校長室から

校長室から

見てる

「神様が見てる」「お天道様(おてんとさま)が見てる」「罰(ばち)がたかる」からと小さい頃死んだ祖母や母親からよく言われました。
もちろん神様の存在は確認したことはありませんでしたが、そのことは信じていました。時代劇で北町奉行「遠山の金さん」が「お天道様(おてんとさま)はお見通しだ」と言っているのも記憶にあります。
実は57才になった今でもお天道様が見てると思ってびびっていることもあります。いつも神様や先になくなった人が常に見ていて、生きている人にはわからないけど、私の中身が見透かされていると思って恥ずかしい思いをしています。
最近はお天道様でなく、死んだ母親が天から見てると思っているのかも知れません。
 誰かに見てもらって認めてもらいたいと思ってがんばる。そんなこと意識なくがんばる。悪い(と思った)ことをする時は、誰かが見ているのではないかと気にして挙動不審になってしまうのはそのせい?かとも思います。誰かが見てる。誰かが認めてくれる。いつかは。
関宿中学校の生徒は、一生懸命掃除をします。校長室前の廊下は1年生の担当ですが、膝をつき、なめるように黙々と拭いています。廊下はいつもぴかぴかです。その人は、お天道様が見ているとか点数稼ぎとか考えていない様子なので余計うれしくなります。(本人に聞いたことはありませんが)

今年も小中連携教育

関宿小中学校は今年度も小中連携教育を研究の柱にしています。教師による授業交流・運動会・芸術鑑賞会などの合同行事
学力向上と生徒指導の充実をねらい先生方による部会も行われています。
小学校の吉野先生は2年連続で本校の家庭科を見ていただいています。
本校の小幡教諭は5,6年生の英語、和泉教諭は6年生の音楽も担当しています。

写真は中3の家庭科を担当する小学校吉野先生

五月晴れ


校庭にチームメイトの笑顔あり、夢追いかけて命輝く。
部活動、委員会活動、学級活動(3年生は修学旅行、2年生は職場体験学習で忙しい)
などで一生懸命な日々が続きます。中学生が目標に向かい、夢を追いかけている姿は輝いているものです。そして、友達と仲良くやっていく姿も美しいと思います。
ゴールデンウィークが終わり、本格的に活動をしている中学生を応援します。来週は市内大会が各会場で行われます。

5月


都へと ほどをかぞへて 待つ人は すぐる月日を
うれしかりける

5月に入りました。月末(27日から)には3年生といく修学旅行があります。月日はあっという間に過ぎてしまいまうものですが、楽しみな修学旅行に限ってはなかなか時間が過ぎてこないものだ。

☆夏風邪ぎみの人もいるようです。いいメンバーと行ける最後の旅行ですので、体調を崩さず参加できるよう今から万全を期して下さい。
1,2年生もまずはゴールデンウィーク後半、怪我なく過ごして下さい。

GW 水の事故に注意を


植物は、新芽が出そろい植え替えや移動もそろそろ時期が終わりかというところです。
中学生は、部活動等もありゴールデンとはいかないものの休みが続きます。(今年は土曜日と祝日が重なる日が多く、ちょっと損をした気分がします。)
連休中の計画はいかがでしょうか。
新緑のなか、友達や家族と過ごす一日は格別でしょう。充実した休日になることを願っています。
 ところで、今日は少し肌寒さを感じますが、急に夏日になったりすると水や冷たいものが恋しくなる季節です。しかし、水の事故には十分気をつけて下さい。私は、20年ほど前に隣のクラスの生徒2人が利根川で溺れ亡くしています。川は浅いところから急に深くなっているところがあるのが川の怖いところです。海は、潮の流れが急で沖へ沖へと流されてしまうところがあります。
川遊びを甘く見ないでください。水の事故は年間で200人以上亡くなっています。
江戸時代に利根川の水害を憂い、江戸川が作られ、関宿の水運は栄えたわけですが、一説によると江戸に流れてるから江戸川ではなく、関宿の江戸町から流れているから江戸川とつけたらしいです。
隅田川や荒川も江戸に流れていますからね。そんな関宿から水の事故は起こしたくありませんから。

