校長室から発信
平和について考える!長崎派遣報告会&被爆体験者講話
4日(日)、長崎平和記念式典派遣中学生報告会がけやきプラザのふれあいホールで開催されました。学校だより等でもお知らせしていますが、本校からは副団長として2年生の藤野君、石嶋さんの2人が参加し、長崎で学んだ3日間の様子と平和への思いについて堂々と発表しました。文化活動発表会で1度発表していることもあり、また、布佐中の生徒はたくさんの希望者の中から厳しい選考を経て選ばれただけあって、自分の意見をたくさんの聴衆の前でしっかりと話せていることにとても感心しました。
そして、その報告会の第1部(中学生の報告は第2部)では、幼少のご自身が長崎で被爆体験をした原田美智子さんがお話をされたのですが、何と、翌日の5日(月)に原田さんは布佐中を訪れて、1年生に向けて原爆の恐ろしさと平和への願いについて1時間余りの時間をかけて語ってくださいました。
聴いている生徒たちの表情は真剣で、全員が話しに惹き込まれて「あっ」という間に時間が過ぎ去りました。終わりに生徒代表からのお礼、そして話を聴いて考えたことについての発表があり、最後にはお礼の意味を兼ねて戦争と平和について考えさせられる合唱曲「この時代に」を学年から原田さんに贈りましたが、大変に素晴らしく目頭が熱くなる思いでした。
1年生がこの貴重な経験と学んだことを日常生活にも活かし、仲間同士が無駄に争うことのない、いじめなどが絶対にない学年へと育ってくれることを願って止みません。意義ある機会を与えてくださった関係者のみなさまに深く感謝申し上げます。
※長崎派遣報告会と被爆体験者講話の様子については「生
徒の活動」のページにアップします。クリックしてご覧
ください。
必修!認知症講座
30日(水)、昨年に引き続き、我孫子市消費者の会のみなさんによる出前授業「認知症講座」を3年生対象に実施しました。パワーポイントを使用したり、ロールプレイングを交えながら大変にわかりやすく丁寧に授業をしていただき、生徒たちも真剣な表情で参加し、ワークシートにも質問に対する答えや自分の考え・感想をしっかりと記入していました。
我孫子市、特に布佐を含む東部地域は高齢化率が非常に高くなっています。そのような地域に暮らす生徒たちに認知症について学ばせることはとても大切なことだと思っています。また、この学習を通して、例えば祖父母と一緒に暮らしている生徒たちが当事者意識をもったり、地域を歩いているときに認知症の疑いがある方と出会ったときにどんな対応をしたらよいかを考えることは、生徒たちに社会参画意識を育てるうえでもとても重要であると思います。また、このこと自体が地域貢献に結びつくとも考えています。
「みんなで創る地域の学校」を掲げる布佐中学校です。来年度以降もこの学習を継続させ、この地域で生きる、布佐の明日を担う大切な生徒たちの「生きる力」を育てていきたいと思います。
消費者の会のみなさん、ありがとうございました。
※下記は授業の様子です。クリックしてご覧ください。
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クオリティーの高い文化の祭典・文化活動発表会
11月26日(土)、平成28年度文化活動発表会が保護者・地域の方々にご参観いただき盛大に開催されました。この発表会は、本校の特色ある教育活動の一つである「布佐タイム」の講座で3年間に学んだ成果を発表するものです。
午前中は琴講座を皮切りに、ハーモニカ講座、三味線講座と見事にそろったきれいな音色の演奏、そして郷土芸能、なぎなたと見る者を釘付けにするような踊りや演武、最後に吹奏楽部の会場を魅了する演奏。午後は書道、華道、絵画、また、美術部、技能教科、大空・太陽学級の作品展示と菓子販売。名人顔負けの作品も並び、一生懸命制作した様子が強く伝わってきました。さらに、柔道の演武、気象学のプレゼンテーション、茶道のお茶体験、グローバルピースの発表など、見る者・参加した者を惹きつける工夫や努力の跡が感じられて本当に楽しく充実した1日でした。
