校長日記

校長日記

8月24日放送朝会のお話

 8月24日(月)前期後半のスタートをしっかりと!
本日の放送朝会のお話です。


 2週間の短い夏休みが終わりました。今日から前期の残りの授業のスタートです。
 
 この夏休みは、皆さんもコロナウイルスの関係で行きたいところにも行けず不便な思いをした事もたくさんあったことでしょう。また、毎日35度以上と暑い日が続きくたびれたことでしょう。
 
 校長先生も、いつもは田舎にいる自分のお母さんに必ず会いに行くのですが、東京からは動かないでくださいと言われていたので夏休み中にはどこにも行けませんでした。
 
 でも、自分が一つも楽しかったことがなかったというのは、もったいないしくやしい。
 そこで校長先生は、いつもなら年末にする大掃除を夏休みにすることにしました。年賀状やアルバムの整理をしたり、衣服や本、インテリア雑貨の片付けをしたりしました。また、大きなお店に家族で行って安く食料品などをたくさん買って、腐らないようにこまめに仕分けして冷凍するなど、食材の保管も工夫しました。家じゅうをピカピカにしたり、お花を育てたり、物を整理したりすることで、どこに何があるか整理整頓されて暮らしも気持ちもすっきりして住みやすくなりました。

さ て、東寺方小のみんなは、今日からお勉強が始まりますがこれは忘れないでほしいというルールがあります。
 
 それは、いつも言っていることですが「授業中に話をする人は一人とする」というルールです。1年生もどうしてこんなことを校長先生が言うのか考えてほしいと思います。

 昔、今から1400年位前に、聖徳太子という人がいました。とても頭のいい人だったと言われています。ある時、聖徳太子が人々のお願いを聞く機会がありましたが、自分の話を一番に聞いてほしいと10人が一斉に話し始めたそうです。それでも太子はすべての人が話した言葉を全部一度に理解し、的確な答えを返したと言います。本当にそんなことができるのか今から実験をしてみたいと思います。いつもなら、ここで先生方に舞台に出てきてもらうところですが、今日は放送朝会なので放送で実験してみますよ。

 これから、ここにいる3人の先生がそれぞれ違うことを話します。誰が何を言ったかすべてがわかった人は手をあげてください。

 どうでしたか?難しかったと思います。普通の人は聖徳太子のようにたくさんの人の話をいっぺんに聞いて理解することはできません。

 教室でも同じです。たくさんの人がそれぞれに違うことを好き勝手に発言すると結局誰の話もきちんと伝わらないのです。ですから、「授業中に話をする人は一人とする」というルールを守ってほしいのです。一人一人の言いたいことがしっかりと伝わるようにするために、一人一人の発言を大切にするためにこのルールはあるのだと今日から忘れないでくださいね。

 校長先生はみんなの応援団です。頑張ってしっかりとお勉強してくださいね。これでお話を終わります。



 

夏休み前放送朝会のお話

8月7日(金)
放送朝会で子供たちに話をしました。

 明日からいよいよ夏休みが始まります。みなさんとても楽しみにしていると思います。この夏休みは2週間しかありませんがこんなに待ち望んだ夏休みは今までなかったことです。8月になってさすがに、毎日が暑くて大変でしたね。 

 それでも誰も夏バテすることなく毎日元気に学校に来ることができた皆さんを校長先生はとっても偉いと思います。みんなで、がんばった自分に、お友達に、そして先生方に拍手を送りましょう。

 振り返ってみると、皆さんもそうですが、校長先生もそして先生方やみんなのおうちの人たちも今まで誰も経験したことがない大変な4月からの学校生活でした。
 
 新型コロナウイルスという感染症が世界中に広まり、今でもその勢いは衰えていません。感染を防ぐためにマスクをしたり、手を洗ったりして皆さんはとても努力をしてきました。これからも、その努力は続けてくださいね。

 さて、夏休みは、普段の学校生活と違って,それぞれの家庭での生活となります。ふだん学校ではできないことがたくさんできると思います。

 
 夏休みは短いですがたくさん時間がありますよ。みなさんそれぞれ,大好きなことや得意なことがあると思います。苦手なことに挑戦することでもいいと思います。ぜひ自分の目標を立てて,それにチャレンジする夏休みにしてください。「このことは,一生懸命がんばって続けたぞ!」というものを,ぜひ作ってください。


 もう一つ大切な話をします。
 それはこの世の中でとっても大切なもののお話です。何だと思いますか?

