1年生 親切について考える
7月8日(火)
親切について考える、1年生の道徳の授業を参観しました。
教材は「はしのうえのおおかみ」です。
「はしのうえのおおかみ」は大きく3つの場面それぞれで考える場面が設定されていました。
最初はおおかみが一本橋でうさぎやきつねなど自分より弱い動物たちを、
「橋の上を通るな!」と追い返している場面です。
おおかみの気持ちを想像した子どもたちからは、
「おもしろい。」「いじわるは楽しい。」と思っているといった発言がかえってきました。
黒板にはおおかみの気持ちをニコニコマークで表していました。
次の場面では、同じ一本橋でおおかみがくまと遭遇します。
おおかみは、自分より強いくまに道を譲りますが、くまはおおかみを抱きかかえて橋を渡らせてくれます。
「くまさんはやさしい。」「わるいことをした。」「くまみたいにすればよかった。」
子どもたちはおおかみの気持ちをそんな風に読み取っていました。
最後は同じ一本橋で、おおかみとうさぎやきつねが出会う場面です。
おおかみは今度はうさぎやきつねを抱きかかえ、くまのように橋を渡してあげます。
「いい気持ち。」「くまさんみたいにやってみよう。」
おおかみの気持ちは、、、やはりニコニコマーク!
授業では最初の場面でのニコニコマークと、今回のニコニコマークを比べて違いについて話し合いました。
「(同じいい気持ちでも)相手も自分もいい気持ち!」「親切にすると自分も相手もうれしい。」
教室には「大事なきまり」としてふわふわ言葉とちくちく言葉が掲示されていました。
これまでも学習を重ねてきて、またひとつ心にあたたかさが加わったのではないでしょうか。
今日は校内の授業研修会で、まわりにたくさんの人がいました。
そんな中、物怖じすることなく堂々と意見を述べていた一年生の成長した姿に感動しました。