閉会式でも、長崎平和記念式典参加報告と英語スピーチ大会代表生徒発表が今年から加わり、しっかりとフィナーレを締めくくりました。私からは、生徒たちの頑張りを讃えるとともに、改めて「布佐タイム」の素晴らしさについて「こんな発表会は日本中どこの学校に行ってもやってない。専門の先生や地域の方に30名以上も、しかも年間に10回前後、長年にわたってご協力いただいているという状況は奇跡的。」「3年間継続して学習することで、初めて布佐タイムで目標としている力(探究心、表現力、異文化理解、日本の伝統・文化理解、地域との関わり方・つながり方を学ぶ等々)が身につく。1年間の学習ではとてもこんな発表会はできない。」ということ、そして「今後、中学校を卒業してからも継続して学んでいける生涯学習のきっかけのようなものをつかめる人が少しでも増えてほしいと願っている。」という話をしました。
今年度はこの発表会をもって「布佐タイム」の幕を閉じますが、来年度以降もこれをさらに継続・発展させ、子ども達にとって今年度以上に有意義なものにしていきたいと強く思っています。今年度もお忙しい中、講師を引き受けていただいた諸先生方に感謝し、再度御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
※文化活動発表会の様子につきましては、20(日)に行われた和太鼓祭りに出演した郷土芸能講座の様子とともに「生徒の活動」のページにアップしてありますので、ご覧いただきたいと思います。
学級・仲間への思いを込めた合唱祭
11月17日(木)、印西市文化ホールにて平成28年度合唱祭が地域・保護者のみなさんに足を運んでいただき、また、布佐小・布佐南小の6年生も3年生の演奏を聴きに会場を訪れ、盛大に開催されました。
それぞれの学年・学級で、それぞれの特色を出した見事な合唱の発表だったと思います。本当に半日 (私が午後から出張だったため、午後からの特設合唱団の演奏が残念ながら聴けませんでした) があっという間に過ぎていったという思いです。生徒たちの素晴らしい歌声がホールいっぱいに響き渡り、それに聴き入っていたら本当に時間がとても短く感じました。
開会式で1・2年生には1学期の歌声交歓会よりも大きく成長した姿を、3年生には中学校生活最後の合唱祭に懸ける思い、数ヶ月後に一緒に卒業していく学級の仲間への思いが溢れる演奏を期待したいという話をしましたが、各学級の合唱と生徒たちの歌う表情からは、見事にそれが伝わってきました。どの学級にも歌で表現することが苦手な人が何人かはいるはずですが、誰1人としてそれを感じさせない発表で、賞をもらった、もらわないはありましたが、学級による差など微塵もない演奏であったと思います。全員を学級に取り込み、心を一つにして合唱祭への思いを一生懸命に表現していたからであり。そのメッセージが伝わったからこそ、歌の完成度云々を別にしても、聴く側の人たちが真剣な眼差しでステージの全学級の発表に魅せられていたのだと思います。
2人の講師の先生からも、それぞれの学級のよさや布佐中全体が年々レベルアップしていること、音楽だけでなく、スポーツを始めとしたどんな分野でも感性を磨くことが大事だという話。合唱曲では、その詩のもつ意味をしっかりと理解し、聴く側にどう伝えていくかが大切であり、多くの学級でそういったことを意識した取り組みがされていたというお話をいただきました。
次は、学級を越えて3年生を送る会や卒業式での歌声、つまり学年や全校でのまとまりが問われることとなります。コンクールも競争もない日々の歌声活動にどう取り組めるかで布佐中生の真価が問われます。みんなのために心を合わせて人とつながることの大切さを学んだ合唱祭の経験を活かし、さらに聴く人の心に感動を与える歌声を自分たちの手でつくりあげていってほしいと願っています。
会場を訪れて、生徒たちに温かい応援と拍手を送っていただいたすべてのみなさんに感謝いたします。ありがとうございました。
※合唱祭の様子については、後日、布佐小・布佐南小の
音楽集会・音楽フェスタに出演した特設合唱団の様子
とともに「生徒の活動」のページにアツプしますので
ご覧いただきたいと思います。
県下屈指の布佐中図書室!図書Bの集い
16日(水)、図書ボランティアの集いが行われました。この1年余り、図書ボランティアのみなさんの地道な活動によって本校図書室の整備は格段に進歩し、子ども達の読書離れも徐々に解消しつつあるように感じています。
