ほごログ(文化財課ブログ)

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”神明貝塚”ボランティア講座を開催しました

 広報7月号で募集しました”神明貝塚ボランティア講座”を7月26日(金)午後に開催しました。

今回は教育センターで初めての顔合わせの会、市内各所から14名の皆さまが参加いただきました。

 「何をするの?!」「どんなことをやらせるの?」「わたしでできるのかしら」、という不安と期待を抱きながら応募された方々ばかり。この機会に何らかの形で”神明貝塚”に携わっていただきたい、広めていただきたいという、文化財課からの趣旨説明を皮切りに、これまでの神明貝塚のあゆみと現在の進捗状況、そして神明貝塚の実態と特徴をパワーポイントにより共有しました。

趣旨説明

導入

 

▲先ずは座学で神明貝塚が縄文時代のムラ貝塚として知られる経緯と現在の状況、発掘調査から得られた神明貝塚の特徴と国史跡に指定されるに至った実態と魅力を講義。


その後は懇談と交流。「遺跡に興味があったので、神明貝塚に携わりたかった」、「長年、春日部は眠りに帰ってくる場。埼玉都民だったので、自分の住む地域を知りたい」、「もっと歴史を学びたい、調査し、深めたい」という、積極的な応募理由と多様な興味関心を伺うことができました。

交流

交流

▲自己紹介や応募の経緯などの交流をとおして和やかに。「こんなことができれば」「こうしたい!あぁしたい!」がたくさん出るよう、様々なメニューを準備していきます。

 次回は『土器のふれあい体験』として、貝塚から発掘された土器や石器の道具と、貝類や獣骨などの縄文人の食料資源を見て・触っての機会に。11月には神明貝塚現地の散策を予定しています。
 10月号広報紙でも改めて募集を行いながら、史跡神明貝塚の輪を広げてまいります。興味関心のある方は随時の応募をお待ちしております。