校長室

校長室から発信

ようこそ1年生!歓迎集会

 13日()、新入生歓迎集会が実施されました。今年度最初の生徒会行事ですが、時間の限られた中で、生徒会も2・3年生もしっかりと準備をし、1年生への歓迎の気持ちを込めた工夫を凝らした、かつ心温まる発表(委員会活動紹介、部活動紹介、全体合唱)が行われました。見ていた1年生たちも笑いあり、驚きあり、感心ありと、それぞれの発表を食い入るように、集中して見ていました。

 1年生の方からも、2・3年生へのお礼の気持ちを込めた合唱の発表がありました。まだまだボーイズソプラノのかわいらしい声での合唱ですが、「入学式の後、たった2日間でどうやって練習したの?」と思わせるようなしっかりとした合唱であったと思います。

 私からは1年生に向けて、「自分で考えて決めることの大切さ」という話をしました。中学校に入学して最初の大切な選択・決定がこの委員会活動と部活動です。「自分の意志で自分が輝ける活動をしっかりと選び、自分で決めたことには責任をもって中学校生活を頑張る」中学生として、そんな意識をもったスタートを切ってくれればと願っています。

 

※新入生歓迎集会の様子は、後ほど「生徒の活動」にアップします。

希望を胸に!第72回入学式

 例年にない早い春の訪れで、残念ながら桜の花は散ってしまいましたが、暖かい晴天に恵まれた10日()、本校第72回入学式が挙行されました。多くのご来賓・地域のみなさんにご臨席いただき、祝福された新入生の心にも強く残ったのではないかとも思います。

 1時間をやや超える時間の式でしたか、71名の新入生たちは、緊張感の中で終始立派な姿勢と態度で式に参加することができました。背筋を伸ばして堂々と歩く入場の姿、担任の呼名に応えるしっかりとした返事に、これからの布佐中のさらなる発展を予感することができました。

 在校生もわずか2時間に満たない入学式練習でしたが、先輩として新入生の見本となる素晴らしい姿と迫力のある歌声で彼らの度肝を抜き、かつ温かい心が伝わる歓迎の言葉で新入生を迎え入れることができました。

 11日()からは、本当の意味で平成30年度、全生徒がそろっての新生布佐中学校がスタートします。新入生には、初心を忘れることなく、新しい環境で、新しい先生・新しい仲間とともに充実した学校生活を送れるよう前向きな気持ちで頑張ってほしいと願っています。

 保護者のみなさまにも、これから布佐中PTAの一人として学校と手を携え、お子様の成長のために「共育」(学校と共に育てる)、そして「協育」(学校と協力して育てる)をよろしくお願い致します。

 

※入学式の様子につきましては、後日、「生徒の活動」のページにアップします。

大盛況!春のコンサート

1日()、本校吹奏楽部・第9回春のコンサートが盛大に開催されました。大変にお忙しい中、市長・副市長・教育長にもご来校いただき、約3時間にわたるステージを熱心にご覧いただきました。

そして会場内の熱気、いつも保護者・地域の方を始めとしたお客さんの多さに驚いているのですが、開場前の体育館に列ができるなど、今年もかなり余裕をもって用意したはずの座席がほぼいっぱいになるという状況でした。本当に、応援していただける方が、今でも増えていることに感謝申し上げる次第です。

今回のステージも、卒業生を含めた吹奏楽部の生徒たち、卒業生合唱団アンサンブル・ルミエール、本校OB、団友、そして布佐小学校と布佐南小学校が加わり、毎年協力をお願いしている、ソプラノ歌手の吉田真澄氏にも出演していただきました。地域の方もよくご存知の布佐中バンドのスタンダード曲やクラッシックに加え、プチオペラの上演など、時間が経つのをすっかり忘れてしまう楽しい3時間を過ごすことができました。たくさんのお客さんの前で、精一杯自分たちの力を出し切った生徒たちの満足そうな爽やかな笑顔と最後の演奏を終えて涙する卒業生の姿がとても印象的でした。

平成30年度も、きっと地域に出て地域のみなさまに笑顔を届ける活動を本校吹奏楽部はめざしていくと思います。引き続き、多くのみなさまの応援をよろしくお願い致します。

 

※春のコンサートの様子は、「生徒の活動」のページにアップしましたので、そちらをご覧ください

旧井上家住宅にて!

