校長室から
中学生の地域貢献!福祉まつりで大活躍
7日(土)、雨の降りしきる寒い休日となりましたが、終日、湖北地区公民館(コホミン)にて我孫子市福祉まつりが盛大に開催されました。私が会場に駆けつけたときは、既にコホミンの駐車場はいっぱいとなっており、第2駐車場へ。その後、第2駐車場もいっぱいとなって急遽湖北小学校の駐車場を借りたという話も聞きました。
雨のため、外での催し物は中止となってしまいましたが、その分、館内には来場者が溢れ、私も4月以降に顔見知りとなった地域のみなさんを始め、以前にお世話になっていた学校関係者やその周辺の地域の方にも偶然お目にかかり、なつかしいと同時に大変にうれしい時を過ごすことができました。
この福祉まつりに、本校からはJRC委員を始めとして60名を超える生徒がボランティアとして自主的に手を挙げて参加しました。館内に入ると、すぐにプラカードを持ってまつりのコマーシャルをしている生徒、受付をしている生徒、販売用のわたあめを作っている生徒、バザー会場で、健康コーナーで、休憩所で等々、それぞれの場所でそれぞれの役割に本当に一生懸命に取り組んでいました。また、ホールのステージでは中学生有志のコントや本校吹奏楽部の演奏が行われ、たくさんのお客様に楽しんでいただけました。
私も関係者のみなさんから「中学生が手伝ってくれて本当に助かりました」「中学生がいなかったら成り立ちませんでした」と口々にお礼を言われ、うれしいと同時に、生徒に任せて何もしていない身としては、かえって申しわけないというか照れくさい気持ちでした。
何はともあれ、地域のみなさんにこんなにも喜んでいただいたイベントに貢献できた中学生を誇りに思うとともに、現在、進行中の家庭科授業への地域支援と併せ、少しずつ、学校と地域がWin-Winの関係となって、みんなで子ども達を育てていただいていると強く感じ、感謝申し上げる次第です。
今後とも、せっかくのこの素晴らしい流れを途切れさせることのないよう、様々な方策を工夫し、考えていきたいと思います。関係者のみなさん、本当にありがとうございました。
※上記以外の福祉まつりの様子(写真)は、別途「生徒活動の様子」にアップします。
平和への祈りを込めて!長崎平和祈念式典参加報告会
2日(日)、長崎平和祈念式典派遣中学生報告会がけやきプラザのふれあいホールで開催されました。学校だより等でもお知らせしていますが、本校から2年生の生徒会総務である佐藤君、岡島さんの2人が参加し、長崎で学んだ3日間の様子と平和への思いについて堂々と発表しました。過日の文化祭で1度発表していることもあり、また、湖北中の生徒は何人かの候補者の中から選ばれただけあって、自分の意見をたくさんの聴衆の前でしっかりと話せていることにとても感心しました。
また、2人はこの貴重な体験を活かして小学校で実施している平和学習「リレー講座」にも参加して頑張っています。今後も校内はもとより、市内での平和活動推進のリーダーとして活躍してほしいと願っています。
☆照明が暗く、映像がはっきり映っていないことをお詫びいたします。
仲間を信じた学級の団結!2学期合唱コンクール
11月29日(金)、柏市民文化会館大ホールで令和元年度合唱コンクールがたくさんの保護者・地域のみなさんにご来場いただき盛大に開催されました。
それぞれの学年・学級で、それぞれの特色を出した素晴らしい合唱の発表でした。本当に1日があっという間に過ぎていったという思いです。生徒たちの素晴らしい歌声がホールいっぱいに響き渡り、それに聴き入っていたら時間がとても短く感じました。
開会式で1・2年生には1学期の歌声交歓会よりも大きく成長した姿を、3年生には中学校生活最後のコンクールにかける思い、数ヶ月後には一緒に卒業していく学級の仲間への思いが溢れる演奏を期待しているという話をしましたが、それぞれの学級の演奏と生徒たちの一生懸命に歌う表情から見事にそれが伝わってきました。湖北中の伝統とはいえ、どの学級にも歌声活動が嫌い、或いは苦手な生徒が何人かいるはずですが、誰1人としてそれを感じさせないステージで、入賞をした、しないはありましたが、学級による差などほとんど感じさせない発表であったと思います。学級全員が心を一つにしてコンクールにかける思いを全力で表現し、そのメッセージが伝わったからこそ、歌の完成度云々に関わらず、聴く側の人たちも真剣な眼差しでステージ上の全ての学級の発表に魅せられていたのだと思います。
また、閉会式では審査員をお願いしたプロのソプラノ歌手・吉田真澄先生から、サプライズで歌の披露があり、生徒たちはその素晴らしい美声に心酔してか、微動だにせず目を輝かせて聴き入っている様子が微笑ましくもありました。
