2025年10月の記事一覧
【臨時休館のお知らせ】10月25日(土)午後、26日(日)
令和7年10月26日(日)は、教育センターが春日部市長選挙の投票所として利用されます。そのため、準備を含め下記の日程で郷土資料館は休館となります。ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
〈臨時休館日〉
令和7年10月25日(土)午後
令和7年10月26日(日)終日
※令和7年10月27日(月)は通常の休館日となります。
市制20周年記念ミニ収蔵品展「酒と春日部」(2)
常設展の「酒と春日部 ※お酒は20歳になってから」の資料を入れ替えました。
この企画は、市制20周年を記念して、20歳になった春日部市を、お酒にゆかりのある収蔵資料を紹介して、お祝いする試みです。1か月を目途に展示替の予定でしたが、2か月ぶりの展示替となってしまいました。
今回、紹介するのは、①三段重ねの盃と、②銘酒幸松の看板です。
①は結婚式などお祝いのときにお酒を飲む盃です。西金野井の農家の方からご寄贈いただいたものです。
②は明治元年に創業した造り酒屋の看板。市内もかつて造り酒屋があり、樋籠の同家では村の名称である「幸松」という銘柄のお酒を造っていました。
先日、20周年の式典も行われ、晴れて20歳になった春日部市。もう、お酒も飲めますね。
市制20周年のあゆみについては、教育センターロビーで展示中の、市制20周年に関するパネル展もあわせてお楽しみください。
富多神社例祭(江戸川小中学校4年生による伝統の舞)
10月15日(水)、春日部市神間の富多神社で例祭が行われました。
例祭では、江戸川小中学校4年生の皆さんによる、榎の囃子神楽が披露されました。
江戸川小中学校4年生の皆さんは、5月から、総合的的な学習の時間の中で榎囃子神楽連の皆さんにより伝統のお囃子と神楽を教わり、日々練習を続けてきました。
神楽殿には、神楽を見に来た観客や保護者の皆さんや学校の先生、神社の総代さんなど大勢の大人が集まっており、緊張の面持ちの中、囃子神楽が演じられました。
まず小学生の主とした囃子方が大太鼓、小太鼓、鉦(かね)を奏でその音色にあわせて、
ひょっとこ、おかめ、大黒天の演目の順番で地区に伝わる伝統の舞が舞われました。
特に、大黒天の演目では、口上を述べるながら舞うのが特徴で、声をそろえて元気よく口上を披露し、観客の方から盛大な拍手を受けていました。
演目終了後には、記念撮影を行い、日頃の練習の成果を発揮した達成感で皆さん晴れやかな面持ちでした。
皆さん大変お疲れさまでした。
郷土資料館【手作りおもちゃクラブ】を開催しました
令和7年10月12日(日) の午前と午後各1回ずつ、郷土資料館手作りおもちゃクラブ「からくり屛風を作ろう!」を開催しました。
まずは、蓄音機でレコードの鑑賞から。
レコードの外側に落とした針が、レコードに刻まれた溝に沿ってだんだん内側へと寄っていく様子に気付く観察力のある子も!
続いては春日部に纏わる伝説の紙芝居を1つ。
この日は「飯沼の椀貸し伝説」というお話です。
こどもたちも、小学生くらいになるとお友達と物の貸し借りをするようになると思います。“借りたものは返す”という当たり前の大切さを教えてくれるお話でした。
そして、おもちゃ作りでは「からくり屏風」を作りました。
2枚の板をクルクル回転させることで、4枚の絵柄が出てくる不思議なおもちゃです!
広報紙などの写真だとからくりの魅力が伝わらないのが残念なのですが、実際にみせてみるとこどもたちの反応も上々♪
完成までに少し時間のかかるおもちゃなのですがみんな集中して作ってくれました!
講座当日は3連休の中日かつ、市内でイベントもちらほら・・・といった日にあたってしまい、どれだけ来てくれるか心配していました。
しかし、ふたを開けてみれば、午前中ははじめましての子がたくさん♪そして午後はリピーターさんもたくさんでとっても賑わってくれました♪
講座もとても気に入ってくれたようで、次回作る予定のおもちゃにも興味津々の様子!
よかったら次回も来てくださいね!
来月は11月14日(金)「県民の日」と16日(日)の2回開催を予定しています!
詳しくは広報紙等に掲載いたしますので、ぜひご覧ください!
アナログで世界とつながる スペインの方の生の声
地域学習展では、大人でも、子どもでも楽しんでもらうために、ハンズオン展示(観覧者がさわったり、感じたりする展示手法)を採用し、「たいけんこーなー」をもうけています。
このなかで、今回新たな試みとして、カセットテープに感想を吹き込んでもらう、体験をもうけました。
題して、「ラジカセに感想をふきこもう♪」
統廃合された小学校から譲り受けたラジカセを活用して、カセットテープを使ったことのない世代の方を含め、声を吹き込んで楽しんでいただき、かつ、アンケート(入館票)を書かない方(特に外国の方)から郷土資料館の感想をもらう(集める)、という、手前味噌ですがナイスなアイデアです。
数日、様子をみていたところ、次のような音声が録音されていました。
こんにちは みなさん えっと わたしたちは すぺいんからきました
このびじゅつかんは とてもむずかしいですね
えっと むずかしいじゃない えー おもしろい
おもしろい ありがとうございます アディオス
わずか20秒ほど、少したどたどしい男性の声で、音声が吹き込まれていました。
スペインの方のようで、日本語が上手なので留学生の方でしょうか。
郷土資料館を「美術館」といっていただきました。スペイン語では、博物館・美術館のことをmuseoというそうです。「むずかしい」との声をいただき、一瞬ドキッとしましたが、「おもしろい」と言い直していただき一安心。
SNSやデータベースなどデジタル技術で簡単に世界とつながれる時代に、もはや死語にもなりつつある「ラジカセ」(アナログの機械)で世界とつながれる可能性を感じました。「ラジカセ」まだまだ色々と使えそう。郷土資料館にとっては、多分な可能性を秘めた逸材です。
こちらが展示等々で発信するばかりでなく、観覧者・来館者も足跡を残せる仕組み・仕掛け、さらに進化させてもよさそうですね。「ラジカセ」今後も活躍します。お楽しみに。
それでは、アディオス。