校長室から

校長室から

決意を胸に!葛南壮行会

 4日(木)、3年生にとっては部活動の最後の集大成となる大切な葛南総合体育大会・コンクールに向けた壮行会を行いました。
 先週の土日に女子テニス部とバレーボール部が前哨戦となる市内大会を終え、今週も最後の夏に向けて全ての部活動が一生懸命に練習に励んでいます。今日の壮行会に向かう表情も心なしか引き締まって「絶対に勝つ」という決意に溢れているようにも感じました。
 「努力は裏切らない」という言葉があるように、生徒たちにはその言葉とここまでの自分たちの頑張りを信じ、最後まで夢や目標を追い、葛南大会優勝→県大会出場、さらに関東・全国と勝ち抜いてほしいと願っています。ただ、目先の勝ち負けではなく、もっと長い目で見ると、ここまで精一杯努力してきた生徒たち、特に3年生はこの2年半で厳しい練習、苦しくプレッシャーのかかる試合、辛かった冬季トレーニング等々、たくさんの経験を積んだことで努力することの大切さ、我慢や忍耐力、積み上げていくことの大切さを自然と身につけ、今、取り組んでいる競技や種目の楽しさや奥深さを学ぶこともできたと思います。そして、これが大人になってからの自分の長い人生に必ずや大きな糧となっているはずです。
 生徒たちには、そういう意味で「努力は人生を裏切らない」ということを信じ、負けを恐れることなく、苦しいときこそ笑顔で、何よりも精一杯の自分の力を出し切ったプレーが見られることを期待して応援していきたいと思っています。
 フレー!フレー!湖北中部活動

  

※葛南大会壮行会の様子(写真)は、「生徒活動の様子」のページにアップしています。

 

全身全霊を込めた発表!1学期合唱コンクール

28日(金)、体育館で1学期の合唱コンクールを実施しました。多くの保護者・地域のみなさんにもご来校いただき、生徒たちの発表を聴いていただくことができました。
 1年生から3年生まで12クラスが、(1学期は)自由曲のみの発表をしたのですが、発表はもちろん、選曲にもそれぞれの学級・学年に独自のカラーがあり、お互いに学ぶべきことも多かったようです。
 そして、どの学級も一生懸命に練習してきたことに自信をもち、仲間を信頼して素晴らしい演奏ができたと思います。さらに、そんなお互いの学級のよさを認め合ってか、他学級の発表を聴く姿勢や態度も立派でした。一流の音楽会には一流の演奏家はもちろん、一流の聴衆がいることが必要条件という話をしながら、秋の合唱コンクールではさらなる進歩と努力の成果、それぞれの学級でのまとまりを期待していることを伝えました。
学級合唱は、まさに学級の今ある状況・人間関係が如実にあらわれるものであり、誤魔化しは一切ききません。保護者・地域のみなさんには、各学級の歌声から今の湖北中の状況や学校が落ち着いて何事にも一生懸命に取り組む生徒の様子を感じ取っていただけたのではないかと思っています。
 生徒たちには、現状に満足することなく他学級の演奏から学んだことを糧に、11月  29日(金)に柏市民文化会館で行う2学期合唱コンクールに向けて、学級の絆をもっともっと深めながら、さらに高いレベルでの合唱を創り上げていってほしいと願っています。

 