その中でも蔵書のデータベース化・システム化によって蔵書管理が容易で正確になり、コンピュータによる図書検索やバーコードを利用した貸出し・返却が可能になってきたことは画期的であり、我孫子市では初めて、県内でもほとんど例がないのではと思います。まだすべての作業は完了していませんが、全体の8割ほどのコンピユータへの入力やバーコードラベルの貼り付けが済み、図書委員への使い方のレクチャーを行って先月から実際に活用を始めて生徒たちの反応も上々です。
本当にボランティアのみなさんのコツコツとした努力には頭が下がる思いです。ゆくゆくは、図書貸出しの大幅増に加え、検索システムを利用した授業での調べ学習などで大いに活用したり、生徒たちが資料を探して学習できる場となっていくことを夢見ています。
この取り組みは、我孫子市教育研究会図書館部会でも他校の先生方から称賛され、うらやましく思われたり、先日の公開研究会でコマーシャルした後にも他校の先生方から大きな反響がありました。生徒たちが本に親しみ、本からたくさんの栄養を吸収して伸びることができるよう、今後もボランティアのみなさんと手を携えて図書室の充実に努めていきたいと思います。
※図書ボランティアの集いでコンピユータ処理の方法を学
んでいる様子や作業をしている様子です。クリックして
ご覧ください。
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我孫子特別支援学校あよう祭に参加して
12日(土)、我孫子特別支援学校であよう祭が開催され、本校からも吹奏楽部が招かれて演奏を行いました。我孫子特別支援学校には小学部と中学部の子ども達が在籍していますが、それ以外にも来賓の方や地域のみなさんなど多くの方々に見守られて大変に盛大で、発表に、展示にと子ども達の頑張った様子が伝わってくる文化祭でした。
本校の吹奏楽部は午後からの演奏でしたが、プログラムが進むにつれて次第にお客さんが増え、いつのまにか体育館に溢れるほどの人が演奏を聴きにきてくれました。最後のフィナーレでは、特別支援学校の先生方も演奏に合わせて華麗な(?)ダンスを披露してくれましたが、何よりも子ども達が本当に純粋に、心から音楽を楽しみ、音楽に乗せて身体を動かしている姿が印象的でした。本校の生徒からも、「私たちの演奏を純粋に楽しんでくれている姿を見てうれしかった」という感想がありきした。
インクルーシブ教育の推進という言葉をよく耳にします。本校でも居住地校交流等で特別支援学校との交流を行っていますが、まさにインクルーシブを実践し、両方の学校の子ども達にとって、とても意義深い1日になったということを強く感じました。
※あよう祭での吹奏楽部演奏の様子は、13日(日)に行わ
れた野球部の飛燕杯での頑張りとともに「生徒の活動」
のページにアップしますので、どうぞご覧ください。
本職顔負け!布佐中の子ども議員
10日(木)、市議会本会議場において平成28年度の子ども議会が行われました。本校からは3年生の旧生徒会メンバーである藤井翔太君と伊藤汐里さんが学校代表として参加、藤井君は全体の議長を務めた他、それぞれ「学校の老朽化に伴う補償計画」「手賀沼終末処理場での指定廃棄物」について質問し、市長・教育長から答弁をしていただきました。二人とも朝から緊張した面持ちで自分たちの順番(午後2時41分予定)に備えていましたが、大変に堂々とした態度で立派に役割を果たすことができていたと思います。
他校の小中学生たちからも、「我孫子市の人口を増やすための具体的な取り組み」「布佐地区に完成した復興会館の今後の活用」(布佐小)「戦争体験の話を小中学生に」「生ゴミ削減の提案」(布佐南小)「公共機関におけるPR活動を通じた我孫子の魅力発信」といった質の高い質問が相次ぎ、傍聴席から見ていた私たちも感心させられました。
最後に子ども議員を代表し、藤井君から市民の生活向上のために働いている市職員への感謝と子ども議会開催へのお礼、市長からは子ども議員への評価と市政の役割、一人ひとりが意見をもって話し合うことの大切さについて、教育長からは講評と将来、市民として議員席に座ることや答弁席に座る可能性も含めた市政への参加、予算と事業の優先順位といった話がありました。小中学生の年代ではなかかな経験することができない貴重な1日を過ごした子ども達の、この経験を活かした将来の我孫子市での活躍に期待したいと思います。
※下記は子ども議会の様子です。クリックしてご覧くださ
い。
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地域の文化祭・頑張る生徒たち!
