学校給食ブログ
給食雑学 その3【どんな食器を使っているの?】
毎日暑い日が続いていますが、夏休みも残りあとわずか。
給食センターでは、夏休み期間中、普段なかなかできないような高いところの掃除をしたり、お水を止めないとできない修理などをして、2学期の給食を提供する準備を進めています。
さて、不定期掲載の給食雑学第3弾は、子どもたちが給食を食べているときに使用している食器についての紹介です。
食器は、献立によって少ないときもありますが、汁物用の磁器のお椀、ご飯用の樹脂製のお椀とお皿、トレーの4点が基本になっています。
汁物用の磁器のお椀は強化磁器で、少しぶつけたくらいでは割れません。
樹脂製のご飯用のお椀とお皿は令和6年9月から新たに導入したもので、給食センターオリジナルの大凧の絵柄です。PEN(ポリエチレンナフタレート)という素材で、内側の面が少しザラザラしていて汚れがつきにくく、漂白剤などの洗浄剤にも強いこと、磁器よりも軽くて割れないことなどから導入が決まりました。子どもたちからは「軽くなって持ちやすくなった」と好評です。
トレーの表面は滑り止め加工がしてあり、多少かたむいてもお椀などがずれないようになっています。
ちなみに、お値段は4点セットで税込み6,500円くらいです。(誰ですか?1個100円くらいかと思った人は…)
食器とトレーは、給食センター専用の食器かごにセットし、食器用のコンテナに入れて各校に配送しています。
食器かごはお皿やお椀の間に隙間ができるようになっていて、各学校から戻ってきたら、食器をかごから出さず、まるごと洗浄機で洗います。
食器洗浄機の長さは8m50cm、学校の教室の前後より少し長いです。入口でコンベアに食器かごを載せると、6~7分後に洗い終わって出口から出てきます。中は5つの部屋のように分かれていて、様々な角度のノズルから洗剤とお湯が噴き出し、洗いとすすぎをしています。出口から出てきたら、次の日のために、すぐに学校毎のコンテナに入れます。
コンテナも、毎日洗浄機でまる洗いします。コンテナの高さは150cmくらいあるので、洗い終わったコンテナが洗浄機から出てくる様子は、洗車機を通した車のようでなかなか圧巻です。
洗い終わってコンテナに食器かごを入れた状態では、まだまだびしょ濡れなので、コンテナの扉を全開にしてコンテナごと消毒保管庫に入れ、熱風で乾燥させて消毒します。
ここでクイズです。乾燥させて消毒するのに必要な温度と時間はどれくらいでしょうか?
答えは、90度で1時間です。
次の日の朝、学校に向けてトラックに積み込むまで、消毒保管庫の扉は閉めたまま衛生的な状態を保っています。
令和7年9月の給食だよりです
8月29日(金)の始業式に先駆けて、9月の給食だよりを掲載します。
2学期の給食は9月1日(月)から始まります。
献立は、プロ野球西武ライオンズとのコラボ給食です。いつもの給食のカレーとはちょっと違う「若獅子カレー」をお楽しみに
学校給食調理コンクールで受賞しました
毎年、埼玉県学校給食会主催の学校給食調理コンクールが開催され、このたび、給食センターチームが「埼玉県米消費拡大推進連絡協議会会長賞」を受賞しました
コンクールには地産地消献立部門とテーマ献立部門があり、部門ごとに書類選考による第一次審査で優良と認められた4チームが、第二次審査(調理実技)に出場します。
コンクールの応募献立の条件は「学校での食育のための教材として活用できること」「実際に給食で提供した献立であること」です。そこで、4月に提供した「大凧あげ祭り献立」で地産地消献立部門に応募し、第一次審査を通過しました。
第二次審査は7月24日(木)に開催され、栄養士と調理員、3人のチームで満を持していざ出陣!
調理実技では10食分を調理しました。献立のできあがり、おいしさはもちろんのこと、実際の給食調理と同じように、「作業が変わるごとに手を洗う」「調理工程の途中で必要に応じて中心温度を測る」などの、衛生管理がきちんとされているか、も審査対象となります。
また、献立の内容説明では、大凧あげ祭りのポスターやのぼりをお借りして、地域の伝統行事と給食がコラボすることで、郷土への愛着を育む献立となっていることを審査員にアピールしました。
他チームの献立もそれぞれ素晴らしく、大変勉強になりました。今回の受賞をきっかけに、さらなるステップアップを目指していきたいと思います。
7月15日(火)給食センターの献立【学期末お楽しみセレクト給食】
・牛乳
・キムチチャーハン
・春巻
・ひじきのナムル
・中華野菜スープ
・セレクトデザート(いちごゼリー・マスカットゼリー・サイダー風ゼリーの3種から一つ)
今日は1学期の給食最終日です。そして、おたのしみのデザートセレクトの日です。今回は3種類のゼリー(いちご・マスカット・サイダー風)から1種類を事前に選んでもらいました。一番多く選ばれたのはサイダー風ゼリーでしたが、どのゼリーもおいしいですよ。
もうすぐ夏休みです。暑い夏を元気に過ごしてください。
2学期の給食も楽しみにしていてくださいね。
7月14日(月)給食センターの献立 【兵庫県の郷土料理】
・ごはん
・牛乳
・とんかつのデミグラスソースがけ
・即席漬け
・ばち汁
今日は兵庫県の郷土料理「ばち汁」を紹介します。
兵庫県の播州地方ではそうめん作りがさかんです。そうめんは、小麦粉をこねて生地を作ります。生地をひも状にのばし、2本の棒に8の字にかけたら2本の棒の間を少しづつ広げると、生地は細く長くのびます。そのまま乾かし、最後に両方の棒の近くで切るとそうめんができあがります。切り離された棒にかかっていた部分の生地はUの字型になっています。この部分はそうめんの端しっこで、「ばち」と呼びます。三味線をひくときに使うばちの形に似ていることが「ばち」と名付けられた理由です。「ばち」はそうめんよりもコシが強く、ゆでずにそのままだし汁に入れます。(給食では、下ゆでして使いました)
なかなか食べる機会のない「ばち汁」をおいしくいただきましょう。