2025年7月の記事一覧
1年生 親切について考える
7月8日(火)
親切について考える、1年生の道徳の授業を参観しました。
教材は「はしのうえのおおかみ」です。
「はしのうえのおおかみ」は大きく3つの場面それぞれで考える場面が設定されていました。
最初はおおかみが一本橋でうさぎやきつねなど自分より弱い動物たちを、
「橋の上を通るな!」と追い返している場面です。
おおかみの気持ちを想像した子どもたちからは、
「おもしろい。」「いじわるは楽しい。」と思っているといった発言がかえってきました。
黒板にはおおかみの気持ちをニコニコマークで表していました。
次の場面では、同じ一本橋でおおかみがくまと遭遇します。
おおかみは、自分より強いくまに道を譲りますが、くまはおおかみを抱きかかえて橋を渡らせてくれます。
「くまさんはやさしい。」「わるいことをした。」「くまみたいにすればよかった。」
子どもたちはおおかみの気持ちをそんな風に読み取っていました。
最後は同じ一本橋で、おおかみとうさぎやきつねが出会う場面です。
おおかみは今度はうさぎやきつねを抱きかかえ、くまのように橋を渡してあげます。
「いい気持ち。」「くまさんみたいにやってみよう。」
おおかみの気持ちは、、、やはりニコニコマーク!
授業では最初の場面でのニコニコマークと、今回のニコニコマークを比べて違いについて話し合いました。
「(同じいい気持ちでも)相手も自分もいい気持ち!」「親切にすると自分も相手もうれしい。」
教室には「大事なきまり」としてふわふわ言葉とちくちく言葉が掲示されていました。
これまでも学習を重ねてきて、またひとつ心にあたたかさが加わったのではないでしょうか。
今日は校内の授業研修会で、まわりにたくさんの人がいました。
そんな中、物怖じすることなく堂々と意見を述べていた一年生の成長した姿に感動しました。
1年生 ふれあい交流会
7月4日(金)に1年生が地域の方とのふれあい交流会を行いました。地域の方々と一緒に体育館でじゃんけん列車をしたり、ビンゴ大会をしたりと大変楽しい会になりました。じゃんけん列車では他のクラスの友達や先生たち、地域の方々とふれあいながら様々な人との交流を深めました。子どもたちだけでなく地域の方々の笑顔も見られ、地域と学校を結ぶ大変貴重な時間になりました。ビンゴ大会では、数字が読みあがるたびに「よっしゃー!!」「全然ないんだけど」などと大きな声を張り上げながら、楽しんでいる様子が見られました。1年生でビンゴをやるとこんなに盛り上がるんですね!!一つ大きな発見です。
ふれあい交流会に参加してくださった地域の方々大変ありがとうございました。これからも学校と地域で協力し合いながら子どもたちを育てていきたいです。
3年生 俳句に親しむ
7月7日(月)
これまでの授業で俳句の特徴をつかみ、いろいろな俳句のイメージを想像してきた3年生。
今日は、各自がお気に入りの俳句を見つけて、その俳句のよさを友だちに伝えます。
まず、新しく示された俳句について全員で話し合いました。
名月をとってくれろと泣く子かな(小林一茶)
えだまめや三寸とんで口にいる(正岡子規)
雨しとど流されまいぞめだかの子(髙木晴子)
「名月はお月見の月だから秋の季語だね。」 「三寸は昔の長さの単位で、だいたい9cm。」
「雨しとどは雨がすごく降っている場面なんだ。」「めだかは夏の季語なんだね。」
俳句のイメージを想像するポイントは、音、色、におい、天気などだそうです。
お気に入りの俳句を決め、グループで自分のお気に入りの俳句とおすすめのポイントを伝え合います。
どのグループも楽しそうに俳句について語り合っています。
前に出て自分のお気に入りの俳句を発表!
十七文字の言葉からイメージを膨らませ、お気に入りポイントを伝えていました。
自然に拍手がわきおこっていたのが印象的でした。
職員 いじめ防止研修
7月4日(金)
指導課いじめ防止相談対策室の上村指導主事を講師としてお招きし、いじめ防止研修会を行いました。
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<内容> 1 いじめの定義 2 学校のいじめ基本方針から 3 いじめ認知件数から 4 事例検討 5 まとめ |
学校は、すべての児童にとって安全で居心地のよい場所でなくてはなりません。そのために、いじめ防止に関わる法律、自校のいじめ防止基本方針のポイントを改めて確認しました。その上で、様々な事例に対してどのような対応が適切か、グループ協議を行いました。いじめを認知したときに、組織として速やかに適切な対応がとれるように、今回の研修を生かしていきます。
5年生 線から生まれたわたしの世界
7月1日(火)
第2回校内授業研究会を行いました。
今回は、5年生の「線から生まれたわたしの世界」という題材です。全3時間で計画しています。
子どもたちがつくりだす喜びを味わえるよう、今回も2つの手立てを講じました。
1つめの手立てとして、児童が作品作りの見通しを持てるよう、試しの時間を1時間目に設けました。
様々な用具を使いながら、太さや組み合わせ方を変えながら自由に線をかき、イメージを膨らませて行きます。
今日の授業は全3時間の2時間目でした。
前回いろいろ試したことを参考に、線のかき方や組み合わせ方、形、色を工夫しながら作品作りに取り組みました。
2つめの手立てとして、作品作りの途中に、相互鑑賞の時間(ほめほめタイム)をとりました。
グループの中で相手を変えながら2人組で作品の良さを伝え合います。
「同じ形をいろいろな角度で重ねているのがおもしろい。」
「三角形がいっぱいあって、とげとげしている。」
「いろいろな線が入り交じっている。」
、、、など、線のかき方や組み合わせ方、色の調子に着目して作品のよいところを見つけて、伝えています。
「うまい」とか「上手」とか技能をほめる言葉や他の作品と比較するような発言はしません。
形や色といった観点から友だちの作品を鑑賞して、共感できる言葉をかけていました。
自分の作品のよさをたくさん聴くことが自信につながり、つくりだす喜びになるのだと実感しています。