校長日記

校長日記

3月5日(金)二分の一成人式の話

3月5日(金)本日、二分の一成人式が行われました。
 多くの保護者の方々にお越しいただきました。
残念ながら人数制限があり、一家庭1人のためご迷惑をおかけいたしましたが、無事に執り行うことができうれしく思います。
ありがとうございました。

 以下、私のほうからの話です。


                        令和3年3月5日
        二分の一成人式のあいさつ

 今日は二分の一成人式、おめでとうございます。みんなこんなに大きくなりました。温かい人間の手がないと人はここまで育つことはできないのですよ。

 みなさんは、生まれ落ちたその日からお家の人たちに大切に育てられたから今ここにこうしているのです。今日はおうちの方々にもお越しいただきました。お忙しい中、本当にありがとうございます。
 
 さて、みなさんは、この小学校時代に、あるいは一生という時間をかけてどんな人間になろうとしているのでしょうか。

 美しい桜の木のように、自分のいいところを輝かせて生きていきたいですね。地球上にみなさんは一人しかいません。私たちはみな一人一人光ある存在として今ここにいます。

 光らない人など一人もいません。だから、これからも自信をもってこの地球上に一人しかいない自分を大切に、自分らしさを大切にして輝いてください。

 笑顔あふれるやさしさと、一人一人の大事な輝きを大切にする良き人間として、これからも自分を支えてくれるお友達や先生、そして家の人たちを大切にしてください。

 最後にサトウハチローさんの「美しく自分を染め上げてください」という詩の一部を読んでお祝いの言葉とします。

赤ちゃんの時は白  誰でも白 どんな人でも白
体や心が育っていくのと一緒に
その白を美しく染めていく 染め上げていく

人には優しく 自分には厳しく
これを続けると 白はすばらしい色になる

人をいたわり 自分をきたえる
これを重ねると 輝きのある色になる

急がずに ちゃくちゃくと
自分で自分を 美しく より美しく 染め上げてください

 二分の一成人式おめでとう。今日は素敵な会になりますように!
先生のお話はこれで終わります。



 

3月2日(火)朝会の話

3月2日(火)児童朝会の話

 おはようございます。昨日から、早や3月になりました。
6年生は、あと18日、1年生から5年生はあと17日で今の学年が終わります。
 あとわずかですが、悔いが残らないよう精いっぱい頑張りましょう。今日は、「心の土台なしには、きれいな花は咲かない」というお話をします。

 みなさんの心はどんな形をしていますか?色はありますか?匂いはしますか?
 え~~?と思うかもしれませんね。実は、教科のお勉強に基礎基本があるように、心には心の土台があるのです。

 勉強を始める前に「これから1時間目の勉強を始めます」とあいさつしますね?それは、これから勉強するよと心を安定させているのです。勉強が始まります。先生の話を聞いたり、黒板に書かれたことをノートに書いたりしますね?その心の土台は、粘り強さや頑張るぞという気持ちです。教室の掃除や片付け、どうしてやるのでしょうか?それは、自分やみんなが使うところをきれいにしたいという心の土台があるからですね。

 5年生や6年生が委員会の仕事をしてくれます。毎日、花壇の水やりを1日も欠かさずにやってくれている人を校長先生は見ています。 
 お教室のごみをしっかりと捨ててくれている人を担任の先生は見てくださっていますよ。
 学校やみんなが気持ちよく過ごせるようにと思うやさしさや思いやり、我慢強さ、一生懸命さ、これらはみな、その人の心の土台なのです。

 さて、ここで考えてみましょう。みなさんはこんな素敵な心をもっているのに、友達の悪口をこそこそ言っていませんか?「むかつく」とか「きもい」とか汚い言葉を使って友達を傷つけていませんか?
 さあ、点検してみてください。心の土台はぐらついていませんか?安定していますか?修理の時期に来ていませんか?自分の心をのぞいてみてください。

 小学生であるみなさんは、今立派な大人になるために心の根をはりきれいな花を咲かせる準備をしているのです。相手の悪いところばかりを見るのではなく、よい所を見る。みんなで励まし合いながら見事な花を咲かせましょう。

 心が変われば、行動が変わります。思いやりや粘り強さ、素直さなどの根をたくさんはって、大きなきれいな花を咲かせましょう。今日は6年生を送る会もあります。先生はとても楽しみにしています!どんな心の土台が見られるかな?
 これでお話を終わります。

2月12日 避難訓練の話

2月12日避難訓練の話

 今日は、「予告なしの避難訓練」でした。
 今日のように、掃除をしている時や、トイレに入っている時、登下校で道を歩いている時、独りで留守番をしている時、塾や習い事に行っている時などに地震が来ることもあります。

 いつもお話しているように、いつどこで大地震が来るか誰にもわかりません。そばに大人がいない時でも自分の命は自分で守れるように訓練しておきましょう。
 また、建物の中にいる時に地震が来たら机の下にもぐるか、机もない時にはできるだけダンゴムシのように丸くなった姿勢でしゃがみます。
 外にいる時には、建物から離れてやはり低い姿勢で揺れがおさまるのを待ちます。基本の行動をしっかりと身につけて自分の命を守るようにしましょう。
 