 17日()、相島新田の旧井上家住宅の茶室で、本校布佐タイム茶道講座でご指導いただいている先生方が中心となって運営する茶会が開催されました。

 旧井上家住宅は、手賀沼干拓の歴史と江戸時代の名主邸の面影を残すなど、我孫子の歴史を語るうえでも非常に貴重な建造物であり、普段は家屋の中には立ち入ることができない文化財です。1ヶ月ほど前にはBS朝日の名家100選という番組でも1時間ほどの特集が放映されていました。

 そんな貴重な文化財を利用して、我孫子東高校の茶道部の体験実習を兼ねて開催された茶会に、本校の茶道講座の生徒たちも招かれて参加したわけです。午前中2回、午後2回のお点前でしたが、午前中は市長、午後は教育長も忙しいスケジュールの合間をぬって参加されました。生徒たちは大勢のお客様を前に緊張した面持ちこそ見られたものの、講座で学んだ作法をしっかりと思い出し、(本校卒業生を含む)東高校の生徒たちと協力してお客様をもてなしたり、自らもお茶をいただいていました。

学校外での本格的な茶道体験をさせていただいた先生方に改めて感謝するとともに、来年度の布佐タイムがとても楽しみになった1日でした。
 
    

     

第71回卒業証書授与式

 13日()、第71回卒業証書授与式が、教育委員さんを始めとした何と51名もの来賓のみなさんにご臨席いただき、保護者や多くの地域の方々が見守る中、盛大に挙行することができました。
 2時間を超える長い時間でしたが、卒業生・在校生ともに生徒たちの式に臨む姿勢や態度は大変にすばらしく、終わって退場後、来賓のみなさまからも「今年もまた感動しました」など、口々にお褒めの言葉をいただきました。

 106名の卒業生は、証書授与のときの返事・巣立ちの言葉・歌(仰げば尊し・さくら)と3年間の精一杯の思いと感謝を込めて表現し、その一生懸命な姿・成長した姿に思わず目頭が熱くなってしまいました。私が赴任して2年目に入学した生徒たちであり、3年間をともに過ごした思い出が甦り、こみ上げてくるものもあったのだと思います。

 1・2年生も同様に素晴らしい送別の言葉と歌(ジュピター)で、卒業生への感謝の思いと別れの気持ちを表現しました。その見事な姿に、両学年ともにこの1年間の成長と進級に値する力がついたことを確信しました。

 卒業生はこの後、それぞれの進路先へ巣立っていきますが、ここに至るまで本当に多くの地域のみなさんに愛され、支えられたからこそ、今の成長した姿があります。式の中でも御礼の言葉を述べさせていただきましたが、改めて学校、そして卒業生一人ひとりになり代わって御礼申し上げます。「本当にありがとうございました」

「鎮魂竹宵の集い」から

 東日本大震災の被災者の霊を悼み、復興への思いを多くの人々で共有する「鎮魂竹宵の集い」が、10日()・11日()とショッピングセンター・エスパの駐車場で行われ、本校吹奏楽部が招かれて演奏をしました。

 毎年お招きいただいているのですが、特に今年は3.11という震災に襲われた日の、14:46という地震発生時刻の少し前に演奏が終わって、そのまま参加者全員で黙とうをするという、大変に光栄なプログラムの順番での演奏でした。

 演奏前に挨拶をされた市長さんからも、「震災のときに被災地に力をくれた布佐中の吹奏楽部は私の宝です」といううれしい言葉をいただきました。また、演奏の途中にはプロの声楽家お二人とコラボさせていただき、大勢のお客様に喜んでもらえたのではないかと思います。

布佐の地域を離れても市民のみなさんに愛され、このような大切なイベントで演奏させていただける本校の生徒たちは本当に幸せであり、このような貴重な経験を通して一人ひとりが確かに成長していることを強く思います。この後、トップページにアップした「春のコンサート」も開催しますので、どうぞ、たくさんのみなさんのご来場をお待ちしています。
 
