日誌

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なぜ勉強するの

 2月6日(水)の朝会は、「なぜ勉強するの?」というタイトルで話をしました。最初は子どもたちに発表してもらいました。2年生がよく手をあげて発表していましたが、5年生も6年生も発表しました。

 「成績をよくするため」、「人生をよくするため」、「(立派な)大人になるため」、「頭を働かせるため」、「賢くなるため」、「頭をよくするため」、「(勉強しないと)なりたいものになれないから」、「考える力をつけるため」、「将来のため」など、たくさん出てきました。どの答えも素晴らしいですね。普段から、おうちの人とよく話し合っていたり、担任が指導したりしているからでしょう。さらに、素晴らしいのは「叱られるから」とか「ご褒美がもらえるから」などの発表がなかったことです。
 自己決定理論(Ryan&Deci、2000)をたまたま研修会で学んだので、1年生にもわかるようにしてみました

 
 「勉強をする」という動機づけは、自分で決めた程度(自己決定)が大きければ大きいほど、動機づけが大きくなるそうです。動機づけは、外発的動機づけと内発的動機づけに分けられ、外発的動機づけはさらに4つに分けられるそうです。
 まず、低位が「叱られるから(勉強する)」とか「ご褒美がもらえるから(勉強する)」など、周り(外)からのアメやムチによるものを「外的動機づけ」というそうです。
 次に、「みんなに笑われるから(しかたなく勉強する)」とか、「きまりだから(しかたなく勉強する)」など、周りの状況を取り入れた動機づけを「取入れ的動機づけ」というそうです。
 次に、「(将来)役に立つから(勉強する)」とか「(自分の)夢をかなえるため」など、目標や憧れ、理想の人に到達する(その目標と同一化する)動機づけを「同一化的動機づけ」というそうです。
 次に、「しかたなく勉強する」、「目標と同一化させようと勉強する」など、これまでの動機づけを統合して、「なんとなく勉強している(負担感がない)」、「勉強するのが当たり前(抵抗感がない)」というのが「統合的動機づけ」だそうです。
 紹介した4つをあわせて、「外発的動機づけ」というそうです。
 「外発的動機づけ」に対して「内発的動機づけ」は、最高レベルの動機づけだそうです。「おもしろいから勉強している」、「勉強しているのが楽しいから」、「勉強することをやめない、勉強し続けている」という状態だそうです。
 ただし、外発的動機づけが否定されるものではなく、これらによって内発性が高まる場合があるそうです。
 「勉強をし続けることをやめない」。こんな子どもがクラス全員だったら、おうちの方も教員も大喜びですね。2月7日(木)の朝の打合せでは、教育基本法から「
自ら進んで学習に取り組む意欲を高めることを重視して行われなければならない。」と、子どもの意欲を高めるよう教員に提案したところです。勉強に限りませんが、子どもを夢中にさせるというのは難しいものです。いかに、子どもたちが自分から進んで、そのことに取り組ませるか、取り組むように仕掛けるのかを、絶えず模索しなければならないようです。
 朝会で子どもたちから出た意見をカテゴライズして、保健室の側壁に掲示しました。果たして、子どもたちは、勉強し続ける子になるのでしょうか?現在、家庭学習強化週間中です。


家庭学習強化週間です

 2月6日(水)から2月14日(木)まで、家庭学習強化週間です。小学校も中学校も町内一斉に行われています。テレビ・DVD・ゲーム・スマホなどのメディア利用時間を減らして、学習時間を増やしましょう。

 ↑ 塩谷中学校でも、紹介しています。

↑ 冬休み明けから、これだけたくさんの自主学習ノートが提出されました。自主学習ノートを1冊終えると、校長室廊下のテーブルに提出することになっています。おひなさまが飾ってあるので、提出場所が手狭になっています。撮影のために、ノートを重ねてあります。
 終わったノートを児童自身が、この机の上に置きます。校長は、そのノートをチェックし、担任に返却します。
 本日の音読発表会の後、学習指導主任から、「いつもは1日1ページの学習ですが、この週間は1ページ以上やってみましょう。ゲームなどのメディア時間を減らすようがんばりましょう。」との話がありました。

音読発表会

 今朝は、音読発表会がありました。1・3・5年生が発表しました。前回よりも、とても上手になってきた感じがしました。また、感想を発表する児童が増えてきました。進行をした集会委員さんも、スムーズにできました。
 
 

6年生が歯みがき教室をしました

 2月6日(水)、歯科医の和田先生に歯みがき教室をしていただきました。6年生が、歯周病について学習しました。「(6年生ぐらいなら、ほぼ永久歯に生えかわり、さらに物事の分別がつく年頃なので、)自分の歯は自分で守るように。」というような内容のお話だったそうです。お忙しいところ、子どもたちのためにありがとうございました。