学校の様子
生徒評議会
2月13日(火)、今年度最後の生徒評議会が開催されました。
生徒評議会とは、生徒会役員・専門委員長・学級委員長で構成され、毎月の専門委員会の後に集まって話合いをするものです。それぞれの委員会や学級からの報告があったり、生徒会から学級に周知したいことなどの伝達などがあったりしました。学校のリーダーが一堂に会して大切なことを決めたり議論したりする場なので、生徒会組織の中では、重要な位置づけとなります。
この日は、1年間の反省を行いました。リーダーとしてそれぞれの立場で活動する難しさややりがいを発表していました。
令和5年生徒会長は、次のように締めくくっていました。
①人前に出るタイプではなかったが、会長として話す機会が多くあり、自分の成長を感じることができたこと。
②初めての行事や生徒会新聞づくりなどを行って大変ではあったが、自分たちが真摯に取り組むと、それに対して生徒の皆さんが応え協力してくれたこと。
③生徒会役員をはじめ友達や先生方に助けられてここまでこられたこと。
今回は、新生徒会役員も参加していました。次の時代を築くリーダーの目には、学校を牽引してきた先輩たちの姿は、まぶしく映ったのではないでしょうか。立場や経験が人を作っていきます。きっと、新しいリーダーたちも、それぞれの持ち味を生かして、主体的な活動がもっともっと活発になり、生徒が輝く片岡中学校にしていくことでしょう。
弱点補強対策開始
12月に実施した矢板市学力調査結果を受けて、1・2年生の国語・数学・英語では、弱点補強対策が始まりました。まずは、2月22日(木)に、特に正答率が低かった内容について解説があり、学習の仕方の説明がありました。
2月23日(金)~25日(日)の3連休では、弱点を克服するために自分用に用意されたQRコードを読み込むと問題が出てくるので、それを自主学習ノートに解いてくるのが課題として出されました。連休後は、朝のTDタイムや家庭学習で、弱点補強対策を続け、3月中旬にその成果を確認します。解説を読んでも分からないときは、友達や先生方に質問して理解を深める生徒の姿を期待します。
3年家庭科作品の展示
3年生は、家庭科の時間にアイピローを制作していました。いよいよ完成し、展示されました。
中に入れる物を換えることによって、ホットでもアイスでも目の疲れを癒やしてくれそうです。表情豊かな作品に仕上がりました。卒業に間に合ってよかったです。
メディア使用についてのアンケート結果から
2月19日(月)、朝のTDタイムは、学校保健委員会を実施しました。
矢板市内の小・中学生やその保護者に協力していただいたアンケート調査結果をまとめた資料を使用しました。(家庭へ生徒は持ち帰りました。)
文部科学省は、メディア使用の弊害として「視力の急激な低下」や「ドライアイ」、「姿勢の悪化」などの影響を示唆しています。
校内放送では、本校の養護教諭は「寝不足による体調不良」と「脳への影響」についても触れていました。メディア機器から発せられるブルーライトの光は、脳の記憶に関する「海馬」へ影響があるので、せっかく勉強しても覚えにくくなることへの関係を心配していました。また、長時間ゲームに集中すると、脳を興奮させて、イライラしたり切れやすくなることも考えられると、話されていました。
将来にわたって健康な生活を送るために、メディア時代に生きる生徒たち自らが、気付き対策を考えて実践する力が求められています。
外部専門家によるオンライン授業(理科)
2月16日(金)に、宇都宮大学教授から、本校の3年生に直接御指導していただける貴重な機会がありました。今年度矢板市からの指定校として研究を進めてきた「リーディングDXスクール事業」の一環です。外部専門家によるオンライン授業を体験することができました。
「質量」とは、物体のどのような「性質」となるのかを、3つの実験を通して考察するという授業です。この授業を実施するにあたって、大学の先生方3名が協力してくださり、演示実験も普段生徒が使っているものを使って分かりやすく行ってくださっていました。
具体的な事象から「質量の概念形成」に迫る内容なので、普段とは違った見方を生徒はしたようです。話し合う場面では、各班に大学の先生方が入る「ブレイクアウト」という方法で行いました。タブレット越しに「こんにちは」「よろしくおねがいします」とあいさつして話合いを始める姿は、とても新鮮でした。