    
     
     

語り部さんに学ぶ!「ふさカリキュラム」の集大成

 本校総合学習の要である「ふさカリキュラム」のまとめとして、語り部さんへの訪問を今年も6日()に実施しました。ふるさと布佐の歴史と文化を学び、布佐に対する愛着と誇りを身につけ、布佐の地に貢献できる人材を育てるための大切な取り組みです。また「ふさカリキュラム」は、小中学校で推進している小中一貫教育の柱として開発された布佐中学校区自慢のカリキュラムでもあります。

 当日は、それまでの事前学習で調べたそれぞれのテーマごとに、各自が自分自身の課題をもって、語り部さんの話をただ聴くだけの受け身な学習ではなく、課題解決に向けた能動的な学習となるように準備して出かけていきました。

 私が訪問させていただいたときの様子を見ても、後から職員や何人かの語り部さんに話を伺っても、語り部のみなさんの大変に熱の入ったお話に、生徒たちが真剣な表情で耳を傾けると同時に、調べてきたことを基にした積極的な質問が飛び交い、大変に有意義な時間が過ごせたということです。こんなに素晴らしい学習の時間が卒業前にとれる3年生の生徒たちは本当に幸せだと思います。ご協力いただいた語り部のみなさんには改めて御礼申し上げます。

 この学習をもとに、3年生たちは地域の未来への提言を一人ひとりが考えて「布佐カリキュラム」を閉じますが、どんな前向きな意見や考えが出てくるのか今から楽しみにしています。

        

感謝を込めて!3年生を送る会

 5日()、3年生を送る会が行われました。寒さが一段落した参観にはもってこいの体育館で、笑顔と感動に溢れる温かい時間があっという間に過ぎ去っていきました。ご来校いただいた地域・保護者のみなさまには、ご多忙の中、本当にありがとうございました。

 1年生の発表は、オリジナルの脚本で1年生らしくかわいらしい笑いあり、工夫ありの発表でした。3年間の授業や日常生活を描いた場面では、3年生は自分たちの3年間を振り返りながら、楽しげな表情で劇に集中していました。コマーシャルをもじった映像を創作してみんなを喜ばせるなど、手の込んだ場面もふんだんにありました。

 2年生の発表は、昨年同様にミュージカルの要素を採り入れた素晴らしい発表でした。耳の不自由な伴奏者を加えた合唱団の葛藤とそれが原因の仲間割れ、幾多の試練を乗り越えて全員の心が一つになるまでを描いた「夢を信じて」という劇を見事に演じました。重いテーマの中に笑いを採り入れたり、合唱の中で苦労して覚えた手話を交えるなど、見ている者の目を釘付けにしました。

何よりも、両学年ともに大道具・小道具・背景など、裏方も含めて学年生徒全員で取り組んだ様子が感じられ、1年間を通して本当によく成長したものだと改めて思いました。それぞれの学年の合唱も最高の出来であったと思います。この3年生を送る会の成功をステップとして新しい学年に進級する、その証を全校の前で堂々と宣言したように感じさせる半日だったと思います。

 最後に、3年生からの素晴らしい発表もありました。入試の真っ最中、ほとんど練習する時間が取れなかった中での発表でしたが、先生方への感謝の手紙、学年合唱での真剣な表情からは、この送る会へのお礼だけでなく、今までお世話になった多くの人たちへ心を込めた感謝の発表であったと感じ取れました。

そして、これらの発表を支えた生徒会の幕間、「よくぞここまで」と思わせるほど手の込んだ、そしてよく考え工夫された創作映像は、会場で見ている人全員を笑いと驚きの渦に巻き込んでいきました。放課後遅くまで残り、手間暇かけて作った幕間の発表に加え、ここまでの企画・運営、入念な準備をしてきた生徒会役員のメンバーに敬意を払うとともに、改めてお礼を言いたいと思っています。
 
    
※3年生を送る会の様子(写真)については、別途「生徒の活動」のページ
 にアップします。

職員玄関にお雛様!