※コンクールの結果、当日の様子(写真)は「生徒活動の様子」のページにアップしています。

地域貢献の一コマ!生徒会・科学部

 23日(日)、湖北地区公民館(コホミン)と湖北小学校で行われた第24回げんきフェスタに、本校からオープニングの司会として生徒会総務の生徒、また、展示・催し物ブースの1つを科学部の生徒が使わせていただき、簡単な実験のプレゼンと実演披露や紙ヒコーキ作りを行いました。曇り空で天候も心配されましたが、一般のお客様の前で、緊張しながらも最後までしっかりと活動できていたと思います。
 実験コーナーでは、見に来てくださった市長さんと教育長さんからの「どんな実験をするの?」という質問に対して「それは見てのお楽しみです」などと、堂々と?渡り合っていた姿に思わず苦笑してしまいました。また、一般の方に加え、このコーナーもスタンプラリーに含まれるということもあってか、小さい子どもを連れたお母さん方も熱心に見に来てくださいました。オープニングでの2人の生徒会生徒も立派な司会ぶりで、ホールに集まった人たちから大きな拍手をいただいていました。翌日、担当者の方からいただいたお礼の電話では、流暢な進行ぶりにスタッフがみんな感心していたというお褒めの言葉もいただきました。
 このような生徒たちの地域での頑張り、一コマが、まさに学校と地域との架け橋になっていると考えています。今年度、学校経営の柱として「みんなで創る地域の学校」を掲げた湖北中学校です。これに向けてまだまだ道のりは遠いと思いますが、できることを少しずつ実践していきたいと考えています。学校と地域がWin-Winの関係になり、学校・家庭・地域が三者総ぐるみで地域の子ども達を育てていけるよう、今後ともご協力をよろしくお願い致します。

 

 

生徒の生徒による生徒のための総会

 6月14日(金)、午後から生徒総会が実施されました。予定通りとはいえ、長時間にわたる話し合いを生徒たちはよく集中し、立派な態度で臨めた素晴らしい生徒総会でした。
 事前に学級で資料の読み合わせをしっかりと行ってきたこともあってか、よく考えた質問や意見が発言されました。そして、何よりも提案者の説明や質問に対する答弁を集中して聴いていた生徒全員の落ち着いた雰囲気がよかったです。特に、1年生は小学校では経験したことのない生徒主導の総会、先輩たちの見事な進行ぶりにとても驚いた様子でした。
 リンカーン大統領ではありませんが、まさに、「生徒の、生徒による、生徒のための総会」であったとお世辞抜きで褒められる大人顔負けの総会でした。総会の後半では活動方針や予算案の承認に続き、生徒から議題として「自分たちの学力を自分たちで伸ばしていく」ための取り組みについて2つの学級から提案され、1つは残念ながら否決、もう一つは可決をされました。時間が許せば、否決されてしまった提案も修正意見を加えながら再検討するとより深まった総会になったように思います。
 今日の総会の承認・決定事項の実現に向けて、生徒全員で一丸となった「チーム湖北中」がますます学校で、そして地域でも活躍し、生徒一人ひとりもさらに成長していくことを願っています。
 とても有意義で感心させられる午後の時間を過ごすことができました。

 

※生徒総会の写真については、別途「生徒活動の様子」のページに掲載します。

 

職員の「共同的な学び」を実現する研修会

 10日(月)、東葛飾教育事務所から指導室長・大館昭彦先生に講師をお願いして校内授業研修会を行いました。中学校は今年度から「特別の教科・道徳」がその文字の通り教科化され、必修の履修科目となります。もちろん、今までも道徳の授業は行っていたわけですが、「考え、議論する道徳」授業への工夫が議論されたり、通知表・指導要録への評価が新たに行われるようになるなど、我々教職員も気持ちを新たにして研修に取り組んでいるところです。
 授業は本校・3年目の大鹿教諭が2年2組の生徒と向き合いながら展開しました。この日まで2度のプレ授業を行うなど入念な準備をして臨んだ授業で、生徒も自分の思いや考えをしっかりと発言していました。研修のための提案授業ですから、もちろん、修正すべき点も多々ありましたが、見事に本時のねらいに迫る授業ができたと思っています。
 授業後は、全職員で講師の先生から「道徳科」の授業を展開するうえでの留意点や効果的な指導、問題解決的な学習での注意点等々についてご講義いただくとともに、授業者を中心とした本時の振り返り、さらに「生徒の本音を語らせるために」というテーマで参観者がグループ討議を行い、講師の先生よりご指導を受けました。
 わずか半日の研修ではありましたが、今後、我々の実践に大きな糧となる貴重な時間であったと考えています。新しい学習指導要領の実施とともに、「社会(地域)に開かれた教育課程」の実施がますます重要になってきます。保護者・地域のみなさんにも、自由参観の機会などを通して、教科の授業だけでなく道徳の授業をご覧いただいたり、何らかの形で参加していただくような取り組みも考えています。どうぞよろしくお願い致します。