ほごログ
郷土資料館【手作りおもちゃクラブ】を開催しました
令和7年8月17日(日) の午前と午後各1回ずつ、郷土資料館手作りおもちゃクラブ「ペーパーローリングを作ろう!」を開催しました。
この日は今年度初の手作りおもちゃクラブです。
夏休みということもあってか、初めて見るお顔もたくさん♪
もし気に入ってくれたら常連さんになってくれると嬉しいです♪
まずは蓄音機でレコード鑑賞です。午前の部では「お化けの踊り」、午後の部では「雷公と稲妻」という曲を流してみました。日本の夏といえば“怪談”や“夕立”ということで、タイトル先行でのチョイス(笑)
おばけを題材にした「お化けの踊り」という曲は、なんとなく某妖怪アニメを彷彿とさせる和風(?)にも聴こえる曲調ですが、作曲者は海外の方のようです。おばけに対するイメージが日本人と近いのでしょうか?
紙芝居は「江戸川を流れてきた獅子」です。
西金野井に伝わる、雨を降らせる不思議なお面の伝説。干ばつの続く農地に、恵みの雨をもたらした、というありがたいお話でした。
そしておもちゃ作りは「ペーパーローリング」です。
ペーパーローリングに使用する紙は、丸めて筒状にし、輪ゴムで縛ってあらかじめクセをつけておくのがポイントです!
材料は簡単に手に入るものばかりですが、紙を丸めてクセをつける時間が必要なので、実は作ろうと思っても、すぐには完成しない一品だったりします。
手作りおもちゃクラブでは既に下ごしらえ済みのものを用意しているので、その場で作って遊んでいただけます!安心してご参加ください!(宣伝)
お土産の缶バッジ作りも、多くの子が初体験です!
ちょっとした夏の思い出になったでしょうか♪
今年度初の手作りおもちゃクラブとあって参加者が集まるか心配でしたが、ふたを開けてみればたくさんの子が元気に遊びにきてくれました♪
暑い中お集まりいただきありがとうございました!
次回の手作りおもちゃクラブは10月12日(日)に開催予定です。
詳しくは広報紙等に掲載いたしますので、ぜひチェックしてみてください!
体験講座みて!さわって!dokidoki音楽づくりを開催しました
8月9日(土)、春日部市郷土資料館恒例の体験講座「みて!さわって!dokidoki音楽づくり」を開催しました。
この講座は、国立歴史民俗博物館の中村耕作先生と國學院大學栃木短期大学の早川冨美子先生、筑波大学付属小学校の高倉弘光先生のご協力により、毎年夏休みに、郷土資料館で開催しており、今年で5回目になります。縄文土器を観察し、土器の文様のパターンやイメージなどをみたりさわったりしながら、縄文時代にも存在した自然素材を使って音で表し、グループで音楽を作る講座です。
今回のdokidoki音楽づくりはおおまかに次のような流れで行いました。
1.本物(ほんもの)の縄文(じょうもん)土器(どき)をさわってみよう どんな特徴(とくちょう)があるかな?
2.縄文(じょうもん)時代(じだい)って、いつ? どんな暮(く)らし?
3.縄文(じょうもん)土器(どき)のもようづくり
4.自然(しぜん)素材(そざい)をさわって音(おと)を出(だ)してみよう
5.縄文(じょうもん)土器(どき)の特徴(とくちょう)を音(おと)やからだの動(うご)きなどで表現(ひょうげん)してみよう
6.グループで音楽(おんがく)づくりをしよう
7.作品(さくひん)を発表(はっぴょう)しよう
↑縄文時代っていつ?年表で確認しよう!
↑縄文土器を学ぼう
↑土器の観察をして気づいたことを書こう
↑自然素材をつかって音を出してみよう
↑作品を発表しよう
最後にアンケートとともに土器の観察カードを記入してもらいました。
暑い中、お越しいただいた先生方、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
来年の夏休みにも実施しますので、土器が好きな人や音楽が好きな人はぜひ参加してください。
小中学校初任者研修 in 史跡神明貝塚&ハルカイト
本日8月7日には、この4月に市内の小中学校に着任された先生方の施設体験研修の中で史跡とハルカイトをご案内してきました。午前中の降雨で久しぶりの30度を切る陽気でも高い湿度でモヤモヤする中、初々しい先生32名と共に史跡神明貝塚の現地を周回。足下に広がるヤマトシジミの貝殻片に興味津々。公有地化の終盤、そして現地公開に向けて着実に進んでいるので、将来には社会科学習や総合的な学習の時間の生きた現地としての活用をPR!
