学校からのお知らせ
第3回授業研究会(人権)
9月6日に、今年度3回目の授業研究会を行いました。
今回は、後期課程合同での社会科の授業です。シエラレオネの内戦によって、手首を失った男性の写真をもとに、この人にとっての権利について考えました。
このような犠牲者を出さないための平和に生きる権利が大切だと思うという意見や、この人が希望を持って生きられるように、やりたいことが自由にできる権利が大切だと思うなど、様々な意見が出されました。
今、自分たちは平和に暮らせることが当たり前と感じてしまいますが、他の国や過去の日本に目を向けると、平和に生きる権利がいかに大切な権利かに気付くことができました。
授業後、義務教育課と相双教育事務所の先生方を講師に招き、研究協議を行いました。
協議では、授業での子どもたちの姿をもとに、人権感覚を育む授業づくりについて考えることができました。
子どもたちは、授業の中で、様々な発言やつぶやきをします。子どもたちのそのような反応に対して、教員は、一人一人の考えを大切にして、授業を展開していくことが大切となります。
子どもたちが、自分の考えを発言して良いんだという安心感を与えてあげることで、子どもたちは、学級に居心地のよさを感じ、自分の良さや大切さを実感することに繋がります。
学校では、子どもたち一人一人が安心して学習や活動に取り組める環境作りを大切にし、目標を持って努力できるように、今後も、一人一人を大切にした指導・支援を行って参ります。
5・6年生 体育「鉄棒運動」
体育館では、5、6年生が鉄棒運動で技の練習をしていました。
逆上がりからの前方支持回転や後方支持回転などの難しい技にチャレンジしています。
補助具を使って、難しい技ができるようにがんばる姿も見られました。
生徒会役員選挙に向けて
9月8日に、後期生徒会役員選挙が行われます。8名の児童生徒が立候補し、給食の時間に演説を行いました。
立候補者一人一人が、学校をよりよくするために、自分にできることをしっかりと考え、演説することができていました。投票日には、立候補者の思いを受け止めて、しっかり考えて投票してほしいと思います。
前期課程 校内水泳記録会
9月2日、前期課程の児童は、水泳記録会を行いました。
1・2年生の部では、13mビート板や石拾い、フラフープくぐりなど、自分で選択した種目に出場しました。
練習の時よりも記録を伸ばすことができた児童は、とても満足できたようです。
感想を聞いてみると、「足をつかずに泳ぎきれてうれしかった」「たくさん拾えてうれしかった」「みんなとできてうれしかった」など、記録会ができたうれしさを話してくれました。
3~6年生の部では、25mの自由形や平泳ぎ、50mの自由形や平泳ぎ、中には、100m個人メドレーに出場する児童もいました。
川内小学校から続く水泳記録会の歴代記録を意識して、記録更新を目指してがんばることができました。
最後の100m個人メドレーに出場した児童は、みんなの応援を力にして、すばらしい泳ぎを見せてくれました。
感想を聞くと、「昨年の自分の記録よりも5秒早くなったのでうれしかった」「50m泳ぎ切れてうれしかった」「来年は、50m泳げるように練習したい」など、達成感だけでなく、来年に向けた目標を持てる児童もいました。 6月のプール開きから水泳記録会まで、大きな事故なく安全に水泳学習を行うことができました。また、泳ぎも上手になっていきました。この経験を、今後の学校生活に生かしてほしいと思います。
さて、6年生にとっては、最後の水泳記録会となりました。これまでの練習の成果を出し切り、記録を伸ばすことができたので、とても達成感のある記録会になったようです。
9月15日には、田村地区陸上競技大会に出場します。自分が出場する種目で自己ベストを目指してがんばってほしいと思います。
後期課程 箏・三弦及び書道体験
9月2日、後期課程の生徒は、生田流宮城社桐音会の後藤さんに、箏、三弦、書道を指導していただきました。
午前中の箏、三弦の指導では、日本の伝統的な楽器に親しむ貴重な経験をさせていただき、音色の美しさや響きのよさを感じることができたようです。
