校長日記

校長日記

1月8日(土)放送朝会の話

1月8日(土)
おはようございます。
 みなさん、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。


 2022年がスタートしました。今年は寅年ですね。

寅年には、「新しく立ち上がること」や「生まれたものが成長すること」の意味があるそうですよ。学校便りにも書きましたが、新しく勇気と希望をもって立ち上がること、これを全員に目指してほしいと願っています。


 さて、今日から後期の後半が始まりましたが今学期は超~短いですよ。なんと52日しかありません。


 しかし、この学期はとても重要です。今の学年の仕上げと次にやってくる学年の準備をする学期です。
 6年生はいよいよ中学生です。範を示す最後の仕上げですね。5年生は6年生のいいところをいっぱい見て最上級生になる心の準備をしてください。
 2,3,4年生は、特に勉強面で苦手なところ、わからないところを今のうちにできるようにしてください。
1年生は、あいさつやお話の聞き方など次にくる1年生にお手本を見せられるようにしてください。


 そこで、今学期をどう過ごしたらいいか校長先生が3つヒントを教えます。

① 1つ とことんやる!
おうちの人や先生から言われたり注意されたりしたことの中から1つ決めてとことんやる。
挨拶をする、友達と仲良く遊ぶ、宿題を忘れない、テストの見直しをする、鉛筆を正しくもつ等どんなことでもいいですよ。

② 2つ 苦手なことを頑張る!
ちょっと苦手なこと、勉強でできなかったことをできるように頑張ってみる。
算数の計算、九九、国語の漢字の書き取りや読み取り等

③ 3つ もっとありがとう!
お家の人、地域の人、友達、先生、小さなことでもいいから日頃みえないもの、気が付かないことをよ~く見てください。きっとありがとうがもっともっと言えるようになりますよ。


 さあ、今学期は何と何の学期ですか?

そうです!仕上げと準備の学期です。4月から1つ上の学年にジャンプするためにしっかり仕上げと準備をしておきましょう。これでお話は終わります。

12月25日(土)朝会の話

令和3年12月25日朝会の話

 今日は、朝8:30からの放送朝会でしたが、すぐに音楽発表会も後に控えていたため、かいつまんでの話となりました。

 

 おはようございます。明日からまちに待った冬休みに入りますね。
校長先生からは、一つだけお話します。
先生方が今黒板に貼った言葉をよく見てください。

(①~④を印刷してあらかじめ配布しておきました)

質問します。この4つの行動の中でこれはいいなと思う行動はどれでしょう。(1年生にもわかるように解説が書いています)
手を上げてください。


① 有言実行・・・ちゃんとやると言って、それをやりきること
② 有言不実行…しっかりやると言って、やらないこと
③ 不言実行・・・黙ってやると決めて、しっかりやりきること
④ 不言不実行・・・やるとも言わないし、しっかりやりきらないこと

③が多いでしょうか?

③が一般的には、素晴らしいといわれています。
昔は日本人は遠慮深いと言われ、つべこべ言わずに黙ってやると決めて物事をしっかりとやることがよいこととされてきました。

 しかし、敢えて校長先生はみんなに①でいてほしいと思うのです。
失敗するかもしれない、でもやってみるよ頑張ってみる!と言って、そして、それをしっかりとやりきる子どもになってほしいと思います。

 たとえうまくいかなくてもいいのです。

冬休みは、お家の人に、

「僕手伝うよ!」「わたし早起きするよ!」「毎日ゲームは1時間だけと決めるよ!」と自分で決めたことを聞いてもらって、しっかりと実行する子どもになってください。
  そして、お正月を楽しく過ごしてくださいね!これで先生のお話を終わります。

12月7日(火)放送朝会の話

12月7日(火)

 おはようございます。元気な皆さんの声が聞こえてきました。いつも校長先生はこの声を聞くとうれしい気持ちになります。

 早いもので12月になってもう1週間が過ぎました。皆さんが楽しみにしている冬休みまであと2週間くらいになりましたね。今年も新型コロナウイルスが流行して前半は大変でしたが、どんな1年だったか振り返ってみてくださいね。

今日は「とげ」のお話をします。

 皆さんは、とげが刺さったことはありませんか?校長先生はお花が好きでよく家でお花を生けたりするのですが、お料理も好きで魚をさばいたりするのですが、その時に指にとげが刺さることがあります。ちくっとしてとても痛いですね。じんじんします。

 さて、皆さんは、自分の周りの人、友達や先生、おうちの人にとげをさしてしまっていることはありませんか?自分はどうだろうかなと頭の中で思い浮かべながら聞いてください。

一つめ、あなたの言葉にとげはありませんか?

とげのある言葉って、相手を傷つけたり、いやな思いをさせたりする言葉です。

「早くしろよ、〇〇は、いつものろまなんだから。」「お前って、何をやっても駄目だなあ」こんなことを言われたらどんな気持ちなるでしょう。

 

二つめ、あなたの目にはとげがありませんか?

 自分がいけないことをして友達や先生に注意されたとき、「〇〇だってやってるのに何で自分だけが怒られるんだよ。」「いいでしょう、私の勝手でしょう。」と言い返し、注意してくれた相手をじっと睨み返すことはありませんか?

 「ごめんね。」と言ってくれたのに、「許さない。」という目で睨み返すことはありませんか?また相手のことを馬鹿にした目で見ることはありませんか。

 にらむ目、ばかにする目、いやな目も言葉のとげに負けないくらい相手をいやな気持にさせます。目は口ほどにものを言うからです。

最後はあなたの心にとげはありませんか?