生徒の感想の一部を紹介します。
・答えは出ませんでしたが、考えることの面白さを実感しました。考えていく途中の「つながった!」という感覚が、気持ちよかったです。
・質量に関わる重力の力が物に働いているだけと思っていたけど、質量自体にも性質があるのだと分かった。最初はすごく不思議なことだったけど、納得した。
もともと、本校理科教員が大学の時からお世話になっている教授ということで、リモートとはいえ普段から教授とのやりとりができているからこそ、リモートの授業も成立するのではないかと感じました。あ・うんの呼吸は絶妙でした。
貴重な経験をさせていただいた生徒たちには、「大学」というものがより身近に感じたのではないでしょうか。この授業をしてくださるために、多くの時間を割いて準備されたと思います。本当にありがとうございました。
リモートによる合同お別れ会
2月16日(金)の3校時、市内小・中学校の生徒をリモートでつないで、合同お別れ会がありました。これまで、作品展などに一緒に行ったり、矢板中学校の生徒とはカレンダーを作ったりしてきた仲間です。
はじめに、小6と中3の卒業生一人一人からお別れのあいさつがありました。
そのあと、在校生から励ましや感謝の言葉、ダンスなどの発表がありました。本校の生徒は、先輩の一人一人のよさを伝えていました。自分の思いを堂々と言葉に表している姿は、大変立派でした。
いよいよ卒業まで3週間です。ともに過ごしてきた仲間とのお別れの日は、近づいています。一日一日を大事に過ごしたいものです。
能登地震救援募金(下野新聞社)へ寄附
ボランティア委員会の生徒が呼び掛けた募金活動では、多くの生徒・保護者(教職員も含む)の皆様の御協力に、心より感謝申し上げます。
2月9日(金)の昼休み、1週間の活動で集まった募金をクラスごとに集計をしました。皆様の善意の気持ちで預かったお金ですから、生徒たちは金種ごとに一生懸命数え、タブレットの計算機機能を駆使して合計金額を出していました。
2月13日(火)のお昼の放送では、ボランティア委員長から11万円以上の募金が集まったことの報告がありました。いつの日か、下野新聞に掲載されることでしょう。これほど多くの募金が集まったのも、被災地を応援したいという思いの表れです。本当にありがとうございました。
被災地では、学校の再開をはじめ、路線バスや電車の一部再開のニュースが聞かれ、復興がゆっくりですが確実に進んでいます。被災された方々のお気持ちに寄り添えるような支援活動が継続できますように願っています。
また、ボランティア委員会で集めてきたペットボトルキャップも約30Kgもあったそうで、おおよそ12900個集まり、ワクチンにすると15本分になったという報告もありました。地域の皆様からも届くペットボトルキャップです。ありがとうございました。
久しぶりの放課後
2月8日(木)、久しぶりに放課後の活動がありました。感染症対策や降雪のため、部活動は1週間以上活動できませんでした。生徒にとっては、待ちに待った部活動だったことでしょう。日没時間が遅くなってきましたので以前より活動時間が長くなり、この日は1時間以上活動することができました。
校庭は雪が解け、ぬかるんでいるところがありますので、場所を選んで活動をしていました。また、雪景色の中を走る陸上競技部の姿は、滅多に見られない光景です。長距離グループは周回コース、短距離グループは、芝生や校庭南側の坂道を使って練習していたようです。美術部は、モザイクアートもがいよいよ大詰めです。3年生が卒業する前に完成してお披露目したいとのことでした。楽しみです。
先生方も、リモートで研修や話合いをしていました。
一つは、12月に実施した矢板市学力調査(国・数・英)の結果についてアドバイスをいただくリモート会議がありました。会議終了後、2月~3月にどんな対策ができるか、先生方は真剣に話し合っていました。学校では、今月の期末テストが終わってから、弱点部分を復習するために授業中に解説したり、朝のTDタイムや家庭学習においても取り組んだりするそうです。生徒は個人票を持ち帰りますので、御家庭でも家庭学習の参考にしてください。この1年間の総復習をする時期です。理解できているところと不十分なところが個人票で分かります。それに対する復習問題も用意されていますので、大いに活用してほしいです。
