校長室

伝統芸能に触れる!能楽体験

 16日()、ホームページのトップ画面で紹介させていただいた2年生対象の能楽体験教室を実施しました。

 これは文化庁の補助金事業として、県が千葉県能楽連盟を通して実施するもので1年間に県内で6校程度が選出されて行われる取り組みです。今年で3年目を迎えるということですが、中学校での実施はまだほんの数校しかないということでした。

 実は、2年生は昨年からこの日に備えて能の歴史や演目について学習したり、能楽連盟の方にかんたんな所作を指導してもらっていたのですが、その甲斐があって本番の体験も大変にスムーズで中味の濃い時間となりました。内容としては、最初に能楽連盟のみなさんから実際の演舞を披露していただき鑑賞をする。その後、太鼓、大鼓、小鼓、舞、謡のグループに分かれて専門家の指導を受けながら体験する。そして体験の成果を全体の前で発表し、最後には貴重な面を実際につけさせてもらうという流れでした。

 生徒たちは真剣な表情で能楽師のみなさんの演舞に集中。自分達の体験には本当に一生懸命で真剣に取り組み、指導に当たってくれたみなさんから、たくさんのお褒めの言葉をいただきました。そして本番の発表、緊張して声が小さくなってしまう生徒もいましたが、短い時間によくここまで…と感心させられる発表が多かったように思います。

 この体験教室を通して、生徒たちには日本の伝統芸能に脈々と受け継がれている心・精神の一片でも感じてもらえればと思っています。そして、これからのグローバル社会を生きていく中学生に必要な「日本の伝統や文化に親しみ、それに誇りをもって他に語ることのできる力」をつけていくための財産となることを願っています。

 能楽連盟のみなさんへの感謝とともに、能の鑑賞や生徒たちの様子を参観に学校まで足を運んでくださった大勢の地域のみなさんにも感謝申し上げたいと思っています。

 

※体験教室の様子については、「生徒の活動」のページにもアップし
 ています。