校長室から

校長室から

職員の「共同的な学び」を実現する研修会

 10日(月)、東葛飾教育事務所から指導室長・大館昭彦先生に講師をお願いして校内授業研修会を行いました。中学校は今年度から「特別の教科・道徳」がその文字の通り教科化され、必修の履修科目となります。もちろん、今までも道徳の授業は行っていたわけですが、「考え、議論する道徳」授業への工夫が議論されたり、通知表・指導要録への評価が新たに行われるようになるなど、我々教職員も気持ちを新たにして研修に取り組んでいるところです。
 授業は本校・3年目の大鹿教諭が2年2組の生徒と向き合いながら展開しました。この日まで2度のプレ授業を行うなど入念な準備をして臨んだ授業で、生徒も自分の思いや考えをしっかりと発言していました。研修のための提案授業ですから、もちろん、修正すべき点も多々ありましたが、見事に本時のねらいに迫る授業ができたと思っています。
 授業後は、全職員で講師の先生から「道徳科」の授業を展開するうえでの留意点や効果的な指導、問題解決的な学習での注意点等々についてご講義いただくとともに、授業者を中心とした本時の振り返り、さらに「生徒の本音を語らせるために」というテーマで参観者がグループ討議を行い、講師の先生よりご指導を受けました。
 わずか半日の研修ではありましたが、今後、我々の実践に大きな糧となる貴重な時間であったと考えています。新しい学習指導要領の実施とともに、「社会(地域)に開かれた教育課程」の実施がますます重要になってきます。保護者・地域のみなさんにも、自由参観の機会などを通して、教科の授業だけでなく道徳の授業をご覧いただいたり、何らかの形で参加していただくような取り組みも考えています。どうぞよろしくお願い致します。

   

 

15の春に向けて!進路保護者会

 7日(金)、3年生の生徒・保護者対象に第1回進路保護者会を実施しました。生徒も参加の会でしたので、私からは「高校入学はそれ自体が目的ではなく、人生の目標に近づくための最初のステップであり手段である」ことを過去にいろいろな成功を収めた生徒はもちろん、失敗の事例も出しながら話したり、「高校入試は恋愛と同じで片思いではダメ、両思いになるためには学力はもちろん、服装や礼儀・態度が大切。でもその場だけ取り繕っても高校の先生にはすぐに見透かされる」だから「いざは普段なり」ということを常に頭に入れて日常の生活を送る必要があるという話をしました。
 その後、この日のために多忙な中、時間を割いて来校していただいた県立我孫子高校と常総学院高校の先生からそれぞれの学校の特色はもちろん、高校選択に当たって情報を集めることは大事だが自分の目でもしっかりと見て決定すること、目的をもって進学すること、公立と私立の違いや入試に向けて注意すべきことなどについてお話をいただきました。
 わずか1時間程度の会でしたが、生徒たちの表情は真剣そのもので、大なり小なり「いよいよか!」という気持ももったようです。この湖北中の生徒たちが、来年、15の春を謳歌し、笑顔の卒業式が迎えられるよう、教職員一同、気持ちを引き締め、保護者のみなさんとも連携・協働しながら頑張っていきたいと我々も決意を新たにしました。
 ご協力いただいた高校の先生方には厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

充実した福祉懇談会(民生委員・主任児童委員)

 30日(木)、本校で学区の小中学校長と湖北・新木地区の民生委員・主任児童委員のみなさん、及び教育委員会職員が一同に会し福祉懇談会を行いました。

 かんたんな挨拶と自己紹介の後、情報交換の時間をとって学校への質問事項に回答したり、地域の大切な資源である民生委員・主任児童委員との連携を深めるためにどうすればよいかということなどが話し合われ、わずか1時間ほどの会合でしたがとても充実した中味の濃い時間となりました。

 具体的には、学校の安全指導や不登校の生徒をもつ家族への声かけなどについて意見を求められた他、特に若い教職員に対して民生委員・主任児童委員の存在と役割を周知することが必要、それには管理職の役割が重要であること、教育ミニ集会に参加していただき教職員と顔の見える関係を築くこと、職員会議の冒頭で一言話をしてもらうこと、福祉祭りなどに積極的に参加して地域と学校を繋げること、また、月に1度開かれている民生委員・主任児童委員の定例会に学校も参加して要望を話すことなどが提言されました。

 すべての事柄を今すぐに…というわけにもいきませんが、様々な悩みや困り感をもっている生徒や保護者・家庭にとって、この制度はそれを少しでも解決に向けていくための大切な仕組みです。ぜひ学校との絆を深くし、強い連携をとって共に歩んでいければと思います。

 

 今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

全力疾走!市内陸上大会

 5月29日(水)、第56回我孫子市中学校陸上競技大会が行われました。これは陸上部の大会ということではなく、東葛駅伝大会と同じく学校全体で代表選手を選出し、全校をあげて応援を含めた取り組みをしていくものです。

 このような大会であるため、生徒数が市内中学校の中でも決して多くない本校は、エントリーする選手の人数も含め、どうしても規模の大きい学校よりも高い得点をあげることが難しい面があります。そんな状況の中、選手たちはこの1ヶ月弱、修学旅行や林間学校といった行事も重なった多忙さにも弱音を吐くことなく、多くの先生方や学級の仲間の支援を受けて本当に一生懸命に練習に励んで力をつけてきました。

 試合では、すべての選手たちが自分のためだけではなく、「チーム湖北」のために全力を尽くして頑張りました。総合得点は男子5位・女子3位・総合4位ということで、前述したように学校規模を考えると決して下を向くような結果ではなく、むしろ堂々と胸をはれる順位であると思っています。でも、閉会式に臨んだ本校の生徒たちは、「自分たちはまだまだできる」と早くも次への決意を新たに、意欲溢れる表情をしていました。そして、入賞した選手、自己ベストを更新できた選手を始め、標準記録を突破して県通信大会へとコマを進める選手も輩出することができました(表彰選手一覧については学校だよりでお知らせします)。県大会出場選手には、県大会でも自らの力を存分に発揮することを期待するとともに、今回の練習と大会で学んだことを自分たちの所属している部活動やこの後の駅伝へと活かし、さらに大きく飛躍してくれることを願っています。

 

※市内陸上大会の様子は、「アルバム」のページにもアップしています。

 

最後の食事

みんなで食べる最後の食事、おぎのやさんで昼食に釜飯をいただきました。あとは一路、我孫子をめざします。ここまでご覧いただき、ありがとうございました。