校長室から
4月7日 入学式練習
5時間目、体育館に2・3年生が集まり、来週の入学式の練習をしました。練習の進行から具体的な指示や説明まで、すべて生徒会の役員が担当し、教職員が口を挟むことは一切ありませんでした。また、新入生を歓迎する合唱曲の練習では、2・3年生の生徒たちの心が一つになった迫力ある歌声が館内に響き渡り、まさに「圧巻」でした。わずか40分ほどの練習時間でしたが、その間に、本校の学校目標である「主体的に判断・行動し、共によりよく生きる生徒」たちの姿を数多く見かけることができました。
4月6日 始業式・新学級発表
1時間目、体育館で着任式を行い、私を含めて9名の新規職員が生徒たちと初めて顔を合わせました。各職員の自己紹介の言葉を、顔を上げ背中を伸ばして聞いてくれた生徒たちの素晴らしい姿にたいへん感心しました。
始業式の様子です。3名の代表生徒がこの1年の抱負を発表しました。話の内容だけでなく、発表する姿もとても立派でした。式の後、3年生の生徒たちが、転入してきた新しい仲間を温かく迎い入れていました。
各学年の担当職員を発表した後、3年生は体育館で、2年生は武道場で、それぞれ新しい学級が発表されました。
武道場(天寿館)入口外の廊下に、2年生の生徒たちの上履きがきれいに並べられていました。心が整っているからこそ習慣として身についた行動だと思います。見ている我々も心が清々しくなる光景でした。
4月1日 着任のご挨拶
こんにちは。前任の大島校長の後任として、4月1日付で校長として着任しました 速水敏之 と申します。
市内でも指折りの長い歴史と伝統を誇る湖北中学校で勤務できることをたいへん光栄に思います。どうぞよろしくお願いいたします。
3/31 退任の挨拶
3月31日付けで定年での退職となりました。校長として最後の2年間を湖北中で過ごすことができ、心より幸せに思います。素直で明るい生徒たち、生徒思いでパワフルな教職員、陰ながら学校を応援してくださった保護者や地域の皆様。すべての方に感謝申し上げます。
この2年間はコロナ禍でしたが、それに負けず生徒・教職員は前向きに、たくさんの挑戦と工夫をして、学校生活や学校行事に取り組んできました。そのことを私は誇りに思います。ようやくコロナが収束しようとする今、学校を去ることは寂しさもありますが、今後の湖北中の活躍と発展を陰ながら応援させていただきます。これまで本当にお世話になり、ありがとうございました。 校長 大島 慎一
3/15(木)第76回卒業証書授与式
137名の卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。みなさんが過ごした3年間は、想像もしなかったコロナ禍での中学校生活でした。6月の入学式、分散登校。多くの活動や行事が中止になるなど、次々とやってくる大きな荒波を、必死にオールを漕ぎ、前に進んできました。時に、そのオールにひびが入り、気持ちが折れそうになったこともあったでしょう。しかし、みなさんは仲間と支え合い乗り越えてきました。
最上級生になってからの3年生の自覚やリーダーシップには本当に目を見張るものがありました。学校行事では「ここで頑張らないでどうする」「失敗してたまるか」といった心の底からの燃え上がるエネルギーを感じました。
体育祭や合唱コンクールでは、全校を盛り上げ、最高学年の姿、存在感を示しました。「3年生を目標にできる学校」。それは校長として私の願いであり、それを実現した3年生を誇りに思います。
卒業に際し、「一隅を照らす」という言葉を送ります。一隅とは、自分のいる場所を指します。この言葉には、「今、自分がいる場所で最善を尽くすこと、小さな光をともすことが、やがて大きな力になる」という意味があります。
卒業生のみなさんが生きていくこれからの社会は、これまで以上にグローバルで多様な社会です。いろいろな考え方、価値観を持った人たちと共に学び、共に働き、共に生きていく社会です。
新たな出会いを大切にし、そこで出会った人と信頼関係を築き、自分の幸せ、そして周りの人の幸せをために、自分を磨いていってください。そして、どんな状況におかれても、「今自分がいる場所で最善を尽くすこと」、「一隅を照らす」ことができるよう、一歩一歩自分の未来を切り拓いていってください。みなさんのこれからの活躍を願っています。
校長 大島 慎一