校長室から
全力疾走!葛南駅伝大会
市内音楽発表会に続いて4日(金)、柏の葉公園で葛南駅伝大会が行われました。結果は男子Aチームが4位、Bチームは最終区の前まで11位と検討していましたが、残念ながらアンカーが体調を崩して棄権、女子は4位で男女ともに県大会出場を勝ち取りました。ロードレースの部でも精一杯の走りを見せ9位入賞を果しています。私はコースの途中で生徒たちの応援をしていましたが、どの生徒も全力を尽くして必死の形相で目の前を駆け抜けていきました。
チーム全体の団結で成し遂げた男女アベックでの県大会出場。19日(土)の東葛駅伝大会に向けても「十分に戦える」という予感を感じさせてくれる走りでもありました。閉会式では、葛南の代表チームが常に県のトップを走っている、それに恥じないレベルの高い大会であったという話もあり、この県下屈指の激戦区で4位というのは立派な成績です。ただ、夏の合宿等、一番頑張った選手は4日間で実に百数十キロを超える走り込みをしたとも聞いていますが、ここまで辛い練習に耐えて頑張った生徒たちには「まだまだできる」という気持ちもあったようです。
2週間後、19日(土)にはいよいよ伝統の東葛駅伝大会があります。この日の反省をもとに生徒たちが悔いのない走りができるよう、10位以内という目標に届くよう、また、11月2日(土)の県大会では関東大会出場が果たせるよう、さらに支援していきたいと思います。勝負ですから勝つこともあれば負けることもあります。でも、本気で努力した者にしか味わえない「目標を達成したときの喜び、達成できなかったときの涙」が、生徒たちのさらなる成長につながると信じています。
※葛南駅伝大会の様子は「生徒活動の様子」にアップします。
ホールに響いた素晴らしい演奏!市内音楽発表会
10月2日(水)、市内音楽発表会が柏市民文化会館で行われ、本校からは吹奏楽部と3年生の特設合唱団が学校代表として出演しました。特設に出演した3年生は総勢83名と合唱が盛んな湖北中らしい大編成です。
発表会ですからコンクールのような賞はありません。でも音楽を愛し、音楽を心から楽しんでいる市内19校の児童生徒たちが、他の学校の演奏から学び、自分たちの演奏をさらに向上させていこうという気持ちが伝わってくるすばらしい発表会でした。
吹奏楽部は小規模編成ながら一人ひとりの丁寧な楽器の音がしっかりと聴こえてくる、それでいて力強さもある素晴らしい演奏、特設合唱団はソロの生徒からかなりの緊張感が感じられましたが、それも含めて大変に澄んだ声がガンガン響いてくる、これも素晴らしい演奏で、出演した学校の中でも間違いなくトップレベルであると感じました。
この取り組みを活かし、この後も小学校では未来の湖北中生の前で、地域では湖北中を支援していただいているみなさんの前で、今よりもっと素晴らしい演奏をお聴かせすることができると思っています。どうぞ、次の機会を期待してお待ちください!!
※市内音楽発表会の様子は、「生徒活動の様子」のページにアップします。
また、市内音楽発表会の演奏の一部を動画でアップしていますので、どうぞご覧ください。
生徒会執行部・新リーダー決定!(立会演説会・選挙)
27日(金)、生徒会役員立会演説会・投票が行われました。いよいよ湖北中学校のリーダー学年が2年生へと引き継がれ、1年生がそれをサポートしていく新体制がスタートです。
生徒会の新執行部には、意欲に満ちた9名の生徒が立候補しましたが、どの生徒も大変にすばらしい演説内容でした。中学校の立会演説会だと、ややもすれば立候補の意欲とやる気を前面に出しただけの話であったり、取りあえずは「こんな学校にしたい」という目標を言って終わることがほとんどです。しかし、本校の立候補者の演説は、一人ひとりがそれぞれの視点で学校を向上させていくためのビジョンをもち、そのために「こんなことに取り組んでいく」といった具体的な提言が為されていました。校長としても大いに感心しました。
生徒の演説を聞き、湖北中学校のこれからを託す新生徒会執行部中心に、全校一丸となって「学校力」向上と生徒個々の成長をめざし、「地域に愛され、地域に貢献できる学校」にしていきたいと改めて考えさせられた次第です。
また、1年生の会計候補については競争選挙となったため、2人の候補が落選してしまうわけですが、当選者も含め、「学校をよくしたい」と立ち上がってくれた勇気ある行動を讃えるとともに、その意欲を学年で、学級で、委員会で、それぞれに発揮して頑張ることで学校はもちろん、さらなる個々の成長も期待できると思っています。
投票については、我孫子市選挙管理委員会より国政や自治体の選挙で使用する記載台・投票箱をお借りして、選管理委員長が選挙の仕方や選挙の大切さを指導し、国政選挙さながらの緊張感をもって実施しました。新しく決定した生徒会執行部については、生徒会活動のページでお知らせします。
