校長室

感謝を込めて!3年生を送る会

 5日()、3年生を送る会が行われました。寒さが一段落した参観にはもってこいの体育館で、笑顔と感動に溢れる温かい時間があっという間に過ぎ去っていきました。ご来校いただいた地域・保護者のみなさまには、ご多忙の中、本当にありがとうございました。

 1年生の発表は、オリジナルの脚本で1年生らしくかわいらしい笑いあり、工夫ありの発表でした。3年間の授業や日常生活を描いた場面では、3年生は自分たちの3年間を振り返りながら、楽しげな表情で劇に集中していました。コマーシャルをもじった映像を創作してみんなを喜ばせるなど、手の込んだ場面もふんだんにありました。

 2年生の発表は、昨年同様にミュージカルの要素を採り入れた素晴らしい発表でした。耳の不自由な伴奏者を加えた合唱団の葛藤とそれが原因の仲間割れ、幾多の試練を乗り越えて全員の心が一つになるまでを描いた「夢を信じて」という劇を見事に演じました。重いテーマの中に笑いを採り入れたり、合唱の中で苦労して覚えた手話を交えるなど、見ている者の目を釘付けにしました。

何よりも、両学年ともに大道具・小道具・背景など、裏方も含めて学年生徒全員で取り組んだ様子が感じられ、1年間を通して本当によく成長したものだと改めて思いました。それぞれの学年の合唱も最高の出来であったと思います。この3年生を送る会の成功をステップとして新しい学年に進級する、その証を全校の前で堂々と宣言したように感じさせる半日だったと思います。

 最後に、3年生からの素晴らしい発表もありました。入試の真っ最中、ほとんど練習する時間が取れなかった中での発表でしたが、先生方への感謝の手紙、学年合唱での真剣な表情からは、この送る会へのお礼だけでなく、今までお世話になった多くの人たちへ心を込めた感謝の発表であったと感じ取れました。

そして、これらの発表を支えた生徒会の幕間、「よくぞここまで」と思わせるほど手の込んだ、そしてよく考え工夫された創作映像は、会場で見ている人全員を笑いと驚きの渦に巻き込んでいきました。放課後遅くまで残り、手間暇かけて作った幕間の発表に加え、ここまでの企画・運営、入念な準備をしてきた生徒会役員のメンバーに敬意を払うとともに、改めてお礼を言いたいと思っています。
 
    
※3年生を送る会の様子(写真)については、別途「生徒の活動」のページ
 にアップします。