学校の様子

2024年9月の記事一覧

信濃町の”めぐみ”~とうもろこしを味わう~

 今日は3年生が、1時間目に長野県信濃町産のとうもろこしの皮むきをしました。台風の被害も心配される中、昨日わざわざ信濃町からとれたてのとうもろこしをお届けいただけたからです。信濃町と流山市とは姉妹都市で、そのつながりからいただいたものです。

 今日の朝、SHRをしているとき、クラス別に6つの大きな紙袋に入ったとうもろこしが3年生のラウンジに運ばれました。その一袋がとても重たく、一本一本の身がぎっしりつまっていることが自然と思い浮かびました。給食委員を中心に苦労してそれぞれの教室まで運び込み、作業が始まります。

 まず、宮本栄養教諭から信濃町のとうもろこしの特色について教えていただきました。信濃町は、町域の約75%が森林であるなど、自然に恵まれた土地で、標高の高い豊かな自然の中で作られています。糖度18度で、フルーツと同じくらいの甘さです。とうもろこしは、ひげの本数とつぶの数が一緒だそうです。

 とうもろこしの皮むきが始まったとたんに、教室中にその甘い匂いが広がります。本当にとれたばかりの新鮮な品質だということを実感しました。色鮮やかな黄色で、光沢のある美しい粒が目に入りました。

 

 元信濃町商工会事務局長 伊藤 均 様、信濃町議会議員 小川 孝史 様、信濃町商工会理事 中村 賢治 様、シースピリット 専務取締役 石田 満仁 様も来てくださいました。皮むきの時間に3年生の様子を見たり、交流させていただきました。本当にありがとうございます。

 順調に作業は進み、無事にすべてむき終わりました。このとうもろこしが、この後調理員さんの手に渡り、今日の給食の献立として調理されます。

 そして4時間目が終わり・・・いよいよ給食です。“めぐみ”入り「海藻サラダ」と「ゆでとうもろこし」です。

 中村 様からは、給食の時間にチームスを通して全校にお話をいただきました。今回のとうもろこしは、「めぐみ」という品種で、8月中旬ごろが1番美味しく、生でも食べられるぐらい甘くみずみずしいです。この甘さは、標高の高い場所ならではのもので、昼の太陽をいっぱい浴びて美味しさを蓄えた“もろこし”が、夜の寒さでその美味しさを逃がさないように、しっかり守ってくれているということです。一番おいしい時期に届けてくださいました。

 

 子どもたちからは、「皮をむく作業が面白かった。」「甘い」・「みずみずしい」「風味がよく、粒が大きい!」

「普段あまり食べないけど、とてもおいしく、しゃきしゃきとした食感でおいしく食べられた。」

などの声があり、とてもおいしくいただきました。

 改めて、ご来校くださった伊藤様、小川様、中村様、石田様、貴重なお時間とお話をいただき、本当にありがとうございました。そして、とうもろこしを送ってくださった信濃町の皆様、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 とうもろこしの美味しさを味わいつつも、直接生産されている現地の方々との触れ合いの中で、食べ物をいただいていることへの感謝の気持ちをいつも心の中に持っていたいと思います。そして、1時間目に作業したとうもろこしをすぐに調理していただいた、毎日の給食を作ってくださる調理員さんに支えられていることへの感謝も忘れずにいたいです。皆が支え合い、この社会は成り立っています。そして、こうした人のつながりをこれからも長く大事につなぎ、めぐみを分かち合い、豊かな社会を築く一員になっていきましょう。

能登町からのメッセージ

1月1日に起きた大地震で能登半島は大きな被害が出ました。

流山市と能登町は姉妹都市を締結しています。

流山市の中学生が学校や駅などで募金活動を行い、義援金と応援メッセージを能登町小中学校へ送りました。

能登町の小中学生からたくさんの感謝の気持ちを書いてくれたメッセージが先日届きました。

メッセージの一部を紹介します。

『地震から半年が経ち、心境は落ち着いていますが、当時は手紙を読むと元気が出ました。』

『地震が起きた時はとても不安で、親友が遠くに引っ越し、この先どうすればよいかわからなくなりました。メッセージを読み元気をもらいました。』

『地震が起きてから半年経ち、水は届きますが、今でも地割れや建物が崩れていて環境が整っていません。その中でもみんなでご飯を食べたり、楽しくスポーツができるようになりました。お互い頑張っていきましょう!』

 

ぜひ、2、3年生昇降口近くにメッセージを掲示しましたので目と心で感じてほしいと思います。

おおぐろの森中学校、生徒会執行部の橋本さんは『大変な中、お礼をいただいて嬉しいです。これからも流山市から応援しています。』

同じく生徒会執行部の佐々木さんは『これからも貢献できるように頑張りたいと思います。復興に向けて大変だと思いますが、応援しています。』

と話していました。

困っている時はお互い助け合って生活できると嬉しいですね。

おおぐろの森中学校、シーズン2の始まりです!!

9月2日(月)

長いようで短かった夏休みが明け、おおぐろの森中学校の2学期が始まりました!!

  始業式では、教員を含め、全員にそれぞれの夏休みがあったこと、いろいろな経験や体験ができたのではないかと振り返り、2学期に向けて生徒の皆さんに目指してほしい姿や、これから始まっていく行事に向けて生徒の皆さんに向けてお話をしました。

校長先生からは、夏休み期間中に80冊を目標に読書を進めたこと、目標を立てることの大切さや失敗したとしてもそれは無駄にはならないこと、失敗も勉強と、成功よりも成長ととらえることの大切さについてお話がありました。

この話を聴いて生徒の皆さんも何か感じたことがあるのではないでしょうか。

 

また、流山市の小中学校では、姉妹都市である能登町の小中学校にメッセージと義援金を送りました。その能登町4校の中学生から感謝のメッセージを頂き、始業式後に紹介されました。

能登町の中学生からのメッセージは、1F昇降口前に掲示しています。

  

 始業式の最後には、音楽科の岩井先生・石井先生が「ホール・ニュー・ワールド」をピアノとクラリネットで演奏してくださいました。豊かな音が体育館に響き渡りました。

始業式で背筋が伸び、硬くなった心や身体も軽く、やわらかくなった素晴らしい演奏でした。

 

 

2学期が待ち遠しかったと、早くから昇降口で待っていた生徒や、教室に入ってすぐにお互いの夏休みの思い出を話しだす姿を見せてくれる生徒。「もう少し、夏休みが欲しかったな…。」と少し疲れが見える生徒や悩みを抱えながらも登校した生徒…それぞれの感情があったと思います。悩み、考えることは大切なことです。しかし、その悩みを一人で抱え込むのではなく、表現したり、仲間と共有してその解決方法を見出すことの楽しさを実感したりして、学校目標である「自律」に向かって、チャレンジしていく、2学期にしていきましょう。

 

2学期もどうぞよろしくお願いします。