競い合い、励まし合ってお互いを伸ばし続けた「チーム布佐中駅伝」としての全員の成果であり、県大会上位校とも十分に競い合える力をつけてきたことを確認し、今後のさらなる躍進を誓い合いました。

 生徒たちは、爽やかな笑顔と自分たちのあげた結果に実感が湧いてないような複雑な表情をしていましたが、きっと「まだまだできる」「満足していない」という気持ちの裏返しがそうさせたのだと思います。規模の小さい生徒数の少ない布佐中が、いわば「小国が大国に挑む」ようなものですが、よくここまで成長できたと思います。厳しい練習に耐えて頑張った生徒たちを讃えるとともに、ここまで生徒たちを伸ばしてくれた先生方に改めて感謝です。

 そして、県の新人駅伝大会は同じ柏の葉で2月10日()、今度こそ周回コースで行われる予定です。晴れの舞台に立つ生徒たちの活躍に期待して、応援をよろしくお願いします。

 

※大会の様子は「生徒の活動」のページにアップしましたのでご覧く
 ださい。

林間学校の第一歩!佐藤公先生に学ぶ

 平成30年度6月、現1年生は進級して最大の学年行事である林間学校を実施します。それに向けての第一歩、事前に行う自然学習(総合学習)がいよいよ始まりました。

 この自然学習を通して、自分が興味関心をもって学んだことを実際の林間学校で検証していくという取り組みですが、布佐中学校は市内で唯一、東日本大震災の直後からその安全性に細心の注意を払い、福島県裏磐梯方面への林間学校を実施しています。これは、裏磐梯周辺に生徒に学ばせたい自然環境のすべてが素晴らしい状態で残されているからであり、生徒の興味関心に応じたテーマがすべて設定できるからです。

 そして、18日()は生徒に興味関心を強くもたせるための大切な導入の授業でした。この大切な授業に、布佐中は何と現地福島から専門家の先生をお呼びしてお話をしていただいています。磐梯山噴火記念館の佐藤公先生という方で、かってNHKテレビ「ブラタモリ」に出演されて案内役を務め、メディアを通して裏磐梯の雄大な自然について熱く語っていらっしゃいました。布佐中には子ども達のために、今年でなんと8年連続で足を運んでくださっている先生です。

 私も昨年まで3年連続で授業を受けさせていただいています。全部は紹介できませんが、火山の噴火実験など、様々な道具を駆使して生徒と一緒に行いながら、映像を入れて大変にわかりやすく、かつ当たり前のように興味をもって惹きつけられていく授業であり、昨年よりも一段とパワーアップした印象を受けました。導入がこんなに楽しい授業ならば、生徒もスムーズに次の時間の学習に入っていけるだろうと感じています。

 今日のために、わざわざ福島からお出でいただいた佐藤先生に改めて感謝するとともに、このような取り組みの一つひとつが、生徒にとってより有意義な校外学習を実現するということを再認識した次第です。

 

※授業の様子については「生徒の活動」のページにもアップしていま
 す。
 
    

新聞社による出前授業から学ぶ!

 ホームページのトップで紹介した新聞社による出前講座を17日()に1年生を対象に実施しました。

 この日は読売新聞社千葉支局から支局長の森昭雄氏にご来校いただき、新聞の必要性や役割について話しをしてもらう予定で昨年末にも打ち合せをしています。当日は、生徒人数分の朝刊・実際に記者が使用しているメモ帳・その他多数の資料を用意していただき、大変にわかりやすい話で「あっ」という間に時間が過ぎてしまいました。

 前半は新聞の構成と書き方について実際の記事を使って説明されましたが、生徒たちは新聞の読み方だけではなく、自分たちが学級新聞や行事の後に作成する新聞の参考になったのではないかと思います。後半は新聞ができるまでの過程を通して、新聞とネットニュースの違いや情報リテラシーに関する話でしたが、生徒たちは自分がネットを使っていて怖い体験をしたことを思い出して真剣な面持ちで耳を傾けていました。話を聞きながら、さっそくいただいたメモ帳を使ってメモを書いている姿が微笑ましかったです。最後に、生徒から「朝刊が家に配達されるまでの流れと時間について」「記事が少ない場合のページ数の増減について」質問がありました。

 昨今、新聞をとっていない家庭も急増し、3年生の校長面接をしていてもその多さに驚きます。その賛否はともかく、今日の話を聞いてネットニュースに潜む危険への理解や読解力の向上=学力の向上に果たす新聞の役割等について考えるきっかけとなればと願っています。

 

P.S.

 この新聞社出前講座については、21日()の読売新聞に掲載されます。また、先日の能楽体験教室については期日未定ですが、後日千葉日報に掲載されますので、ご覧いただければと思います。

        

※授業の様子については「生徒の活動」のページにもアップしていま
 す。

伝統芸能に触れる!能楽体験

 16日()、ホームページのトップ画面で紹介させていただいた2年生対象の能楽体験教室を実施しました。

 これは文化庁の補助金事業として、県が千葉県能楽連盟を通して実施するもので1年間に県内で6校程度が選出されて行われる取り組みです。今年で3年目を迎えるということですが、中学校での実施はまだほんの数校しかないということでした。

 実は、2年生は昨年からこの日に備えて能の歴史や演目について学習したり、能楽連盟の方にかんたんな所作を指導してもらっていたのですが、その甲斐があって本番の体験も大変にスムーズで中味の濃い時間となりました。内容としては、最初に能楽連盟のみなさんから実際の演舞を披露していただき鑑賞をする。その後、太鼓、大鼓、小鼓、舞、謡のグループに分かれて専門家の指導を受けながら体験する。そして体験の成果を全体の前で発表し、最後には貴重な面を実際につけさせてもらうという流れでした。

 生徒たちは真剣な表情で能楽師のみなさんの演舞に集中。自分達の体験には本当に一生懸命で真剣に取り組み、指導に当たってくれたみなさんから、たくさんのお褒めの言葉をいただきました。そして本番の発表、緊張して声が小さくなってしまう生徒もいましたが、短い時間によくここまで…と感心させられる発表が多かったように思います。

 この体験教室を通して、生徒たちには日本の伝統芸能に脈々と受け継がれている心・精神の一片でも感じてもらえればと思っています。そして、これからのグローバル社会を生きていく中学生に必要な「日本の伝統や文化に親しみ、それに誇りをもって他に語ることのできる力」をつけていくための財産となることを願っています。

 能楽連盟のみなさんへの感謝とともに、能の鑑賞や生徒たちの様子を参観に学校まで足を運んでくださった大勢の地域のみなさんにも感謝申し上げたいと思っています。

 

※体験教室の様子については、「生徒の活動」のページにもアップし
 ています。