PS.演説会の終了後に、本校のJRC委員会が行っている1円玉募金とアルミ缶回収によって得た収益で買った車椅子を、2台は我孫子市社会福祉協議会に寄贈、1台は学校で怪我人対応等に使用するという報告がありました。
地域社会の一員として!認知症講座
20日(金)、社会福祉協議会、市(新木・湖北地区)の高齢者なんでも相談室のみなさんによる出前授業「認知症サポーター養成講座」を3年生対象で実施しました。わかりやすい資料を用意していただくとともに、簡易体験、ロールプレイングなどを交えながら、生徒たちをあきさせず、かつ理解しやすいように丁寧に授業を進めてくださり、生徒も真剣な表情で参加し、グループワークでは積極的に自分の考えを発信していました。
我孫子市、特に新木・湖北地区も含んだ東部地域は高齢化率が非常に高くなっています。そのような地域に暮らす生徒たちに認知症について学ばせることはとても大切なことだと思っています。また、この学習を通して、例えば祖父母と一緒に暮らしている生徒たちが当事者意識をもったり、地域を歩いているときに認知症の疑いがある方と出会ったときにどんな対応をしたらよいかを考えることは、生徒たちに社会参画意識を育てるうえでもとても重要です。このこと自体が地域貢献に結びつくとも考えています。
「みんなで創る地域の学校」を掲げる湖北中学校です。来年度以降もこの学習を継続させ、この地域で生きる生徒たちの大切な「生きる力」を育てていきたいと思います。
社会福祉協議会、並びに高齢者なんでも相談室のみなさん、ありがとうございました。
「届け!笑顔と元気」一生懸命が溢れた感動の体育祭
14日(土)、湖北中学校第73回体育祭が大成功のうちに幕を閉じました。生徒たちは競技に、応援に、係活動に全力で取り組み、早朝からフィナーレまで声援を送っていただいた来賓のみなさんや地域の方々、家族、そして我々職員を笑顔にし、感動とともに元気をプレゼントしてくれました。本当に充実した1日であったと思います。
練習期間がたった5日間という強行日程に加え、台風一過の月曜日から始まった2、3日は真夏を思わせる猛暑という悪条件でしたが、生徒たちは本当に精一杯、全力で頑張ることができたと思います。木曜日の予行練習ではまだまだ未完成な競技・種目もあったのですが、その後に行った本番に向けての修正練習・応援練習では驚くほどの集中力を発揮し、かつ臨機応変に、自分で考え、自分で判断しながらしっかりと動いて、本番では見事に素晴らしい感動の体育祭を創り上げることができました。
すべての競技についてのコメントは書けませんが、とにかく生徒たちの一生懸命さが伝わった体育祭でした。全校男子が行った集団行動では、自分たちで湖北中体育祭のさらなる進化を見せるという意気込みに燃え、「何が何でも成功させる」という気持ちが前面に溢れ、気合いと大きな掛け声の中、周囲の人たちの感動を誘いました。来賓の方々からは「今年が1番素晴らしかった」というお褒めの言葉を口々にいただきました。全校女子のダンスも練習のときよりもはるかに素晴らしい出来でした。夏休みのダンス委員の練習、体育祭が2週目ということで最初の週の体育で練習できたこともあり、仕上がり状況もとても早く、ダンス自体のレベルも(来賓のみなさんは例年以上という評価でした)上がっていましたが、何よりも一人ひとりの生徒が輝くような笑顔で、全力で楽しみながら踊っている様子が伝わってきました。演技中・終了後と朝礼台の前にカメラを持って集まった人の笑顔が、ダンスの大成功を象徴していたように思います。そして各色の応援、応援団中心に、よくここまで全校生徒の心を掴んでまとめあげることができたと感心しています。閉会式の結果発表では競技優勝赤組・応援賞赤組・装飾賞白組ということで、それぞれに歓喜の声と感動の涙があり、終了後には両方の組ともに達成感一杯の満足気な表情が印象的でした。
そして、地域の方々やPTAを始めとした保護者のみなさんのご協力があってこそ、この体育祭の大成功があるということを改めて実感しています。子どもたちのために積極的にお手伝いただいた多くのみなさんのおかげで、準備も片付けも「あっ」という間に終えることができました。本当にありがたく感謝してもしきれない思いです。また、当日を含めて6日間、マイクを通しての大きな声や大音量の音楽でご迷惑をおかけした学校近隣のみなさんにお詫びするとともに、温かいご理解とご協力に対して改めて御礼申し上げます。
この体育祭で学んだことを糧に、生徒のさらなる成長を期して、我々教職員も今後の教育活動に精一杯取り組んでいきたいと決意を新たにしています。今後とも学校へのご協力・ご支援をお願いして体育祭の報告とさせていただきます。
※体育祭の様子(写真)は、「生徒活動の様子」のページに掲載しています。