先日も「生徒の活動」のページに「布佐文化祭」の様子をアップしましたが、先月半ばから今月にかけて行われている地域の祭りや催し物の多さと布佐のみなさんのエネルギーには本当に驚かされます。まさに布佐地域の一体感は、地域の方々がお元気で活発に活動されている賜であると思いますし、布佐の地域色が感じられます。
10月30日(日)の「ふさの風文化祭」と11月3日(木)の「平和台祭」にも本校から吹奏楽部や特設合唱団・美術部と参加をし、演奏や踊り(大利根小唄)を披露したり作品を展示させていただいています。そういった場所を訪れると、みなさんが口々に「中学校の御協力をいただきありがとうございます」という言葉をかけてくださいます。そんなことからも、「生徒たちも地域の一員として、しっかりと地域貢献しているんだな」と思うわけですが、逆に、学校としても、生徒たちが日頃頑張っている活動の成果を発表する場を与えていただけることは大変にありがたく、生徒の成長にとっても大きなプラスになると感謝しています。
学校と地域がWin-Winの関係である今の状況が、今の布佐中の落ち着いた教育環境に結びついていることは間違いなく、これからもずっとこうありたいと思った11月のスタートでした。
※「ふさの風文化祭」「平和台祭」での吹奏楽部の演奏や地域の方と一緒に踊った大利根小唄の様子、特設合唱団の演奏、美術部の展示作品は「生徒の活動」のページにアップしています。どうぞご覧ください。
大成功!布佐中学校区小中一貫研究発表会
このホームページ上でもお知らせしてきましたが、26日(水)、布佐中学校区小中一貫教育中間発表会(公開研究会)が、本校を主会場として500名を超える市内全教職員、市外から情報を聞いて駆けつけた先生方、東葛教育事務所や市教育委員会など行政関係者、来賓のみなさま、そして地域や保護者の方々に多数ご参加いただき(新聞社も5社の取材がありました)、大盛況、そして大成功のうちに幕を閉じることができました。
平成26年度から3年間の指定を受け、将来は市全体で展開する計画となっている小中一貫教育の推進校としての研究開発でしたが、実質は平成24年度に公開した小中一貫した地域学習「ふさカリキュラム」からスタートした息の長い取り組みであると考えています。
26年度の指定当初は推進校というよりモデル校という位置づけで、市で策定した小中一貫共通カリキュラムを先行実施して検証するというのが大きな役割でした。しかし、そうではなく、地域と密着した布佐地区の特色を活かした布佐中学校区独自の小中一貫教育を創り上げていきたいという多くの先生方の願いのもと、発表させていただいたような「地域総ぐるみで学校を創り、街を創り、子どもを育てていく」ことを目指し、カリキュラムで繋ぐ分離型小中一貫教育の形ができあがってきました(詳細は本ホームページの「布佐中学校区小中一貫教育」のページをご覧ください)。
ある意味、困難な船出を選択したわけであり、ここまでくるにはたくさんの苦労や葛藤、小学校との文化の違い、先生方の意見の相違etc.がありましたが、それら一つひとつを乗り越えながら、やっと布佐中学校区らしい小中一貫教育となってきたのです。まだまだ解決していかなくてはならない課題は山ほどありますし、私たちの進めてきたことが成果となってあらわれる(と信じています)のは数年先のことになると思います。今回の発表もあくまで中間報告となります。
従って、この先、例え校長が代わっても、核となる職員が転勤しても、この取り組みがいつまでも持続可能なものとなるように、地域・保護者と組織する小中一貫運営協議会も立ち上げました。地域のみなさんには、ぜひ今回の研究発表を通して小中一貫教育への理解とその意義について再認識していただき、布佐の未来を拓く大切な子ども達の成長のために、さらなるお力添えをいただければと願っています。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
※布佐中学校区小中一貫教育中間発表会の様子について
は、後日、「生徒の活動」のページに掲載します。
新生布佐中学校の船出!生徒会役員任命式
24日(月)、生徒会新執行部・委員会新委員長の任命式が行われました。「式」という形にふさわしく厳粛な雰囲気の中で実施できました。新執行部・新委員長ともに、ほどよい緊張感の中に意欲に満ちた表情が感じられ、一人ひとりが述べた決意もやる気をアピールするだけではなく、立会演説会に続いて、例えば「広報活動を充実させて部活動の活性化を図ります」とか「生徒会新聞の発行やホームページの更新を欠かさず行います」「清掃改革を実行します」といった具体的な公約を立会演説会に続いて堂々と述べることができていました。彼らには、これからの生徒会行事の企画・運営にとどまらず、ぜひ政策提言したそれぞれの目標に向け、思い切って具体的な活動を展開していってほしいと思います。全教職員で精一杯支援していきます。
また、この1年間頑張ってきた旧執行部・旧委員長も後輩に後を託し、立派に最後の挨拶を終えました。彼らのここまでの苦労、そして一つ一つのことをやり遂げた後の成就感や感動は、間違いなく彼らの成長のエネルギーとなっているはずです。1年間の活動の成果を誇りとして、今後の学校生活でますます自身を向上させていってほしいと願っています。
なお、新執行部・新委員長の名前は、ホームページの「生徒会から」にて紹介させていただいております。
※生徒会新役員任命式の様子です。クリックしてご覧くだ
さい。
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