もう一つは、宇都宮大学の先生とリモートでつなぎ、理科の授業をしていただくために打合せをしていました。来週3年生で実施します。高校によっては大学と連携して活動しているところはありますが、中学生の段階で「大学の教授から授業を受ける」機会があるなんて、考えたこともなかったです。御協力いただける大学の先生方に感謝しております。卒業後の進路について真剣に考え、選択した進路が実現できるよう一生懸命学習に励んでいる3年生です。中学校から高校・大学へと視野を広げる機会になることを期待しています。
雪景色
2月5日(月)の昼前から降り出した雪はあっという間に積もり、昼休みは雪景色の中で元気に遊ぶ様子が見られました。いつもどおりのサッカーに始まり、次第に追いかけて雪玉を投げ、いつの間にか雪合戦になっている生徒など、とても楽しそうでした。
2月6日(火)は、2時間遅れで登校でした。車で送迎していただいた保護者の皆様には、大変お世話になりました。職員も朝早くから校舎内外、通学路などの雪かきをして、生徒を迎える準備をしました。地域の皆様にも御協力をいただき、有り難かったです。
前日の下校時にも雪かきをしながら生徒を送り出したのですが、「ありがとうございます!」と爽やかにあいさつをする生徒の声に励まされました。また、体育着登校に加え、長靴の使用も可と連絡をしたところ、実際に長靴を履いて来る生徒が何名もいました。場にふさわしい服装を自分で選択する力はとても大切です。湿った雪だったので、長靴は大いに役立ったようです。
2月7日(水)には、正門から北側へ下校する生徒を対象に、交通安全指導がありました。南側は歩道がありますが、北側には歩道がないので、非常に危険です。雪だまりがあるのでいつも以上に道幅が狭くなっています。徒歩も自転車も一列で下校するよう改めて注意喚起をしました。
自主学習ノート(1の1)
今回は、1年1組の生徒の自主学習ノートを紹介します。
図形に関して公式をまとめ問題を解く生徒、音の振動などについて要点をまとめている生徒、美術や音楽を学習している生徒など、多様な学びの姿がありました。授業で行われるテストに備えているようです。
矢板市更生保護女性会よりお守り贈呈式
1月30日(火)、矢板市更生保護女性会より5名の皆様が来校されました。2年生の「将来へ決意」発表会に向けて、実行委員長と副委員長へ手作りのお守りの贈呈がありました。
「地域で見守っている人たちがいて、応援していること」を、このような形で表してくださいました。心よりお礼申し上げます。2年生の生徒たちには、実行委員長から説明があり、一人一人に配付されました。ありがとうございました。
「将来への決意」発表会リハーサル(2年生)
1月30日(火)に、2年生は、リハーサルを行いました。ステージ上での決意発表の練習もありますが、実行委員が様々な役割を担いますのでその動作の確認もしていました。自分たちで自分たちの発表会を成功させようと頑張る姿を見ることができました。本番は2月2日(金)です。保護者の皆様の来校をお待ちしております。
県群市町対抗駅伝競走特別大会に本校生徒出場!
1月28日(日)に、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎにて、初のトラック周回による駅伝競走大会がありました。中学生から大人までの男女で10区間の42㎞を走ります。本校からは9区を任された生徒(3年生女子)が、矢板市代表として出場を果たしました。
今回はスタジアムという環境で声だしが許された大会ですので、「応援の声が大きく、そのおかげで最後まで頑張れた」と話していました。もう一人、補欠ではありますが、最後まで共に練習をしてきた3年生女子もスタンドから応援していました。
この大会まで日々練習を積み重ねてきた3年生女子2名は、いよいよ引退です。最後まで本当によく頑張ってきました。「努力できる」ことの強さ・たくましさ・素晴らしさを感じた大会でした。
自主学習ノート(3の1)
今回は、3年1組の生徒の自主学習ノートを紹介します。
3年生は1回目の私立入試が終わり、現在は、県立高校の2月の特色選抜と3月の一般選抜に向けて、熱心に受検勉強に励んでいます。
問題を数多く解いて定着しているかどうかを確認したり、弱点を探し出して克服しようとしたりしています。中には、県立高校入試で毎年出題されている図形の証明問題を、6年間分を解いて傾向をつかんでいる生徒もいます。工夫して学習していることが分かります。頑張れ、3年生!
