カテゴリ:郷土資料館
#ハルカイト 見学のススメ(3) タッチパネルシステム
引き続き、ハルカイト(大凧文化交流センター)の見どころをご紹介。
第3弾は、1階宝珠花サロンの一角にある大きな画面に注目してみましょう。
宝珠花サロンは、1階に所在します。ここでは、宝珠花小・富多小の歴史や、郷土の作家三上於菟吉の事績の展示、地域のコミュニティについて展示紹介しています。
同時に、ハルイカイト全体のガイダンス的、導入的な部屋になれば、という企画のもと、どなたでも入りやすく、ふらっと立ち寄り、くつろげるように、椅子とテーブルが設置されています。部屋に入った正面にみえるのが、大きな画面のタッチパネルシステムです。
普段は神明貝塚の映像がエンドレス(ループ)で上映されていますが、タッチパネルに触ると、上のような画面に。
①ハルカイトを起点に周辺を散策いただき、歴史文化を感じていただけるスポットを紹介する「周辺散策」。
②二階の大凧文化展示室や歴史民俗展示室の展示概要を紹介する「施設紹介」。
③宝珠花周辺の動画や映像、古写真を閲覧できる「宝珠花アーカイブ」。
の3つのメニューを立てています。
③をタッチしてみると、
このようなメニューが出てきます。昭和27年に町が全戸移転した宝珠花村の記録映画をはじめ、国史跡の神明貝塚の動画、宝珠花小・富多小の古写真をご覧いただけます。
富多小学校の思い出をタッチすると、
こんな感じです。学校に遺されていた最古級の写真を中心に、懐かしい小学校の写真を詰め込んでみました。
古い写真は資料性が高いので、今後、このブログや他の方法でも公開していきたいと思います。
さて、メインメニューに戻ると、①「周辺散策」はこんな感じ。
大凧揚げを継承する地区としての西宝珠花を紹介する、「大凧の里を歩く」
西親野井に所在sる国史跡の神明貝塚を紹介する、「神明貝塚を歩く」
江戸川の河岸の町として繁栄した西宝珠花を紹介する、「宝珠花の町を歩く」
埼玉県・千葉県境を流れる江戸川の歴史文化を紹介する、「江戸川を歩く」
木崎地区出身の昭和の大衆作家三上於菟吉を紹介する、「三上於菟吉を歩く」
庄和地域の指定文化財を紹介する、「文化財をめぐる」
の6本立てとなっています。
それぞれのコンテンツは、写真と簡単な文章で様々なことを紹介しています。
例えば、三上於菟吉の概要は、下の通り、「三上於菟吉とは」というコンテンツにまとめられています。
こうした個別のページは全部で70余コンテンツ用意しました。古写真は宝珠花小で50点、富多小で50点となりますので、全部合わせると、約180のコンテンツがこのタッチパネルに入っているのです(重複するものもありますが)。
見どころがタッチパネルシステム、というのもなんだかなぁ、と思いますが、郷土資料館には備えられていない最新鋭の機械ですし、約180のコンテンツをつくった「中の人」も、さぞや大変だったことでしょう。
ぜひ、ハルカイトにお越しの際には、施設やその周辺の道先案内人としてタッチパネルシステムをつかってみてください。
武里西小学校の3年生が郷土資料館を見学しました
令和6年11月5日(火)に武里西小学校の3年生が郷土資料館を見学しました。
1~3組を2つに分け、常設展示室と企画展示室を見学しました。
常設展示室では竪穴建物の説明をうけ、約5000年前の縄文人の生活の様子を学びました。
模型の中央にある炉(ろ)は、電気のない時代の照明や、暖房、料理の役割を担っていました。火を使う道具なので、火災には注意を払っていたことでしょう。みんなも火の取り扱いには注意しましょうね!
企画展示室では約60年前の暮らしの道具について説明をうけました。
洗濯に使われていた“洗濯板”や、アイロンとして使用された“こて”など、電気がまだ普及しきっていなかった時代の家庭の道具がたくさん!
黒電話は使ったことがなくても、存在を知っている児童は多いようで「おぉ~レトロ~」との声が。私が小学生の頃はまだ「レトロ」という言葉に馴染みがありませんでしたが、昨今の昭和レトロブームなどが起きてからレトロという言葉が一般化してきたような気がします。それぞれ生きる時代によって、当たり前の言葉も変化していくのだなぁと感じました。
自由見学の時間には、展示を見学しながら、配布してあった「探検シート」で学びを深めたり、おもちゃコーナーで存分に遊んだりと、思い思いの時間を過ごしました。
見学時間が短めだったので、展示の説明も少し駆け足になってしましたが、充実した時間を過ごしてくれたようで何よりです!
今度はお友達や保護者の方と、たっぷり遊びに来てください!
【手作りおもちゃクラブ】11月の手作りおもちゃクラブは!