 昨年に続き、3月の雛祭りを前に玄関に立派なお雛様が飾られました。これは数年前に寄贈していただいたものですが、職員だけでは飾りつけができずに時間もとれないことから、一時は倉庫にしまったままで宝の持ち腐れとなっていたのもを、地域の方のご協力によって復活させることができたものです。

 まだまだ寒い日が続き、春遠からじという感じがする日々ですが、朝、出勤してお雛様が迎えてくれると、何だか心温まる思いで1日のスタートが順調に切れそうにも感じます。生徒たちもこれを見て春の訪れを感じると同時に、日本の伝統文化にも心を馳せてくれればと願っています。
  

本物の世界に触れる大切さ!音楽特別授業

 昨年に続いて3年生の特別授業・音楽鑑賞教室を19日()に実施しました。今年も邦楽分野の第一人者で、薩摩琵琶のプロ奏者であり、地元の出身(布佐中出身でもあります)でもある久保田晶子様をお招きし、生徒の前で生の演奏を披露していただきました。

 私も毎年拝見させていただいていますが、3年生の授業で1クラスずつ3時間、音楽室で、生徒たちの目の前で開かれたミニコンサートは本当に圧巻でした。時間の経過を忘れる素晴らしさで、私もその圧倒的な迫力に昨年以上に言葉を失いました。生徒たちも音の美しさや朗読の迫力を肌で感じとることができたのか、集中して1時間、真剣な表情で聴き入っていました。また、演奏の途中で薩摩琵琶の紹介、授業の終わりには自分が琵琶の世界に足を踏み入れたきっかけ、何事にも熱意をもって取り組むことの大切さ等々の話をしてくださいました。生徒の記憶にも強く残ったのではないかと思います。また、杜子春の朗読では、クラス2名ずつの代表が琵琶の演奏とコラボするという貴重な場面も用意していただき、本当にあっという間に時が過ぎったように感じます。

 まさに本物に触れ、本物を感じて、生徒たちの心も澄み渡ったのではないかと思います。音楽に限らず、このような有意義な取り組みをもっともっと学校教育に取り入れていけたら…と思った1日でした。

     
     

高校生が先生!テスト前学習会

 13日()・14日()に行われる3学期定期テストに向け、我孫子高校に依頼し、教員養成コースで学ぶ教員を志している生徒を派遣してもらって学習会を実施しました。

 この取り組みも、これまでの地域の方のサポートを含めると10数回を数え、生徒への指導経験を積んだ地域のみなさんや生徒たちと年齢が近い高校生が教えてくれるということもあり、とても充実した学習の時間を過ごすことができました。

 12日()は祝日ということもあり、3時間と長い時間の学習会でしたが、とても集中して頑張っていました。学習会で学んだことが少しでも成績に繋がったという実感がもてれば…と思っています。

 中学校は部活動もあり平日は時間的に厳しい面もありますが、このような補習体制がテスト前だけではなく、日常的にも展開できるような手段はないだろうかと思案していました。そんな時に、先日のミニ集会でも話があった「布佐子ども学習室」が産声をあげようとしていることは、生徒たちの学力向上にとって本当に願ってもないことだと思い、学校としても連携していきたいと考えています。

そんな地道な取り組みの一つひとつによって、昨今、マスコミ等で報道されているような教育格差の解消に一石を投じ布佐地域の子ども達の学力を向上させたいと願っているところです。今後ともよろしくお願い致します。
      
      
      

疾風怒濤!「チーム駅伝・布佐」県大会第4位

 10日()、柏の葉公園周回コースで千葉県新人駅伝大会が行われました。好天に恵まれ、やや気温も高めの中、県内各支部を勝ち抜いてきた50チームの選手たちが全力で襷をつないで走りぬきました。本校は既にお知らせしているとおり、男子チームが一昨年に続き、この晴れの舞台への出場です。9:00からの開会式の後、女子に続いて11:20に男子の部がスタートしました。

