校長室から

校長室から

学校運営協議会委員の訪問「みんなで創る地域の学校」に向けて!

 既に保護者会や学校だより、ホームページを通してお知らせしているところですが、学校・家庭・地域が三者総ぐるみで湖北の未来を担う大切な子どもたちを育てていく「みんなで創る地域の学校」を実現するための取り組み、数年後のコミュニティ・スクールの土台を築くための第一歩を本校は踏み出しています。
 そのために学校運営協議会委員(仮)のみなさんには、コロナ禍の中ですが、感染防止に十分な注意を払っていただいたうえで、日常の学校・生徒のそのままの姿、現状を参観してもらえるようにお願いをしているところです。
 そして、9日(水)には賛同していただいた委員の方が、2時間かけて全学級の授業を参観してくださいました。終わってから校長室でいろいろと感想やご意見を頂戴し、先生方が一生懸命に指導している、生徒が落ち着いているといったお褒めの言葉とともに、先生が喋りすぎる授業では生徒の集中力が落ちている、生徒が活動しているときに板書をしているのは?必要があれば模造紙等に書いて用意しておいた方がいいといったご指摘もいただきました。
 本来、9月には保護者・地域のみなさんに向けて自由参観の機会をもつところですが、残念ながらコロナの影響で中止せざるを得ない状況です。その状況にあって、このように学校運営にも携わっていく代表の方に学校の現状を正確に把握していただくことは、とても重要で必要不可欠なことだと思います。委員の方からいただいた貴重な声を今後の学校運営に反映させるべく、さらなる努力をしていく所存です。

科学部、ソーラークッキング大会に挑む!

 7月末に実施した部活動の市内大会壮行会で、科学部の生徒が「8月に大会があるので頑張ってきます」と全校の前で宣言したことが記憶に残っています。
 科学部はここまでペットボトルロケットを作って文化祭やバザーで披露したり、ちょっとした科学実験を地域のイベントで行ったりと活動を継続してきましたが、今回は宣言通り、30日(日)に川村学園女子大学で行われたソーラークッキング大会に参加をしてきました。
 野田市と流山市からそれぞれ中学校が1校参加している他は、高校生や一般の方が自分たちの工夫した道具を駆使し、炎天下の中、炊飯部門と湯沸かし部門で熱い戦い?が繰り広げられました。本校は炊飯部門に2グループ、湯沸かし部門に1グループがエントリーし、残念ながら入賞は逃しましたが、飯盒のご飯がしっかりと炊けていたり、お湯の温度が学校での記録を大きく上回るなど、楽しそうに一生懸命になって活動していました。
 このソーラークッキング大会は、11月には何と全国大会が開催され、再び本校科学部も参加する予定です。実は科学部の活動は、諸般の事情によって現2年生の活動終了をもって幕を閉じることになっています。そんな状況で、部員たち(特に3年生)は最後を飾るにふさわしい素晴らしい大会に参加し、他の団体と一生懸命に競ったことが思い出となり、自信となって自分自身の次への挑戦に活かしてくれればと願っています。

※上記以外の大会の様子(写真)は部活動の科学部のページをご覧ください。

 

平和を学ぶ!広島派遣中学生出発

 8月10日(月)、午前7時20分、被爆地・広島で原爆の惨禍と平和の尊さについて学ぶことを目的に市内中学校の代表派遣生徒9名がけやきプラザ前に集合、出発の会を行って我孫子駅を後にしました。本校からは生徒会役員である2年生の染谷さんが全体の副団長として参加しました。残念ながらコロナウイルスの影響で、例年のような平和記念式典への参加は叶わなかったのですが、それぞれがそれぞれの思いと目的を胸に、決意に満ちた表情で参加しているように感じられる朝のスタートでした。
 参加に当たっては、それぞれに今回の広島派遣に対する強い思いや学んできたいことについて担当者に話しがあったと聞いています。例年、本校でも表には出ないまでも参加希望者が数名はいると聞いていますが、染谷さんは選ばれて出発の日を迎えることができたのだと思っています。
 終戦から75年、戦争について語ってくれる地元の方たちとも触れ合いながら平和への思いをしっかりと実感し、12月の市の報告会はもちろん、校内の学習成果発表会や日々の学校生活、地域での諸活動に活かしていってくれれば…と願っています。
 また、生徒たちは15日(土)に手賀沼公園で行われる我孫子市平和記念式典にも参加する予定です。後日、その様子もアップさせていただきます。

→申しわけありません。急な用事で出席することが叶いませんでした。染谷さんにも申しわけ

 なかったです。

 

※広島派遣生徒・出発時の様子

学力向上に向けて!1年生夏休みの学習会

 短い夏休みも前半の10日が過ぎようとしています。3年生は部活動で最後の市内大会(部活動のページに写真掲載)を充実した表情で終え、ほとんどの生徒が次の目標である進路選択・実現に向けて舵を切りました。2年生は多くの部活で3年生からリーダー学年を引き継ぎ、新体制・新チームで暑い毎日を練習に励んでいます。
 そんな中、1年生では夏休みの課題や1学期の復習はもちろん、小学校でのつまづきを克服するために、希望者による学習会を実施しました。学年の職員はもちろん、ボランティアの先生にもご協力いただき、参加した生徒も、連日、学年の半数の60名を超える盛況で大変に有意義な時間となりました。午前中に部活動の練習を終えた後、弁当を持参して午後の学習会に参加する生徒、教室で立ったまま学習をしていたので「どうしたの?」と尋ねると「座っちゃうと眠くなって集中できないんです」と答える生徒など、本当に自らの学力向上に向けて頑張って勉強しようという意欲が感じられました。
 コロナウイルスによる休校で学力の心配をされている保護者の方も多いと思いますが、1学期に行った到達度確認テストに向けての補習やこの学習会など、学校としても可能な範囲で生徒たちの学力保障に努めていきたいと考えています。このような取り組みに、ぜひ積極的に参加するようお子さんの背中を押していただけましたら幸いです。よろしくお願い致します。

コロナ禍の学校、こんな授業をしています!

 1学期も終わろうとしていますが、本校では授業を実施するにあたり(コロナ禍による休校で進度に遅れが出ていることはご承知のことと思いますが)、教科書を終わらせることばかりに意識がいって生徒不在の授業を創らない。つまらない授業で勉強嫌いの生徒を作っては本末転倒であり、これからの時代が要請している資質・能力も育むことができないということを申し合わせています。従って、感染には十分に配慮しながらICT機器を活用したり、実験を行ったり、必要に応じてグループ活動も実施してきました。
 さて、既にお知らせはしてありますが、昨年度の全国学力・学習状況調査では、本校生徒の弱点として読解力の低さや読書習慣の不足が明確となりました。それを克服するために年度当初計画していた手立ては休校により実施できていないのですが、1学期の最終週、国語の授業では図書室を利用して本のPOP作りに取り組みました。自分が読んで気に入った本を仲間が手に取ってくれるように、一生懸命に紹介文やイラスト、レイアウトを考えて工夫して作製しています。
 こういった授業を保護者・地域のみなさんにぜひ見ていただきたいのですが、コロナの影響でそれができないことが残念でなりません。ただ、このようにして生徒たちは短くなった夏休みにがっかりすることなく、しっかりと学んでいますので、ご安心いただければと思っています。