11月10日(日)と14日(木)(県民の日)に“手作りおもちゃクラブ”を開催します。
11月はなんと2days!
それぞれ違うおもちゃを作りますよ♪
11月10日(日)は「発泡スチロール飛行機」
手作りおもちゃクラブで作るのはまだ3度目という比較的新顔のおもちゃです。
動画を見ていただくとおわかりいただけるとおり、勢いよく飛んでいきます!
11月14日(木)(県民の日)は「からくり屛風」
こちらも動画をみていだだくとわかりやすいのですが、屏風をクルクルとまわすと、4面の色が現れるという不思議なからくりおもちゃです!
からくりがあるため作成に少し手間と時間が必要ですが、職員がお手伝いしますのでご安心ください♪
おもちゃの紹介はコチラ
手作りおもちゃクラブは申込不要、おもちゃの材料も資料館で用意しています。
当日の午前10時30分と午後2時からの計2回開催しますので、お時間までに郷土資料館にお越しください!
【手作りおもちゃクラブ】
日時:令和6年11月10日(日)・14日(木)
各日 午前10時30分~・午後2時~
場所:春日部市郷土資料館(春日部市粕壁東3-2-15)
内容:蓄音機と紙芝居の上演
おもちゃづくり(10日(日)発泡スチロール飛行機・14日(木)からくり屛風)
費用:無料
申込:不要(開催時間までに郷土資料館にお越しください)
#総選挙 「第一回むかしのどうぐ人気投票」投票用紙を覗く
「くらしのうつりかわり」展の企画「第一回むかしのどうぐ人気投票」。おかげさまで投票箱がいっぱいになってきましたので、いったん投票箱を整理し、中身を開けてみました。
投票用紙は100票以上。整理してみると、8歳、9歳の方の投票が多く、社会科見学で来館した小学校3年生が積極的に投票してくれているようです。
投票の対象はさまざま。理由は、家にあるから、見たことないから、古くてカッコいいからなどなど、本当に様々です。たとえば、武里小学校の遠足のしおりに投票してくれた子は、
今との違いが気になって、投票してくれたみたいです。
今年収集し、初出品した資料なので、票を得られてよかったです。
つづいて、毎年定番の資料「白黒テレビ」に投票してくれた子は、
「ザ・レトロ!だから」と理由に書いています。「ザ」が付く言葉は、「ザ・ベストテン」か「ザ・ウルトラマン」しか思い浮かびませんが、レトロのなかのレトロ、という意味でしょうか。
白黒テレビを使ったことのない世代にもかかわらず、「レトロである」と理由にしていることが、何とも趣があります。
また、絹綿に投票してくれた子は、
「もこもこふわふわそうだから」と書いてくれています。「もこもこ」「ふわふわ」がイイ、という感覚は、展示担当者はまったくありませんでした。資料をみるまなざしや感性は本当に様々で、大人では思いもよらない言語、表現に接することができ、展示担当者として大変刺激的です。
このほかにも一般の大人の方の投票も散見されます。
24歳の方は、手回し洗濯機に1票。形が面白い、と直感的に選んでくださいました。確かに面白い形で、インパクトがあります。定番の資料でもあり、かつ割とレアな資料でもあり、テレビの出演経験もあり、人気が高くなりそうです。
投票は、来館された方ならどなたでもOK。市内在住在勤を問わず、外国の方、赤ちゃんでも、何度投票しても構いません。結果により、展示資料の入れ替えも検討していく重要な選挙になりますので、ぜひご参加ください。
開票の集計は、後日行い、中間発表は12月17日を予定しています。
#体験 ! #春日部 #桐 のオリジナル #貯金箱づくり(11月16日開催。若干名定員あり)
毎秋、恒例の桐の貯金箱づくり。春日部は、桐箱・桐たんすをはじめ、江戸時代以来の桐細工が伝統的な手工芸として根付いています。この体験講座は、伝統に触れつつ、工作体験ができるとあって、大変人気です。
当館でも、材料をお譲りいただき、数か年計画で見本となる貯金箱を組み立ててみました。背板は当日、組合の方に切り抜いていただけます。白くて加工や着色がしやすい桐材なので、背板だけでなく、箱の本体にイラストを描いて着色したり、紙やシールを貼ると、好きなデザインのオリジナル貯金箱になります。見本は、資料館のオリジナルキャラクター「うめわかくん」(金の亡者バージョン)です。
今年は、すでに定員を超過していますが、春日部桐箱工業協同組合のご厚意により、定員を若干増やして開催いたします。定員はあと数人です。お子さんはもちろん、大人の方もぜひご参加ください。
日 時 令和6年11月16日(土)午後2時~4時
講 師 春日部桐箱工業協同組合の皆さん
定 員 20人
材料費 1人900円
申 込 郷土資料館に直接、電話(☎048-763-2455)、電子申請(こちらをクリック)で申込み