校長室から

地域社会の一員として!認知症講座

 20日(金)、社会福祉協議会、市(新木・湖北地区)の高齢者なんでも相談室のみなさんによる出前授業「認知症サポーター養成講座」を3年生対象で実施しました。わかりやすい資料を用意していただくとともに、簡易体験、ロールプレイングなどを交えながら、生徒たちをあきさせず、かつ理解しやすいように丁寧に授業を進めてくださり、生徒も真剣な表情で参加し、グループワークでは積極的に自分の考えを発信していました。
 我孫子市、特に新木・湖北地区も含んだ東部地域は高齢化率が非常に高くなっています。そのような地域に暮らす生徒たちに認知症について学ばせることはとても大切なことだと思っています。また、この学習を通して、例えば祖父母と一緒に暮らしている生徒たちが当事者意識をもったり、地域を歩いているときに認知症の疑いがある方と出会ったときにどんな対応をしたらよいかを考えることは、生徒たちに社会参画意識を育てるうえでもとても重要です。このこと自体が地域貢献に結びつくとも考えています。
 「みんなで創る地域の学校」を掲げる湖北中学校です。来年度以降もこの学習を継続させ、この地域で生きる生徒たちの大切な「生きる力」を育てていきたいと思います。
 社会福祉協議会、並びに高齢者なんでも相談室のみなさん、ありがとうございました。