 そうです。みなさんの命です。
夏休みになると,新聞やテレビでとても悲しいニュースが報道されます。

 水の事故です。毎年,川や海で,何人もの人たちが大切な命を亡くしています。ちょっとした油断や気持ちのゆるみが,大変な事故につながります。自分の命は自分で守るようにして下さい。

 そして、交通事故にも気を付けてください。ルールや決まりは,みんなの命を守るためにあります。それをしっかりと守ること。これが安全につながります。十分に気を付けて,毎日生活するようにして下さい。

 明日からの夏休みが,みなさんにとって,思い出に残る,素敵な夏休みになることを心から願っています。そして,8月24日には,また元気な皆さんの笑顔を見ることができるのを楽しみにしています。

6月1日第1ステージ開始

6月1日(月)
本日から、毎日第1ステージ(クラスを2分割にした分散登校)が始まります。5月の登校日とは、登校時刻も時程も違います。子どもたちが安全に登校できるようにご家庭での見守りを引き続きよろしくお願いいたします。
 朝、子どもたちの様子を見ていると、きちんとマスクをつけ、雨が降っていたにも関わらず、密にならないように気を付けて整然と校舎内に入っていました。しっかりと朝晩2回の検温も行い登校してきている姿は、ご家庭でのご協力のおかげと大変感謝いたします。ありがとうございます。

 依然、「新型コロナウイルス感染症」のために世界中の人たちが苦しんでいます。世界の感染者数はなんと600万人にも上り、そのうち37万人の方々が感染によりなくなっているとのことです。子どもたちを怖がらせないよう、しかし正しく恐れ感染しないように気を付けるよう、そして、正しい知識を身に付け、差別やいじめが起こらないよう、今日は、放送朝会で以下のような話をしました。

おはようございます。
長い間、学校が休校になり、登校日を除くと皆さんと一緒にお勉強ができない期間が約3カ月も続きました。元気でしたか?校長先生も、先生方も皆さんと一緒に学校で過ごすことができる今日この日を楽しみに待っていました。
今まで誰も経験したことがなかったのですが、新型コロナウイルスという感染症が世界中で流行して、たくさんの人たちがなくなったりしました。
大変な3カ月間でしたが、乗り越えてきましたね。遊びたいのに家の中で過ごして我慢してきました。みなさん偉かったですよ。
これからも、まだ安心ではありません。しかし、うがい手洗いをすること、人との距離を保つこと、マスクをつけてエチケットを守る事、このたった3つのことで命を守ることができます。
学校が始まりましたが、今まで以上に気を付けて頑張りましょうね。


さて、今日から6月です。もうすぐ梅雨入りしますね。6月は雨の多い日が多くなります。登下校や休み時間にけがをしやすい時期でもあります。交通ルールや、教室での過ごし方のルールを守って、安全にすごすようにしてくださいね。
いつもなら6月はふれあい月間です。ふれあいとは、友達や先生、交通安全の見守りのおじさん、家族やご近所の方などなど、周りにいるいろいろな人と、あいさつを交わしたり、お話をしたり、遊んだり、いっしょに勉強したりすることです。感染防止のためにいつものようにはふれあえませんが、気持ちのよい元気なあいさつやこまったときに助け合う親切なおこない、はげましやほめ言葉など、よいふれあいは、人を元気にしたり、笑顔にしたりします。
よいふれあいがあれば、よくないふれあいもあります。悪口やなかまはずれ、意地悪や暴力は、よくないふれあいです。よくないふれあいは、人のやる気をなくしてしまいますし、人を泣き顔や悲しい顔にします。
人を悲しませる、よくないふれあいは、ふれあいとはいえません。
それはいじめです。いじめは、どんな理由があってもゆるされません。「いじめゼロ」の安全安心な学校が校長先生やおうちの方々の願いです。
さあ、みんなを笑顔にする、よいふれあいでいっぱいの6月をスタートしましょう。
校長先生のお話はこれで終わります。