地区書初展・地区席書大会
矢板市体育館において、1月26~27日の2日間、地区書初展が開催されました。
本校からも多数の作品が出品され、特選をはじめ金賞、銀賞、銅賞を多くの生徒が受賞しました。今回は、金賞を受賞した生徒の作品を紹介します。冬季休業に入る前、国語の時間に仕上げた作品がほとんどですが、中には休み中に自宅でさらに仕上げてきた生徒もいます。
今年の漢字は「和」です。
3年生の題字である「和顔愛語」とは、「和顔」はやわらかな顔、「愛語」はやさしい言葉を意味します。令和の時代(1年生の題字)、恒久平和(2年生の題字)を願い、和願愛語で日々過ごしたいものです。
さて、特選に選ばれた生徒には、席書大会への参加の案内がありました。コロナ禍で見送られていたこの大会も、久しぶりに開催され、本校の3年生も参加しました。2時間という制限時間の中で、枚数制限のある配られた習字の用紙で仕上げていくので、普段以上に緊張したことでしょう。とても頑張っていました。
能登半島地震への募金活動
生徒会専門員会の一つであるボランティア委員会が、1月29日(月)~2月2日(金)の5日間、能登半島地震被災地や被災者支援のために、募金活動を行うことになりました。
元日の能登半島を襲った地震による被害は甚大で、避難されている方も大勢おり、復興まではまだまだ時間がかかることに対し、心を痛め応援したい気持ちをもっているのは大人ばかりでなく生徒たちも同じです。ましてや、中学生の集団避難というニュースに対し、受験を控えた生徒の心境を想像すると、本校の生徒たちも何かできないかと思っていたことでしょう。1月23日(火)に専門委員会があり、ボランティア委員長の呼び掛けに全員一致で募金活動をすることを決めたそうです。
そこで、その翌日にボランティア委員長は新聞を握りしめて校長室を訪れて、活動の許可を得に来ました。募金先を、毎日教室に届く新聞の記事で見つけた「下野新聞・能登半島地震救援募金」にすること、呼び掛けには校内放送とポスターを掲示することなど、計画を話してくれました。ポスターは美術部員が作成し、26日(金)のお昼の放送で呼び掛けました。発案から行動まで4日間で準備が整いました。
思いを形にしていく姿に、生徒のたくましさを感じます。主体性を大切にし、新たな挑戦をしていく生徒たちにエールを送りたいです。そして、集まった募金が、被災地の人々のお役に立つことを心から願っています。
自主学習ノート(2の2)
今回は、2年2組の生徒の自主学習ノートを紹介します。
授業で学んだことを自分なりにもう一度整理してまとめ、最後に問題を解いて確認するノートがあり、すばらしいと思いました。また、たくさんの問題を解いて、できなかったものを青ペンで目立つようにし、もう一度と解き直し定着の確認をしている生徒もいました。
日々の積み重ねが大切です。今回紹介したような自分自身の学びになる取組を今後も期待します。
ワクチンキャップ運動
ボランティア委員会は、毎年ペットボトルのキャップを集めております。これは、「NPO法人 世界の子どもにワクチンを日本委員会」に寄附するためです。例年の活動なので、生徒の家族ばかりでなく地域の方からも届くことがあります。
今回は、大きな段ボール2つ分のキャップを送付することになりました。ワクチンがあれば、1日4000人の「ちいさな命」を救うことができるそうです。世界とつながる活動を、今年の専門委員会の生徒たちも行っていました。ありがとうございます。
校内研究授業
1月24日(水)は、校内研究授業がありました。9月、11月に引き続き、今回で3回目です。今回は、片岡地区の小学校の先生方の参観もありました。懐かしい先生方に久しぶりに会うことができて、とてもうれしそうでした。
●1の1 数学「データの活用」
●1の2 保健体育「体育理論」
実は、この授業の前に、先生方は授業について話合いをしていました。意見を出し合い、よりよい授業作りをして当日に臨んでいたのです。
そして授業後には、「授業研究会」を行いました。一人一人の学びの様子を観察し、学びが成立していたかどうかを検証し、必要であれば改善策を先生方で検討していきます。生徒の学力向上に向けて、先生も研究をしています。
カタレディオにゲスト登場
メディア委員会の発案で始まったカタレディオに、今回はゲストが登場しました。
インタビュー形式で教師という職業に就こうと思った理由や一般企業に勤めていたときの思い、教員として感じていることなどが語られました。
インタビューをする生徒から、「私たちの成長を自分のことのように喜んでくださる先生がいらっしゃるから、助けられたり力をもらったりしている生徒がいます。」という言葉がありました。多くの生徒が「うん、うん。」と、頷いている様子が目に浮かぶようです。
最後に、「(教員に限らず)仕事には感動があって楽しいものだと思います。生徒の皆さんもそんな仕事に出会えることを心から応援しています。」というエールを送っていました。