 選手たちは一人ひとりがもっている力を十分に出し切って、何と4位という好成績を収めました。しかも3位とは2秒差、2位とも4秒差という快挙です。団体競技で、布佐中のような小規模校が県大会で4位に入賞するということは本当に奇跡的なことだと思います。

しかし、選手たちはもう一息で2位も夢ではなかったという結果に、満足というよりは悔しさを滲ませていました。私からは、県の4位だから堂々と胸を張ってよい素晴らしい結果であること、今の悔しさがまた次に繋がること、そして何よりも総体では関東大会出場をねらえる力があることを実感としてもてたことが大きな収穫であるということを話して激励しました。

この大会で選手たちがつけた自信、もう一歩で3位入賞を逃した悔しさが、彼らをまた次のステップに向けて大きく成長させてくれると信じています。また、駅伝部に限らず、冬季トレーニングで膨らませたそれぞれの部活動の蕾が、平成30年度の各大会で大きな花を咲かせることを期待したいと思います。今後とも応援、よろしくお願いします。


※大会の様子は「生徒の活動」にアップします。

小中一貫の要!小小交流活動実施

 8日()、かねてよりお知らせしている小中一貫教育の取り組みの一つである小学校6年生の中学校登校を1月30日()に続いて実施しました。今回は、入学を2ヵ月後にひかえ、小学生同士にもっと仲良くなってもらおうという目的で小小の交流活動を中学校体育館で実施。その後に生徒会長と私から中学校生活とその心構えについてレクチャーするという内容です。

 数えてみると、6年生の児童たちはもう6回目(合唱祭見学を加えると7回目)の中学校登校です。すっかり勝手知ったる他人の~で、何のためらいも躊躇もなく自然に中学校の校舎に入ることができるようになりました。

 開会式が終わり、布佐小・南小がレクリエーションをしながらグループを作り、グループごとに和やかに自己紹介をしました。見ていてとても微笑ましい時間でした。その後、合同チームでドッジボールを行いましたが、どのチームも一生懸命でとてもチームワークがよく、和やかな交流ができたと思います。

 もう入学に当たって布佐小・南小の壁は取り払われました。ここまでの取り組みで中学校へのギャップもかなり低くなってきています。3月にもう一回、中学校登校を実施しますが、子ども達の様子を見ていて、大きな成果が上がっていることを実感しています。今年度の実践をしっかりと振り返り、来年度もこの取り組みを、さらに充実した形で実施していけるように考えていきたいと思います。地域・保護者のみなさまにおかれましても、気づいたことやご意見等ございましたら学校までお知らせいただければ幸いです。

 
    
     
     
 

力作の宝庫!大空・太陽学級合同作品展

 2日()から5日()にかけて柏・我孫子地区特別支援学級合同作品展「花と太陽と希望の作品展」が、昨年から会場が変更となりましたが、パレット柏内の市民ギャラリーにて開催されました。ちなみに、子ども達が大変に熱心に取り組み、出展作品数が多くて会場が手狭になったため、来年度は柏地区と我孫子地区が別々の開催となるようです。

 本当に、会場中を埋め尽くす絵画、工芸工作、習字の展示、すべての作品が本当に素晴らしく、完成度の良し悪しは様々ですが、それぞれの作品の裏側には、子ども達が心を込めて一生懸命に制作に取り組んだ様子が垣間見えます。私も教育委員会に在職していた関係で、他校の子ども達も何人かは知っているのですが、その子たちが自分なりに頑張って作品を仕上げたことを想像すると感慨深いものがあります。

 本校の生徒たちも、受験を控えた3年生を含めて大変に忙しい中で、頑張って作品を作って展示しました。子ども達をたくさん褒めてあげたいと思います。また来年、1年間年齢を重ねた子ども達が、1年分成長して作った作品を見に行くのがとても楽しみです。
     

     

      

      