 友達が褒められたとき一緒によろこんであげないで、「ふん、なにさ、私だってあれぐらいできる。」「僕のほうが出来がいいのに。」と素直にほめてあげる気持ちにならず逆にその人を悪く言ったりすることはありませんか?

 心がとげとげしいと、素直な気持ちになれなかったり、相手にやさしくなどできません。自分の心も、いちいち文句を言い続けて疲れ果ててしまいます。

 この3つのとげについては、自分でよく考えてみてくださいね。冬休みを前に、友達と仲良く過ごしたり、何より自分が毎日を楽しく気持ちよく過ごすためにはどうすればいいのかよく考えてみてくださいね。

これで校長先生のお話は終わります。

10月5日(火)児童朝会の話

10月5日(火)
 おはようございます。元気な声が聞こえてきました。この声を聞くととっても嬉しいです。

 さて、今日は運動会についてお話します。
 今年は、2年ぶりの運動会を開催します。1年生はもちろん2年生にとっても初めての運動会になります。

 昨年は、コロナがどんなものなのかもわからない中で、休校になったり、楽しみにしていた様々な行事が中止になったりしました。みなさんにとっても先生方にとってもおうちの人たちにとっても、残念な1年を過ごしてきました。

 でも今年は運動会ができる!この日をどれほど楽しみにしてきたか。みなさんで作る運動会の活躍と笑顔、お家の人たちの応援と笑顔が今から楽しみです。

 この週末に、校長先生の家の近くの小学校で運動会がありました。その朝に登校するきょうだいの会話が聞こえてきました。
 兄は言いました。「かけっこで足の速い子いるの?」
 弟は答えます。「うん、いる。」

 すると兄はこう言いました。
 「でも負けてもいいやと思ったらだめだよ。そう思ったら必ず負けるよ。いいかい、絶対に勝つと思うんだよ。」

 このお兄さんは、弟思いだなと思いました。あきらめたらダメという言葉ではなく、もっとわかりやすく、「負けてもいいやって思ってはダメ」と言ったからです。そして自分の経験からか「そう思ったら負けるよ。」と教えていました。
 
 実はこれはとても深い言葉なのです。世界中で有名なフリードリッヒ・ニーチェというドイツの偉い先生がこう言っています。「おじけづいたら負ける」という言葉です。

 勝負の前に少しでも負けてもいいと思ったら必ずそうなってしまうという心の働きを教えています。

 このお兄さんは、ニーチェの言葉は知らなかったと思いますが、まさに同じことを言っています。やればできると思うのと、最初からどうせ無理だと思うのでは、結果が違うということです。

 ただ勝てばいいということではありません。運動会が好きな人も嫌いな人もいるでしょう、でもせっかくの運動会です。自分に打ち克って力を出しきる元気な姿をお家の人に見せてあげてください。

 最後に校長先生もみんなに向けて言葉のプレゼントをします。それは「一致団結」という言葉です。
 みんなで一緒に言ってみましょう。
 せ~の!「一致団結!」(大きな声が聞こえてきました)

「一致団結」というのは、同じ目標に向かってみんなで心を一つにして力を合わせる」という意味です。

 各学年で行う表現=踊り、これは、一致団結の表れです。寺小の子供たちと先生方が一つになって素晴らしい運動会になるように、今日から約1ヶ月間一致団結して本番に向けて精一杯の練習に取り組んでください。お話終わります。

9月28日(火)始業式の話

9月28日(火)

 昨日は、令和3年度後期始業式がありました。放送朝会での話です。

 おはようございます。いよいよ新学期が始まりました。前期が先週おわったばかりなので、なんだかぴんと来ないかもしれませんが、今まででいうところの2学期の始まりです。

 さて、今日は「いのちの話」をします。

 実は今、校長先生の娘が赤ちゃんを産むために病院に入院しています。もう、土曜日の明け方からおなかが痛くなって赤ちゃんを産む準備に入りました。
 しかし、なかなか産まれません。本格的な痛みがまだきていないからです。かれこれ2日かかって苦しい思いをしています。

 赤ちゃんを産むことは簡単なことではありません。おなかの中から人間が出てくるのですから当たり前ですね。校長先生は心配でたまりません。今はコロナで、そばにいてやることもできないからです。どんなに痛くて、不安で、でも、どんなに赤ちゃんに会いたくて頑張って産もうとしているのか、早く生まれてほしいと願っています。

 校長先生自身も赤ちゃんを産みましたが、皆さんのお母さんもそうであったように、多くの痛みや、また希望をこめて命がけでみなさんはこの世に生まれてきました。途中で誰かの命がなくなってしまえば、命は受け継がれません。だからこそ、みなさんには自分の命を大切にしてほしい、大切にする必要があるのです。あらためてそう思います。

 人をいじめてもいけない。自分の命を絶ってもいけない。

 そして、皆さんのおうちの人たちが大事にしているみなさんといういのちを、校長先生も先生方も預かっています。先生方は、皆さんを大切に思うおうちの人たちの思いを受けとってみなさんに皆さんにお勉強を教えてくれています。厳しいことも言います。
みなさんが安全に過ごしてすくすくと育ってほしいからです。その思いをバトンタッチされているからです。

 このことを忘れないで、校長先生も先生方も頑張ります。
 みなさんも、後期も自分のもっている力を発揮してほしいと思います。1年生は1年生なりに。6年生は6年生なりに最高学年として範を示してほしいです。
 
 まずは、運動会!そしてさまざまなクラブや委員会や話し合いや行事が無事にできるように、みんなで気をつけるべきことは気をつけて、楽しく仲良く力を合わせて学校生活を送っていきましょう。これでお話を終わります。