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2024年11月の記事一覧

校長室より【11月19日】 育てアートの卵!

 今週の金曜日22日に、本校をメイン会場として、千葉県教育研究会造形教育部会研究発表大会が開催されます!千葉県中の小中学校や関係諸機関の造形教育に関心のある人々が集まって、本校や近隣小中学校で授業を参観したり、これからの造形教育はどうあるべきか、千葉県の各地から集まった先生方の研究の成果や提案をもとにみなで議論したりする大会です!

 本校では、全職員を代表して5年生の若き担任 I 山先生が、お隣の森の美術館を舞台に、アートコミュニケーターの方々と共に授業を展開いたします!千葉県中から集まった先生方に参観されながらの授業を行うので、本日は最後の確認ということで、5年2組の子どもたちと共にアートカードを使った授業を行いました!

 アートの授業といっても、難しいものではありません。まずは「キーワードゲーム」アートカードを机上に広げ、どれか一枚を念頭にひとりの子どもが「そのカードはかわいいカードです!」のようにキーワードを呟きます。他の児童は、つぶやかれた言葉がどのカードの印象としてつぶやかれたのかを、あれやこれや想像を巡らせ根拠を言い合いながら当てていくゲームです!アートの見方の基本である、「どんなふうにみたっていいし、人の感じ方は人それぞれ!」を感覚的に捉えていきます。

 次のゲームはマッチングゲームです。伏せたアートカードの中からランダムに2枚引いて、そのカードに共通する「何か」を見つけていくゲームです。アートの要素である、「色」「形」「構成」「テーマ」などに自然と目や想いが向くようにしていくゲームです!子どもたちに、どんなところに注目したかを尋ねると、「まず中心を見て、それから周囲や背景に着目した」「絵の中で強調されているものに注目した」「使われている色に注目した」「絵を見て自分に湧き起こる感情を感じた」「作者はどんな人だろうと思いを巡らせた」「カードが伝えたいことを考えた」「カードから伝わる物語を考えた」・・・などなど、非常にレベルの高い素敵な発表が後から後から溢れていました。

 最後に、お気に入りの1枚について、今日知らず知らずのうちに学んだ自分のアートの見方を使って、あれこれ思いを巡らせる時間をとりました!子どもたちの瑞々しい感性に、恐れ入りました!