地域と共に!調理実習での笑顔

 1月の終わりから、2学期、そして昨年度に続いて家庭科の授業(調理実習)に地域のみなさんのサポートをいただいています。2学期は2年生が祭り寿司をつくりましたが、今回は1年生が1クラス3回ずつ、いわしのかば焼き・シチュー・ハンバーグに挑戦しています。そうなると、学年3クラス×3回ということになり全部で9回、これが3月の初めまで続き、1回の授業に4~6人ずつ、延べで50人以上もの方々にご協力いただくことになります。

 毎年書いていますが、1年生は初めての調理実習ということで、道具のある場所、扱い方等がわからずに先生一人では対応しきれないというのが現状です。包丁を持つ手の不慣れさなどを見るにつけ、目が行き届いて危険を回避できるという点でも本当に助かっています。地域のみなさんも、既に何度か経験されている方々が増えてきましたので、中学生との接し方にも大変にスムーズで会話を楽しみながら指導されている様子がとても微笑ましいです。そして多くのみなさんが「こんなに楽しい時間をもらって生き甲斐にもなる」と心から言っていただいているのが本当にありがたいです。

 ここのところ、時間に追われて忙しい日々が多かったのですが、自分たちでつくったかば焼きをおいしそうに食べている生徒たちから、私にもおすそ分けがあり、給食と併せてすっかり満腹になりました。生徒たちの満足気な顔と各グループに寄り添っていただいている地域の方の笑顔がとても素敵で印象的でした。

         

※調理実習の様子は、この後「生徒の活動」のページに随時アップし
    ていきたいと思います。

布佐中旋風全開!!バレー部1年生大会優勝

 27日(土)、バレーボール部の1年生大会が久寺家中学校を会場として行われました。 
 1年生大会ということもあり、試合の組み合わせは当日、抽選によって決定し、本校は白山中学校、我孫子中学校と同じグループリーグで戦うことになりました。初戦、白山中相手に1セット目の立ち上がりでつまづき、後半に素晴らしい追い上げを見せましたが、惜しくもジュースで取られてしまいました。しかし、ここから本領発揮、1セット失ったことでかえって肩の力が抜けたのか、声も出てチームワークも見違えるようによくなり、2・3セットを危なげなく取って初戦を白星で飾りました。続く我孫子中戦も競り合う場面こそありましたが、2セットを連取してグループリーグ1位で決勝トーナメントに進みました。準決勝はもう一つのリーグ2位の湖北中が相手です。この試合も立ち上がりこそ不安定なところがありましたが、波に乗ってからは相手を寄せ付けず、2-0の勝利で決勝へと進出です。決勝戦は湖北台中、この試合は今までよりもリラックスした表情で立ち上がりから自分たちのよいプレーを随所に見せ、後半こそ追い上げられたものの、1セット目を先取。2セット目もいい流れで中盤までリードしていたのですが、相手もさすがです。強烈なサーブにレシーブを乱され、1-1のタイにもちこまれました。運命の3セット目、選手たちは自分たちのプレーをやり切って自分たちの目標を達成しようということを確認し合い、元気よくコートに飛び出していきます。結果、3セット目は何と相手を5点に抑えて見事に優勝を勝ち取ることができました。
 実は、本校バレー部は部員が6人です。つまり、選手がコートに出るとベンチには応援生徒どころか交代選手もいない状況です。そんな状況でも生徒数3倍以上、部員数3倍以上の学校と戦って、正々堂々と勝ち切ることができること、努力してきたことが報われることを身をもって証明してくれました。この状況は、同じく1年生大会を制した野球部・男子バスケットポール部も同様です。結果は出なくても同じように頑張っている他の部活動、そして駅伝も含めた布佐中部活動の大活躍・大躍進を心からうれしく思うと同時に生徒たちを誇りに思います。
 いつも応援していただいている保護者のみなさんにも厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

 ※大会の様子は新春マラソン大会の様子と一緒に「生徒の活動」の
  ページにアップします。

駅伝部大激走・県大会出場へ!!