午後の書道の指導では、自分の好きな漢字を色紙に書きました。「笑」「夢」「心」「飛」「叶」「楽しい」「虹」など、一人一人が思いを込めて作品づくりに取り組みました。
生徒からは、「憧れの箏や三弦を演奏できてうれしかった」や「書道では、自分の好きな文字を作品にできてうれしかった」などの感想が出されました。
子どもたちは、約5時間、集中して活動することができました。この経験や学びをこれからの生活に生かしてほしいと思います。
清流祭テーマ決定
10月に開催される清流祭に向けて、準備が進んでいます。その第1歩として、令和4年度清流祭のテーマが「Connect our hearts ~日本一の青春~」に決定しました。
5年生以上の児童生徒から出された案をもとにして、生徒会役員が話し合い、川内小中学園生のつながりを大切にしたいという思いから決まりました。
給食の時間に全校生にも伝えられ、今後、テーマをイメージしたビッグアートの作成が始まります。
全校生が一丸となって作り上げる清流祭となるように、教職員もサポートして参ります。
交通安全運動の呼びかけ録音
秋の全国交通安全運動(9月21日~30日)に向けて、6年生の代表児童5名は、村役場で防災無線での呼びかけを録音しました。
この取組は、村民の方々や通勤で川内村を通る方々に、安全運転の大切さや危険運転の撲滅を呼びかけるために、福島大学の学生が企画し、警察、役場、学校が連携して実現した取組です。
子ども達は、自分の声で、地域の方々に安全運転の大切さを呼びかけたいという思いをもって、取り組むことができたようです。地域の方々に声が届き、事故のない安全な村になってほしいですね。
双葉郡中学生英語弁論大会
8月29日、楢葉町のコミュニティセンターで、双葉郡中学生英語弁論大会が開催され、本校の生徒は、暗唱の部で見事3位に輝きました。
とても堂々としていて、素晴らしい発表でした。この経験を自信にして、これからの学校生活につなげてほしいと思います。
第2学期 始業式
8月25日に、第2学期の始業式をオンラインで行いました。
子ども達は教室で、校長先生のお話を聞きました。その後、代表児童生徒が夏休みの思い出と二学期のめあてを発表しました。二学期も目標を持って、学習や生活に取り組んでほしいと思います。
また、8月29日に楢葉町で開催される英語弁論大会に出場する生徒の発表も行いました。
夏休み中も、がんばって練習を続けていたのが伝わるくらい素晴らしい発表でした。本番では、これまでの練習の成果を発揮し、堂々と発表してきてほしいと思います。
6・7年生 復興子ども教室(長崎研修)
8月8日から11日の4日間、復興子ども教室として、6、7年生の子どもたちが長崎県を訪問しました。
1日目は、長崎大学で、川内村産のぶどうの色素を活用して、色素増感電池を開発し、オルゴールを鳴らすという実験を行いました。
長崎大学の方々に教えてもらいながら、実験を行うことができました。
その後、稲佐山展望台に移動し、長崎市の美しい景色を見ることができました。
2日目は、長崎大学教育学部附属小学校の方々と交流しました。戦争からの復興を遂げた長崎市の子ども達と震災からの復興を目指している川内村の子ども達が交流することで、いろいろなことを学ぶことができました。そして、8月9日は、長崎市で平和祈念式典が開催されていることから、中継視聴に参加しました。平和な世界の実現に向けて、過去の悲惨な出来事を二度と起こしてはならないことを感じることができました。
午後は、グラバー園や出島など、長崎市の観光名所を回り、長崎市の特色について学ぶことができました。
3日目は、原爆資料館や平和公園を見学しました。
原爆の被害や恐ろしさを知り、戦争の悲惨さや平和への願いを伝えていくことの大切さを感じることができました。
4日間の長崎研修により、長崎市の戦争からの復興を直接、肌で感じることで、福島県や川内村の復興について、これからの村づくりに向けて自分の考えを深め、広げることができました。長崎での経験をこれからの学習や生活に生かし、さらに成長してほしいと思います。