もったいない」という考え方

おかげさまで平成29年度も順調なスタートを切ったといって良いと思います。
ひとえに保護者の皆様のご理解とご協力があってのものと思います。
「信頼する」関係を築くことは容易なことではありません。逆に信頼関係を崩すのは簡単です。
コツコツと地道に努力を続け、信頼関係が築けるよう職員一同がんばって参ります。褒めるときは褒め、叱るときは叱り、一緒に活動したり考えたりするのが学校ですから。
 生徒を、叱ったり考えさせたりすることは遠慮しながらやることではありませんが、時代と共にその内容や考え方が変わってきた感はあります。
私事ですが、子どもの頃、食べ物を残す事は、「悪」のように思っていました。両親にそう教えられてきました。
茶碗にご飯粒が残っているだけで「もったいない」「きれいに食べろ」「一粒も残すな」と叱られたものです。時には最後にお茶をかけられて、きれいに食べ(させられ)たものです。
現在、残さず食べることについてはどうでしょう。私は、生活習慣病もあって医者からも食べ過ぎを指摘され、最後の一口を食べないよう飲まないよう言われ、宴会などではかなりの食品ロスがあり、食べない話ばかり。生徒についても、無理矢理でも食べる(食べさせる)環境ではなくなってしまっている感じがします。しかし、日本は年間600億円の食品ロスを削減する考え方を教えるべきだと思います。
私は、最近死語のようになっている「もったいない」「ありがたい」「あたりまえではない」という考え方をもっと考えさせなくてはならないと思います。

平成29年度始業式


平成29年度 前期始業式に

今年度学校教育目標
「知性と徳性を備えた心身ともに健やかな生徒の育成」

新年度にあたり
○具体的な目標を設定しよう。
○小さな事も全力で取り組もう。
○積極的で質の高いあいさつや礼儀を追求しよう。

新年度組織

校長  稲橋光男
教頭  川﨑裕幸
教務主任・1年副担任 西村智明
1年主任担任 伊藤 千瑛
1年副担任   大熊 聡子
2年主任担任 小幡 恒平
2年副担任   和泉 涼子
3年主任担任 勝田 亜紀子
3年副担任   坂本 早希
3年副担任   佐藤 平
養護教諭    寺本 優美
初任者指導  岡田 利晃  島野 啓子
事務副主査  廣辺 裕子
土曜授業アシスタント  渡部 茂至
スクールカウンセラー 和田 裕美
地域教育コーディネーター 中村 綾子
業務員     米田 富貴子
業務員     齋藤 喜八
給食配膳員  伊藤 貴美子


教科指導
国語  坂本早希  数学  大熊 聡子・和泉涼子・佐藤 平  社会  伊藤 千瑛
理科  西村智明  英語  勝田亜紀子 小幡 恒平  技術家庭  川﨑裕幸・西村智明・吉野久美子
音楽  和泉涼子  保健体育  佐藤 平    

H29年度開始


今年のテーマも「日々是前進」  ~勇気を持ってもっと前へ~です。
我々教職員が一丸となって全力でとりくむ関宿中学校の生徒を応援します。
全力で取り組むと大抵のことはできる。
全力で取り組むと楽しい。
全力で取り組むといつかは誰かが助けてくれる。
今年度もよろしくお願いします。

ありがとうございました。


平成28年度が終わります。1年間地域の方や保護者の方々に支えられたおかげです。
ありがとうございました。
手前味噌になりますが、職員一同チームワークよくやってきた1年だったと思います。
平成29年度もよろしくお願いいたします。