次は3学期、学級を越えて3年生を送る会や卒業式での歌声、つまり学年や全校でのまとまりが問われることとなります。賞など関係ない日々の歌声活動にどう取り組めるかで湖北中生の真価が問われます。みんなのために心を合わせて人とつながることの大切さを学んだこの合唱コンクールの経験を活かし、さらに聴く人の心に感動を与える歌声を自分たちの手でつくりあげていってほしいと願っています。
会場を訪れて、生徒たちに温かい応援と拍手を送っていただいた全てのみなさんに改めて感謝いたします。ありがとうございました。
※合唱コンクールの様子については、後日、「生徒活動の様子」のページにアツプ(3年生の
演奏の動画と各学級の写真の予定)しますのでご覧いただければと思います。
「子ども達の豊かな学びの実現!」家庭科授業への地域支援
つい先日、「みんなで創る地域の小中一貫校」に向けて「学校・家庭・地域総ぐるみで地域の子ども達を育てよう!」をテーマとした教育ミニ集会を行ないましたが、それを実現していく最初の一歩として、19日(火)を皮切りに12月上旬にかけて1年生の家庭科被服実習に地域のみなさんのご支援をいただき、「子ども達の豊かな学び」を実現していきます。本当に、たくさんの地域のみなさんにお手伝いをいただく予定で、全部で17時間に延べ34人の方たちにご来校いただく予定です。
このスタイルで授業を展開すると、毎回、担当教師も含めてアイロンやミシン2~3台、グループ2~3班に指導者が1人ずつ必ず配置できますので、きめの細かい指導が行き届き、短い時間の中、ほとんどの生徒が基礎基本を定着させることができると同時に、課題作品を完成することが可能となります。多くの学校でよく聞く話ですが、家庭科の苦手な生徒など、せっかく購入した教材を終わらせることができなくて結局捨ててしまうなどということも皆無となることが期待でき、また、安全面でも大変なメリットがあります。
そのような状況ですので、本来、学校からお礼を申し上げるべきところを、19日(火)は逆に温かくうれしい言葉をたくさん頂戴しました。「子ども達と接することができ、楽しい時間をもらえてうれしいです」「子ども達からたくさん元気をもらいました」「次もまたよろしくお願いします」等々。また、生徒たちの方からも「また次も来てくれるんですか?」「(個別に)今日はありがとうございました」といった声が地域の方に届けられていました。地域の教育力低下が叫ばれて久しくなりますが、湖北・新木地区はそんなことはないと改めて感じるとともに、お互いが顔の見える関係を築くことが学校の大切な役割であると、この取り組みを通して強く思います。「みんなで創る地域の小中一貫校」に向けて今後ともよろしくお願い致します。
※写真は授業終了後に随時、新しいものをアップしていきます。
「みんなで創る地域の小中一貫校」スタート!大成功の教育ミニ集会
11日(月)、3校合同教育ミニ集会を実施し、地域のみなさんのご協力を得て大盛況、かつ有意義な会とすることができました。
「みんなで創る地域の学校」を掲げ、学校・家庭・地域総ぐるみで子どもを育てていくという湖北中学校区の教育方針です。新しい学習指導要領の理念も「社会(地域)に開かれた教育課程」とあり、まさにそれを具現化するための取り組みを進める第一歩となる集会という位置づけで、三者がお互いに連携を取り合い、子ども達のためにそれぞれの立場で何ができるかを話し合いました。
会の始めには、NPO法人スクール・アドバイス・ネットワーク理事長・生重幸恵先生より講演をいただき、地域連携の必要性や次世代の教育のあり方について、わかりやすい資料を駆使したバイタリティー溢れる話に参加者は耳を傾けて魅せられていました。
続いて地域連携によって大きな教育効果をあげている布佐中学校区学校支援コーディネーターの山下正信氏より、その先進事例とそこにたどり着くまでの取り組みや苦労が話され、一朝一夕にできるものではないが、子ども達の豊かな育ちにとって必要不可欠なものであることを学びました。
その後のワークショップで地域の方々からいただいた貴重なご意見を学校運営に反映させるとともに、将来のコミュニティ・スクールに向けた一歩も視野に入れながら「学校(人)創りは地域(まち)創り」という考え方のもとで、地域の中核としての学校の役割をますます果たしていきたいと考えています。
ご参加いただいたみなさんに改めて御礼申し上げますとともに、今後とも子ども達の健やかな成長のために、学校にお力添えいただくことをお願い致します。
※教育ミニ集会の様子(写真)、参加者からの感想と講師の先生方が講演で使用した資料は「地
域連携&小中一貫」のページにアップします。