 ところで、みなさんは地震や火事などの災害が起きたときの「避難場所」は、家族でお話して確認していますか?
 この前、防災の備品を家に持ち帰ったと思いますが、いざという時の水や食料を用意していますか?普段から防災グッズも準備しておきましょうね。

 いつもハンカチを身に付けていますか。
 普段からお話をしっかり聞いて行動しましょう。
 

これで、今日のお話を終わります。

2月2日新一年生入学説明会

 新一年生入学説明会でお話ししたことです。緊急事態宣言下、時間をかけずに実施ということで、早口になってしまいました。お許しください。

      新一年生 入学説明会あいさつ
 
 皆さまこんにちは。
 本校の校長伊藤と申します。
 今日は、お忙しい中、新一年生入学説明会にお集まりいただき有難うございます。

 さて、あと約2カ月を経過すると、令和3年度東寺方小の入学式を迎えます。4月の入学式を心待ちにしているお子さんも多いのではないでしょうか。
 私たち教職員も、ピカピカの新一年生を迎える日を心待ちにしています。
 
 このコロナ禍で、今まで当たり前に出来ていた学校生活も大きく変わってきました。
 マスクをつけなければならない事、人との距離を取らなければならない事、みんなで集まってお話ができない事等です。
 新しい生活様式に則っていかねばならない制約は多くなりましたが、命が大事です。お子様の安全安心第一に教育活動を繰り広げていきたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。

 本校の教育目標は、たくましい子、おもいやる子、かんがえる子の3つです。この3つを基本としながら、子どもたちの教育に当たっていきます。

 この後、入学の準備や小学校生活についての説明がありますので慌ただしいですがお聞きいただきたいと思います。
 私の方からは、4月の入学を前に、お願いを一つと小学校生活を送るうえで実行してほしいこと、そしてご紹介を一つお話したいと思います。

 まず、一つ目のお願いは、「自分のことは自分でやれるように」ということです。朝は、自分で起きて顔を洗い、歯を磨き、着替えや食事など、日常の生活もできるだけ自分でできることを増やしていけるようにお力添えをお願いいたします。

 次に実行できるようにしたいのは、一つ目は「朝しっかりご飯を食べる」こと、2つ目は、「返事や挨拶を元気よくする」こと、3つ目は、「学校では先生のお話をしっかり聞く」ということです。この3つは1年生から徹底させていただきたいと思います。

 最後にご紹介をさせていただく一つです。東寺方小学校の学校便りとHPです。

 学校便りの巻頭言では、私が保護者の皆さまとお話をしたり、子どもたちとのやり取りをしたりする中で、ぜひお伝えしたいという大切なメッセージを込めて毎月書いています。
 また、HPは各学年の子どもたちの様子を発信しています。すぐにアクセスできますので毎日更新しているHPをぜひご覧ください。

 世界ではいろいろな出来事が起こり、予測不可能な時代がやってきますが、未来の宝である子どもたちをたくましく、考える子、そして思いやりのある子に、ご家庭と一緒に育ててまいりたいと思います。
どうぞ、ご協力をお願いいたします。

 以上で私の挨拶とさせていただきます。本日は宜しくお願いたします。


2月2日朝会の話


2月2日(火)全校朝会の話

 2月になりました。プール横の梅の木も花が咲き始め、とてもいい匂いがしています。まだまだ寒いですが春はすぐそこまで来ていますね。


 今日は節分の日ですので節分のお話をしたいと思います。
 今年の節分の日は、何と124年ぶりに2月2日になりました。
 地球が太陽の周りをまわる周期が微妙にずれて積み重なって、普段は2月の3日が節分の日ですが、今年は2日になりました。

 節分は、字の通り、季節を分けると書きます。
 つまり2月2日は季節の分かれ目となり2月3日の明日から季節が春に変わるのです。
 明日は、立春と言って、寒い冬から春になる切り替えの日です。なんだか心がウキウキしますね。春が待ち遠しいです。

 さて、節分といえば、豆まき。
「鬼は外、福は内」と言って豆をまき、悪い鬼を追い払い一家の幸福を願います。日本の伝統行事です。
 節分は豆をまき、邪気を払ってやり直しを誓う日という説もあります。

 この豆まきの時に心の中から追い出す鬼はいろいろですね。
 自分がたのしければいいという自分勝手鬼、自分さえ良ければいいというわがまま鬼、友達の悪口を言ういじわる鬼、やってはいけないことを後先考えずにやってしまう鬼、自分の心の中に住む鬼は「弱い心」なのですが、実はこの鬼を退治するのは大変なことなのです。
 ですが、一人一人が自分の心と向き合い、心の中の鬼を退治してください。心の中の鬼を追い出し、「福を入れる」今日にしてください。

 6年生はあと2カ月ほどで、小学校を卒業していきます。
 6年生の皆さんは、残り少ない日々をどう送っていくでしょうか。 
 また、1年生から5年生は、6年生とどのような思い出を作れるでしょうか。
 ひとつ学年が上がるまであと少ししかありません。
 どんなふうに学校生活を送るのか、一人一人、しっかり考えてみてください。

 できないことを嘆くより、できることは何かを考えて、仲良く楽しく学校生活を楽しく送りましょう。
 これでお話を終わります。