校長室から

怒濤の2学期を終えて!地域のみなさんに感謝!

 令和2年度2学期の終業式を挙行し、併せて生徒たちの活躍・努力の成果である部活動や文化活動への表彰を行いました。体育館に全校が集うことはできず、各教室においてズームを使用した中継による式でしたが、夏・冬休みの短縮に加え、例年とは大きく異なる日々の連続、生徒たちも本当によく頑張って乗り切った、そして成果をあげることができた長い長い2学期であり、その分、より感慨深さもあったと思っています。
 長引くコロナとの戦いで、1学期から修学旅行や林間学校、2学期も体育祭を始めとした生徒にとっては2度と戻ってこない大切な1年の思い出が奪われてしまいました。でも、生徒たちはそのピンチをチャンスに変え、スポーツフェスティバルのように新しいものを創り出す、生徒総会のときのように今までになかった工夫を凝らして挑戦する、合唱コンクールのようにコロナから逃げることなく、できることを考えて実現する等々。例年通りではないことに誇りをもっていい貴重な学びをした2学期であったと思っています。
 休校中、生徒に向けてこんなメッセージをホームページに載せました。『君たちの世代
は歴史に名を残す世代となるでしょう。今年はそれほど歴史に残る特別な1年です。これ
から10年、20年後、「俺たち・私たちは2020世代。だから何があっても逆境に負けない
強さがあるのです」そう胸を張って言えるようになってほしいと思っています』逆境に負
けずに湖北中の歴史に今までにない新たな1ページを刻んだ生徒たちに拍手を送りたいと
思います。
 そして、2学期は多くの教育活動に、たくさんの地域のみなさんにご協力いただき、子どもたちを見守り、一緒に教え、育てていただき、「みんなで創る地域の学校」を掲げる湖北中にとって、そして子どもたちにとって本当に幸せな、絶大な教育効果をあげ、これを次年度以降にも繋げることができる確信をもてた学期となりました。ご協力いただいた関係各位のみなさんに心から御礼申し上げます。
 残念ながらコロナウイルスの猛威はとどまることを知らず、令和3年、そして3学期も様々な制限の中で教育活動の実施を余儀なくされることと思います。でも、この2学期で培ってきた経験を糧として、それこそ「先の見えない予測不能な時代」を考え、判断し、主体的に活動できる生徒の育成をめざして、教職員一同ますます励んでいく所存です。
 2学期、そして1年間大変お世話になりました。令和3年、そして3学期もどうぞよろしくお願い致します。

※下はリモートで挙行した終業式、表彰の様子です