ほごログ(文化財課ブログ)

ほごログ

グループ 介護施設(デイサービス)の方が見学にきました。

昨日に引き続き、本日は、午前・午後あわせて3団体の介護施設(デイサービス)の方にご来場いただきました。
昔の写真をみたり、昔の教科書にさわって読んだりして、みなさんの経験をお話ししてくださいました。
今日は、回想法ボランティアのふれあい幸齢倶楽部(こうれいくらぶ)の方が、映像や写真をもとに、みなさんに語りかけてくださいました。


映像を解説する、ふれあい幸齢倶楽部の方


昔の市内の写真を懐かしくご覧いただきました


昔の国語の教科書の文章を憶えていらして、音読されていました。

昔のことを想い出されて、みなさん活き活きした表情でお帰りになりました。
またのご来館をお待ちしております。

桜川小学校第3学年が、郷土資料館を見学しました

平成29年10月27日に桜川小学校第3学年が、郷土資料館を見学しました。
児童達は、昔の道具を見たり、少し前までは家庭で使われていたダイヤル式黒電話を実際にまわしてみて、今の電話との違いに驚いていました。
郷土資料館では、3月18日(日)まで「くらしのうつりかわり―懐かしの暮らしと道具展」を開催しており、昔の懐かしい道具や写真を展示しています。ぜひ遊びに来てください。

小学校見学の様子
小学校見学の様子

春日部の神楽と囃子 『新編図録春日部の歴史』からのご紹介25

春日部市内には不動院野の神楽(かぐら)、榎の囃子(はやし)神楽、倉常の神楽囃子(ばやし)という3つの神楽囃子があり、それぞれの保存団体が大切に守り伝えています。
これらの神楽、囃子は、地理的に近い場所で行われているだけでなく、演目や曲目、伝来過程にも共通点があります。

不動院野の神楽は、道具入れの箱書きに嘉永(かえい)六年(1853)とあり、茨城県の大杉神社の神楽を習得したと伝えられています。

榎の囃子神楽は、由来が2つあり、一つは「正徳年間(1711~16)に疫病が流行したので、疫病退散と五穀豊穣を願って、茨城県の大杉神社から分霊を迎えた際、大杉様に奉納するために習った」というもの、もう一つは「明治時代に東京の太夫元に頼んで来てもらい神楽の伝授を受けた」というものです。

倉常の神楽囃子も、正徳年間に疫病が流行したとき、茨城県の大杉神社から分霊を受け、疫病退散を願って囃子を演奏して祭りを行ったといい、具体的な伝授元は不明ですが、江戸囃子の系統である榎の囃子と同系統と考えられます。

12月3日(日)13時10分から正風館(大衾307-1)にて、第7回春日部市民俗芸能公開事業

「神楽囃子が聴こえるー榎・倉常・不動院野の共演」

と題しまして、これらの神楽を舞台上で演じていただきます。三団体によるお囃子のリレーが見どころです。
市内の神楽とお囃子が一度に鑑賞できる絶好の機会ですので、皆さまお誘いあわせのうえ、ぜひご来場ください。

「春日部の神楽と囃子」『新編 図録 春日部の歴史』234ページ


榎の囃子神楽
榎の囃子神楽
倉常の神楽囃子
倉常の神楽囃子
不動院野の神楽
不動院野の神楽

くらしのうつりかわり展は大人の方もお楽しみいただけます

企画展示室で開催中の「くらしのうつりかわりー懐かしの暮らしの道具展」は、小学校第3学年の社会科地域学習に即し、ひと昔まえの道具や生活の再現を展示しています。
この時期、市内小学校の団体見学でにぎわっているところですが、本日は、介護施設(デイサービス)の方にご観覧いただきました。




昔の道具をご覧になって昔のことを想い出されたり、道具を手に話しかけたりして、懐かしい暮らしを想い出され、楽しんでいただけたようです。

「くらしのうつりかわり」展は、平成30年3月18日(日)まで開催しています。
お子さんだけでなく、大人の方も”むかし”を想い出してみませんか。

赤沼の獅子舞300年祭は11月12日に再延期となりました

10月29日に開催が予定されておりました『赤沼の獅子舞伝承300年祭』が天候不順により再延期となりました。
 
【変更日】11月12日(日曜日)
なお、公開時間(午前10:45~午後3:20)、場所(赤沼770 赤沼神社)の変更はございません。


赤沼の獅子舞は、享保3年(1718)に越谷下間久里の香取神社に伝わる「雨下無双角兵衛」系統の獅子舞が伝承され、今年で300年の節目を迎えます。
当日は伝承元であります越谷市の「下間久里の獅子舞」(県指定無形民俗文化財)と兄弟獅子の「銚子口の獅子舞」(市指定無形民俗文化財)の伝統の舞をみることができます。
秋のひと時、ぜひ、郷土春日部の伝統芸能をご堪能してはいかがでしょうか。