修了式目前


14日に卒業式が終わり、もちろん3年生は登校してきません。あれだけ立派な卒業式を行うと
抜けると大きいと感じるかも知れません。
あちらこちらの高校で説明会を行っているようですが、3年生は元気でやっているでしょうか。法律的には3月31日まで関宿中学校の生徒です。
※3年生を送る会で発表した「職員発表恋ダンス」がユーチューブにアップされていてたくさんの人に見ていただいているようです。

  1,2年生はあさっての修了式で学年末を迎えます。
一回りも二回りも成長しているのがよくわかります。
とかく、生徒には課題を言うことが多いですが、本校生徒の成長には目を見張るものがあります。
「今日のの反省明日の目標」というのが帰りの会の基本ですが、今年の反省来年の目標をしっかり持ち新年度を迎えさせたいと思います。

送る

卒業式が3日後に迫ってきました。我々教職員がそれぞれの立場で関わってきた3年生にいかに次につなげられるかという式だと思います。
送る、贈るという文化は日本独特のものもあります。「厳粛な中での温かみのある式」にこだわり続けてきました。やはり日本のいや関宿中学校の卒業式はいいものです。
残念ながら第1希望は不合格になってしまった生徒もいます。15才の試練です。でもまだまだこれから、次の目標を持ち選んだ道で精一杯生きて欲しいと願います。
8日の3年生を送る会では、1,2年生が精一杯の企画と発表で素晴らしい会となりました。
見に来ていただいた保護者の皆様ありがとうございました。
職員もかなり時間をかけたDVD発表「恋ダンス」でした。卒業生への我々からの熱い気持ちです。
卒業式は3月14日9時30分開式です。

3年生を送る会

3月8日 午後1:20より生徒会による3年生を送る会が行われます。
少ない時間の中、関宿中らしい温かい雰囲気の中で行われる会です。
3年生のみならず、1,2年生の保護者の皆様も是非いらして下さい。

受験

今日は埼玉県(面接)と茨城県の入試日です。6日に栃木県を受験する生徒がいて、それで一通り受験が終わります。あと一息です。3年生がんばってください。
受験は、もしかしたら人生最初の試練かも知れません。うまくいかないこと、悩んだことたくさんあって今日を迎えたことでしょう。大人が温かくそして冷たく感じたこともあったかも知れませんが、試練を乗り越えたことで価値のある人間に近づいたことでしょう。

踏まるとも根強く生きる道草のやがて花咲く春も来るらん。

うしろを振り向く必要はない。君たちの前にはいくらでも道はあるのだから。

一生懸命やる生徒

一生懸命やっている人間が、損をする世の中はおかしい。
 これは、私の学級経営の柱でした。どの学級にも楽(らく)してやり過ごそうとする生徒がいる反面、無骨でもコツコツとやり抜く生徒がいました。
そんなとき、私はその派手さはないけれども、その子のコツコツを褒め称えます。いじめの無い学級を作るためにも大いに役立ったと思います。
※年寄りをだまして大金を得る(年間400億ですって)詐欺師。最もいけない犯罪だと思います。人をだますこと
貶めて自分がうまく生活する事はいけないことである事を話しています。







日本の伝統文化(嫌い箸)

和食に欠かせない箸(はし)。箸の使い方は日本人がもつ美意識や礼儀作法を表したもの。
正しく使ことは、一緒に食事を楽しむ周りの人への心遣いでもあります。最近ではそんなことを話すと硬ぐるしいと感じる人も多いかも知れません。しかし、あえて日本人として「文化」を追求し、見苦しさを避けるためにもちょっと書きます。
「拾い箸」・・・箸から箸へ食べ物を渡すこと。火葬の時のお骨上げを連想します。
「立て箸」・・・ご飯に箸を突き立てる。死者にお供えする枕飯。
「刺し箸」・・・料理で箸を突き刺すこと。
「探り箸」・・・お椀の中を箸でかき混ぜる。
「空箸」・・・箸をつけたのに食べないこと。
「ねぶり箸」・・・箸先をなめる。
「渡し箸」・・・器の上に箸を渡して置くこと。「もういりません」の意味。
「重ね箸」・・・同じ料理ばかり食べる。
「にらみ箸」・・・箸を持ったまま料理をにらんで選ぶこと。「迷い箸」も近い意味か。
「振り上げ箸」・・・箸で人を指したり、呼んだりする。
せっかくの楽しい食事。箸の作法にばかり気を取られるのも残念ですが、マナーを知らず
注意も出来ないのも残念です。
日本の文化を大切にすると共にそんなこと「どうでもいい」と考えず、こだわっていくことも
大切だと思います。