 24日()、冷たい風が吹きすさぶ中、葛南新人駅伝大会が柏の葉競技場で実施されました。残念ながら前々日の降雪の影響で周回コースが使用できなくなり、競技場の外周を走って各区間選手のタイムを合計して順位を出すという競技方法となってしまいました。そのような状況ではありますが、14()の銚子駅伝大会で素晴らしい好成績を収め、幸先良いスタートを切った本校の生徒たちは、新チームとして万全を期して県大会出場を目標にこの日を迎えました。

 駅伝大会は陸上・駅伝部だけではなく、学校をあげて学校の代表として選手たちは走りますので、バスケ部やバレー部、クラブサッカーの生徒たちも加わっているのですが、インフルエンザや体調不良の生徒もおり、Bチームの部は棄権せざるを得ないという状況で、小規模校の現実は如何ともしがたく、本当にぎりぎりのメンバーで戦ってきました。

 ロードレースが終わり、午後から、まずは女子と男子1年生の部がスタート、最後に男子の部のスタートという日程でした。県大会出場の枠が3校と例年より厳しい状況でしたが、特に男子はその可能性が十分であり、自然と応援にも熱が入って寒さもいつの間にか吹き飛んでいました。結果男子Aチームが準優勝、選手はすべての区間のレースで大いに見せ場をつくり、見事に県大会への切符を手にしました。1年生の部と女子の部は選手がインフルエンザでそろわなかったり、練習が十分にできていないで状況でしたが、ロードレースも含め、出場した全員が最後まであきらめることなく、今できる自分の力を出し切ることができました。

 閉会式後のミーティングでは、男子チームのこの結果は一緒に競い合い、励まし合ってお互いを伸ばし続けた「チーム布佐中駅伝」としての全員の成果であり、県大会上位校とも十分に競い合える力をつけてきたことを確認し、今後のさらなる躍進を誓い合いました。

 生徒たちは、爽やかな笑顔と自分たちのあげた結果に実感が湧いてないような複雑な表情をしていましたが、きっと「まだまだできる」「満足していない」という気持ちの裏返しがそうさせたのだと思います。規模の小さい生徒数の少ない布佐中が、いわば「小国が大国に挑む」ようなものですが、よくここまで成長できたと思います。厳しい練習に耐えて頑張った生徒たちを讃えるとともに、ここまで生徒たちを伸ばしてくれた先生方に改めて感謝です。

 そして、県の新人駅伝大会は同じ柏の葉で2月10日()、今度こそ周回コースで行われる予定です。晴れの舞台に立つ生徒たちの活躍に期待して、応援をよろしくお願いします。

 

※大会の様子は「生徒の活動」のページにアップしましたのでご覧く
 ださい。

林間学校の第一歩!佐藤公先生に学ぶ

 平成30年度6月、現1年生は進級して最大の学年行事である林間学校を実施します。それに向けての第一歩、事前に行う自然学習(総合学習)がいよいよ始まりました。

 この自然学習を通して、自分が興味関心をもって学んだことを実際の林間学校で検証していくという取り組みですが、布佐中学校は市内で唯一、東日本大震災の直後からその安全性に細心の注意を払い、福島県裏磐梯方面への林間学校を実施しています。これは、裏磐梯周辺に生徒に学ばせたい自然環境のすべてが素晴らしい状態で残されているからであり、生徒の興味関心に応じたテーマがすべて設定できるからです。

 そして、18日()は生徒に興味関心を強くもたせるための大切な導入の授業でした。この大切な授業に、布佐中は何と現地福島から専門家の先生をお呼びしてお話をしていただいています。磐梯山噴火記念館の佐藤公先生という方で、かってNHKテレビ「ブラタモリ」に出演されて案内役を務め、メディアを通して裏磐梯の雄大な自然について熱く語っていらっしゃいました。布佐中には子ども達のために、今年でなんと8年連続で足を運んでくださっている先生です。

 私も昨年まで3年連続で授業を受けさせていただいています。全部は紹介できませんが、火山の噴火実験など、様々な道具を駆使して生徒と一緒に行いながら、映像を入れて大変にわかりやすく、かつ当たり前のように興味をもって惹きつけられていく授業であり、昨年よりも一段とパワーアップした印象を受けました。導入がこんなに楽しい授業ならば、生徒もスムーズに次の時間の学習に入っていけるだろうと感じています。

 今日のために、わざわざ福島からお出でいただいた佐藤先生に改めて感謝するとともに、このような取り組みの一つひとつが、生徒にとってより有意義な校外学習を実現するということを再認識した次第です。

 

※授業の様子については「生徒の活動」のページにもアップしていま
 す。
 
    

新聞社による出前授業から学ぶ!

