学校の様子

2023年7月の記事一覧

もしも、あなたならどうしますか・・・。

少し考えてみてください。

もしも、ある人が見えないところで陰口を言われていて

次第にその人への接し方もあからさまに周りが変わって・・・、その人が苦しくなってきている様子を感じたとき・・・。でも、ことの発端はその人の行いが悪いからでした。

そんな時、皆さんはどのように行動しますか?

 

先日、1年生でいじめ防止授業を行いました。

 

記事のはじめに書いてある物語の動画を見て、皆さんならどうしますか?という選択肢を与えられました。

①ある人に対する悪口を止めるように言う。

②そのまま傍観する。

自分ならどちらの行動をするのか考え、理由も書き出していました。

①の意見としては

「その人がかわいそうだから」「このまま何もしないで、大きな問題になったら自分が嫌だ」などが挙げられました。

②の意見としては

「その人が原因だし、自分でやったことは自分で解決してほしい」「自分が止めに入ることで自分も標的にさせるかもしれないから」などの意見が挙げられました。

 

この後はそれぞれの分岐のifストーリーを見ました。

①の行動を行ったストーリーでは、その人に対する批判は無くなり、クラスの雰囲気が良くなるハッピーエンドでした。

②の行動を行ったストーリーでは、批判や行動がエスカレートし、取り返しのつかないことに・・・。

 

 

ここで講師の先生は、被害者や加害者にならないようにするのではなく、周りがどのように動くかが大切であると伝えていただきました。

自分自身が行動する勇気がないのであれば、友人や保護者、先生に伝えることが大切である。

どれも難しいときは「STAND BY」というサイトがあることも教えてくださいました。

このサイトは、匿名で誰でも相談できるというものです。

 

人が多く集まると必ず何かが起きます。

何も起こさないことも大切なのかもしれませんが、何かあった時にどのような行動ができるのか考える。

考えた上でより良い行動ができるようになる。これが「自律」なのではないでしょうか。

 

誰かが被害者になった時に「声をかける」「寄り添ってあげる」ことができると人としても大きく成長するのではないかと考えます。

 

この授業を受けた1年生がどのように成長するのか、期待したいです。