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やったり踊りの公開ー県指定無形民俗文化財ー
天候不順が続いた祝日海の日を絡めた週末には、市内各所で伝統芸能の公開がありました。 その初日、7月13日(土曜)には、武里駅からほど近い大畑香取神社境内では、埼玉県無形民俗文化財に指定されている「やったり踊り」が公開されました。
午後8時、香取神社から南東方向400mほどの西光寺から太鼓と笹笛の囃子に合わせて「練り込み」を開始、約50分かけて奉納舞の会場に到着。
▲西光寺から大畑香取神社にかけての道中はゆったりとした「練り込み」で向かう。地域の皆さまの歓声で小若も祭り気分が高揚する場面である。
小学生低学年、そして高学年の小若から「扇子踊り」。先月の練習の成果が出せたようで、元気な掛け声、大きな舞が披露されました。
若衆では、高校生と大学生が加わり、若手の後継者も奮闘。ベテラン組にしっかりと追随した大きく迫力のある舞でした。
▲小若は赤の鉢巻きと半被、若衆も赤の鉢巻きに薄藍色の浴衣を片袖掛け、赤の鼻緒の草履という装束。上下動の激しい「扇子踊り」は屈伸と強い反り返りが特徴になっている。
続く「手踊り」でも最後まで小若は練習で指導を受けた、手のひらから指先までの細かな動き、足さばきと、一生懸命な姿をみることができました。
▲哀愁を帯びた唱に合わせ、手は蓮の花を表現。県内でも数少ない念仏踊りとも称される「手踊り」。それでも身体の動きが激しく勇壮な舞でもある。
今夏の伝統芸能の参加が一時ではなく、後継者として引き継がれることに期待しています。