ニュートンは2年間休校の時に万有引力の法則を見つけた

5月11日(月)
長い休校中、ご家庭ではどのようにお過ごしだったでしょうか。
今日からやっと分散登校を実施することができました。

一向に収束が見えない「新型ウイルスコロナ感染症」。この1mmにも満たないウイルスが世界中を震撼させてもう5か月も経ちます。
かつては、ペストが発生した時、学校は2年間もの長き間休校でした。当時学生だったニュートンは、この2年間を「創造的休校」と名付けたようです。ニュートンは皆さんもよくご存じの万有引力や、微積分法、光のスペクトル分析など多くの歴史的発見を成し遂げた科学者です。りんごの実験で有名ですね。世の中は、資本主義社会が発展しました。
コレラ発生後は、下水道が完備され公衆衛生への意識が高まったともいわれています。
では、いったいこのコロナは私たちや社会をどのように変革させていくのか。

私自身、毎日の電車通勤は今でもとても怖い思いをしています。自分がコロナに感染してしまったらどうしよう、知らずに人を感染させてしまったらどうしよう、学校から感染者が出てしまったらどうしよう、子供たちや家庭から発症者が出て命を失ってしまったらどうしよう。目に見えない不安や、先の見えない閉塞感を打破するにはどうたらよいのかと毎日考えさせられていました。

そんな時、以前一緒に働いてきた職場の恩師であった校長先生より、「今より高く、さらに高まる教育を、人生を、目指せ!」と応援のエールを送っていただきました。
勇気が百倍になったのは言うまでもありません。

今の状況を嘆き悲しむだけではなく、顔を上げて前に突き進むことが大切だと考えています。この状況下で、できなくなったことだけを振り返るのではなく、新しい価値観や、新しい学校の在り方や、新しい生き方を先生方や子供たちと一緒にしっかりと考えていきたいと思います。

 オンライン学習の設備も整いつつあります。多摩市ではしっかりと子供たちの教育について対応してくださっています。タブレットやルーターの貸し出しも始まります。ICT環境が整えば、それでよしということではなく、新しい子どもたちとの学びをわたくしたち教員も試行錯誤しながら実践していこうと取り組んでいます。

 今週、授業動画のテスト配信を行います。第1回目は、もう担任の先生も誰だかわからなくなっちゃった!?子供たちのために先生方が自己紹介をしたり、子供たちに質問をしたりしているものです。(マスクをしているので顔がはっきりしていない場面もありますがお許しください。)
 来週からは、登校日に配布される1週間ごとの課題に沿って、課題を手元で取り組みながら先生方が進め方や考え方を動画で解説してくれます。なれないことも多いかと思いますが、あらゆる可能性を信じていろいろな工夫を施していきたいと思います。
 ご家庭におかれましては、ぜひご協力ご理解いただけますようよろしくお願いいたします。

マスクをつくってみようかな

4月30日(金)
きょうは、3年生の下山(しもやま)先生が、土日に作ってくださったマスクをしょうかいします。こうちょう先生は、しもやま先生からたくさんマスクをいただきました。こんど、がっこうがはじまったら、みなさんにも見せてあげますね。そして、こうちょう先生も、しもやませんせいをみならって、マスクをこのれんきゅう中につくってみようかなとおもっています。
 この学校ホームページでも「マスクのつくりかた」をしょうかいしましたが、みなさんも、マスクがうっていなくてくろうしていると思います。ぜひ、おうちの人たちといっしょに、マスクをつくってみてくださいね。大きい学年の人たちは、かていかでミシンをならったので、おうちにミシンがあるとつくれそうですね。ミシンがなくても手でぬったりできますよ。ちかごろでは、キッチンペーパーなどでもつくれるようですね。みんないろいろとくふうしているのだなと、こうちょう先生はとてもかんしんしています。

             下山先生が作ったマスク