続いて大凧文化交流センター「ハルカイト」へ移動。愛称の「ハルカイト」の由来も即、解読されました。施設では旧宝珠花小学校の沿革、郷土の作家”三上於菟吉”、神明貝塚のジオラマ、貝層剥ぎ取り模型を紹介する宝珠花サロンでの見学後には、8月生まれの5名の先生が「千歯こき」にチャレンジ。資料館職員の解説に即応し、脱穀の体験をいただきました。初めて千歯こきをみた先生ばかりでしたが、スムーズな動きで見事に稲籾を落とすことができました。その後は2階の各展示室の見学、解説シートの記入など、「2学期の学習に生かせそう!」「資料館に見学へ赴きたい」「ハルカイトでの見学もいいな」との頼もしく嬉しい声が聞かれました。
今回の見学では「公立学校の強みは地域との繋がり」「生きた教材は郷土資料」というキーワードを用いてお話をしましたが、教育の現場での実践と今後の活躍に期待しています。暑い中での研修、大変お疲れさまでした。
【手作りおもちゃクラブ】ペーパーローリングを作ろう!
8月17日(日)に“手作りおもちゃクラブ”を開催します。
“手作りおもちゃクラブ”では、
①約100年くらい前に使われていた蓄音機を使って音楽鑑賞
②春日部に伝わる様々な伝説の紙芝居の読み聞かせ
③みんなで手作りのおもちゃ作り
の3つを行います。
全行程をあわせても1時間満たない程度の時間なので、軽い気持ちでご参加ください♪
そして、今回作るおもちゃは「ペーパーローリング」です
このシュルンッと戻ってくるのがクセになります!
普段スマホやゲームに慣れ親しんでいる子でも、こういった昔ながらのおもちゃを意外と楽しんでくれます♪
見たことがあるおもちゃでも、“自分で作る”という経験はなかなかないものなので、ぜひ足を運んでみてください♪
手作りおもちゃクラブは申込不要、おもちゃの材料も資料館で用意しています。
当日の午前10時30分と午後2時からの計2回開催しますので、お時間までに郷土資料館にお越しください!
【手作りおもちゃクラブ】
日時:令和7年8月17日(日)午前10時30分~・午後2時~
場所:春日部市郷土資料館(春日部市粕壁東3-2-15)
内容:蓄音機と紙芝居の上演
おもちゃづくり(ペーパーローリング)
費用:無料
申込:不要(開催時間までに郷土資料館にお越しください)
今年、春日部市は20歳になります記念・ミニ収蔵品展
今年、令和7年(2025)10月1日、旧春日部市と旧庄和町が合併して20年目を迎えます。
市では、「市制施行20周年記念事業」と称し、様々なイベントを開催しているところです。
ただいま開催中の企画展示「麦わらのかすかべ」展も、春日部市のシンボルである特産品「麦わら帽子」を扱っている都合で、市制施行20周年記念事業と冠しているところです。
春日部市を人間とみなすならば、20歳(はたち)。
日本では、明治9年以来、成年年齢は20歳とされてきましたが、2022年4月の民法の改正に伴い、成年は18歳に引き下げられました。民法上、18歳は、一人で有効な契約をすることができること、父母の親権に服さなくなる意味をもつそうです。選挙権や裁判員選出も18歳から。
では、従来の成年である20歳は、どんな意味をもつのでしょうか。
20歳になると、国民年金への加入義務が生じます。また、お酒、タバコ、公営ギャンブルが許されるのも20歳。民法上の成年年齢が引き下げられても、健康上の理由や若年者の依存症を懸念する観点から、これまで通り20歳からとされています。いいのか、悪いのか、自分自身で判断して、責任のある大人として行動することが求められる。それが20歳の意味なのでしょう。
というわけで、郷土資料館では、企画展示の傍らで、市制施行20周年をお祝いして、記念のミニ収蔵品展を開催しています。
題して、「酒と春日部 ※お酒は20歳になってから」です(市の20周年記念事業にはノミネートしていません)。
収蔵品のなかから、お酒に関わる展示を資料の種別や時代を問わず、オムニバスで紹介します。
最初は、市民の方から寄贈された漆塗の酒器と、市内の酒屋(小売店)から寄贈された、ウイスキーの広告パネルを展示しています。後者は、俳優の大原麗子が起用された有名なコマーシャルのパネルです。
1か月を目途に展示替えをする予定です。酒と人との関係は切っても切れない。だから、時代を問わず、収蔵品も様々。企画展のついでにご覧ください。