受験

いよいよ2月に入り、受験が佳境に入ってきます。高校入試には隣接県協定というのがあり、
本校は、茨城県、埼玉県と接しており、更に転居の予定から栃木県の受験者もいます。
4県を受験するのは全国でも本校だけではないでしょうか。
珍しいことです。同じ高校受験ですが受験のシステムやスタイルが若干違います。
すでに栃木県の出願が終わり、千葉県、茨城県、埼玉県と続きます。
それぞれのシステムの違いによる間違いに気をつけて、慎重に指導をしております。
3年生には、受験のラストスパートを頑張って欲しいと思います。

人間関係づくり


誰もが人間関係を大切にしている学校ですが、簡単なことではありません。
私事ですが、年末年始体を壊し、入院・手術をしました。再び学校に来るときはたとえ2・3日の
休みでも不安があるものです。朝、いつも通りに出勤すると玄関には「校長先生お帰りなさい
また今日からよろしくお願いします」の看板が。驚きと喜びが一緒になって涙が出そうになりました。教頭先生をはじめとした先生方がやってくれたのでしょうが、朝礼では花までもらって。

仕事をがんばろうという気持ちも強くなりました。
そんな温かい学校です。人間関係を作るには簡単な答えなどありません。人に無関心にならず
関心を向けていくことが大切だとつくづく思いました。
私事でしたが、皆さんも健康に注意しながら「明るい学校いい学び」「明るい職場でいい仕事」を目指しましょう。

明るい学校いい学び~新春を迎え~

新年明けましておめでとうございます。
今年は、カレンダーの関係で10日が登校再開となりましたので、冬休みが長くなりました。
今朝、全校集会で久々に生徒に会いましたが、いつも通り誠実な様子でした。
新年、私はネクタイを新しくしましたが、上履きを新しくした生徒もいて新鮮な気持ちをもって年を迎えたのだなあと感じました。
年末年始は、日本の伝統文化に触れ、社会に貢献したり礼儀や常識について学んだりすることを大切にして欲しいということを話しましたが、どのように過ごしたでしょうか。
関宿中学校職員のキャッチフレーズは「明るい職場でいい仕事」です。意思の疎通をし、やるときはやるみんなでやる。明るい職場を目指し、そのように進んでいます。学校も「明るい学校いい学び」をキャッチフレーズとして今年も日々前進して参りたいと思います。

男女共修(武道授業)


保健体育は、武道講師の関係もあり、12月に柔道を行っています。本校は、人数の関係もあって男女共修の授業です。男女の授業は性差や体力差もあり、あまり行われていませんが、本校においては、6年ほど前から行われています。小学校から単学級で生活してきましたので、生徒にとっては「普通」の事かも知れません。
武道は、5年ほど前から必修になり、本校は、柔道を必修として男女ともに行われていますが、自分の身を守る、礼節を知る、体力をつける意味からも女子も意欲的に取り組んでいます。
柔道は、創始者の嘉納治五郎先生曰く、「精力善用」をする。「自他共栄」とは、「相助相譲・自他共栄」を略した言い方で、その意味は、「自己の栄えのみを目的とせず、助け合い、譲り合い、融和協調して、共に栄えることを目指すという意味だそうです。まるで関宿中学校の生徒の様子を表しているようです。健全な精神を養いましょう。