 ホームページのトップで紹介した新聞社による出前講座を17日()に1年生を対象に実施しました。

 この日は読売新聞社千葉支局から支局長の森昭雄氏にご来校いただき、新聞の必要性や役割について話しをしてもらう予定で昨年末にも打ち合せをしています。当日は、生徒人数分の朝刊・実際に記者が使用しているメモ帳・その他多数の資料を用意していただき、大変にわかりやすい話で「あっ」という間に時間が過ぎてしまいました。

 前半は新聞の構成と書き方について実際の記事を使って説明されましたが、生徒たちは新聞の読み方だけではなく、自分たちが学級新聞や行事の後に作成する新聞の参考になったのではないかと思います。後半は新聞ができるまでの過程を通して、新聞とネットニュースの違いや情報リテラシーに関する話でしたが、生徒たちは自分がネットを使っていて怖い体験をしたことを思い出して真剣な面持ちで耳を傾けていました。話を聞きながら、さっそくいただいたメモ帳を使ってメモを書いている姿が微笑ましかったです。最後に、生徒から「朝刊が家に配達されるまでの流れと時間について」「記事が少ない場合のページ数の増減について」質問がありました。

 昨今、新聞をとっていない家庭も急増し、3年生の校長面接をしていてもその多さに驚きます。その賛否はともかく、今日の話を聞いてネットニュースに潜む危険への理解や読解力の向上=学力の向上に果たす新聞の役割等について考えるきっかけとなればと願っています。

 

P.S.

 この新聞社出前講座については、21日()の読売新聞に掲載されます。また、先日の能楽体験教室については期日未定ですが、後日千葉日報に掲載されますので、ご覧いただければと思います。

        

※授業の様子については「生徒の活動」のページにもアップしていま
 す。

伝統芸能に触れる!能楽体験

 16日()、ホームページのトップ画面で紹介させていただいた2年生対象の能楽体験教室を実施しました。

 これは文化庁の補助金事業として、県が千葉県能楽連盟を通して実施するもので1年間に県内で6校程度が選出されて行われる取り組みです。今年で3年目を迎えるということですが、中学校での実施はまだほんの数校しかないということでした。

 実は、2年生は昨年からこの日に備えて能の歴史や演目について学習したり、能楽連盟の方にかんたんな所作を指導してもらっていたのですが、その甲斐があって本番の体験も大変にスムーズで中味の濃い時間となりました。内容としては、最初に能楽連盟のみなさんから実際の演舞を披露していただき鑑賞をする。その後、太鼓、大鼓、小鼓、舞、謡のグループに分かれて専門家の指導を受けながら体験する。そして体験の成果を全体の前で発表し、最後には貴重な面を実際につけさせてもらうという流れでした。

 生徒たちは真剣な表情で能楽師のみなさんの演舞に集中。自分達の体験には本当に一生懸命で真剣に取り組み、指導に当たってくれたみなさんから、たくさんのお褒めの言葉をいただきました。そして本番の発表、緊張して声が小さくなってしまう生徒もいましたが、短い時間によくここまで…と感心させられる発表が多かったように思います。

 この体験教室を通して、生徒たちには日本の伝統芸能に脈々と受け継がれている心・精神の一片でも感じてもらえればと思っています。そして、これからのグローバル社会を生きていく中学生に必要な「日本の伝統や文化に親しみ、それに誇りをもって他に語ることのできる力」をつけていくための財産となることを願っています。

 能楽連盟のみなさんへの感謝とともに、能の鑑賞や生徒たちの様子を参観に学校まで足を運んでくださった大勢の地域のみなさんにも感謝申し上げたいと思っています。

 

※体験教室の様子については、「生徒の活動」のページにもアップし
 ています。