日々の様子

カテゴリ:今日の出来事

3年生 廊下は何m?

昨日の5時間目。
開け放している校長室の扉の向こうのろう下から、子供たちの喧騒が聞こえてきました。
何をしているのでしょう。


ろう下には、一本の巻き尺がありました。
なるほど、これは長さの勉強だな!と、すぐにわかりました。
3年生の算数で行っている「長さ」の勉強で、「m」の勉強です。
教室内の様々な部分の長さを図り、その後に教室を出た少しスケールの大きな計測になります。

50mの巻き尺では一気に測ることができません。
1本目の巻き尺をよーく伸ばし、ろう下にまっすぐと伸ばして置き、
その後に1本目の巻き尺の50mの部分と、2本目の巻き尺の0mの部分を合わせます。
これがなかなか難しい。


2本目をまっすぐ伸ばして置きますが、「あれあれ?」まだ足りません!
50mと0mを再び合わせ、3本目を置きます。


「えーっと」・・・
「50mが2本で100m。あと、3mと47cmだからぁ・・・」
「103m47cmだ!」


そう、連光寺小の2階のろう下の長さは、なんと103m47cmもありました。
「100m走だ、走ってみよう!」
「ダメダメ~」とすぐに静止が入りました(笑)。

ノートの記録にも、苦闘の跡がうかがえます。

オンラインやバーチャルがはやりの昨今ですが、
こうして実際に自分の体を動かして学んだことは、実感として残ります。
そして、「えーっと、小学校のろう下が103mだったから…」と、この体感が大人になった時の一つの自分自身の指標になるのです。
それが大事なのです。

全校朝会とタブレット端末

今年度、毎週月曜日の全校朝会は、月始めだけ外で全校児童が集合して行い、他の週は放送朝会にしています。
多学年の接触を少しでも減らすためです。

今週は、放送による全校朝会でした。
代表委員会の司会→校長の話→週番担当教員の話→連絡
という順で朝会は流れていきます。

児童が担当する部分は、もちろんしっかりと原稿が作ってあり、
全校児童の前で話したり、全校放送で話したり、
慣れないことでも緊張することなく、滞りなく進めるために必要です。

「連絡」になったとき、図書委員会の児童が、タブレット端末を取り出して画面を読みながら話し始めました。
原稿をタブレット端末の「ロイロノート」というアプリで作り、それを読んでいたのでした。
 

タブレット端末上で原稿を作れば、大勢でその原稿を確認することができますし、高学年であれば家のPCなどからログインしての加筆修正、推敲も可能です。
そして、基本タブレット端末は学校に保管していますから、「持ってくるのを忘れる」といった心配もありません。
(もっとも、どの端末からも自分のIDを入れれば見ることが可能ですが)
利便性、ペーパーレスといったICT機器の使用は、着実に進んでいます。
いや、むしろ、子供たちの方が教員よりもはるかに上手く活用している様子もあります。
図書委員会の児童の皆さん、素晴らしい~~~!!!


小学生のころ、やはり全校朝会で委員会で決まったことを発表しなければならなかったとき、自分の書いた原稿に先生が赤でたくさん修正を入れてくれました(ーー;)。
その後、清書することなく、そのままその原稿を使用しました。
朝礼台の上に立ったとき、あがってしまい、どこをどう読めばよいのか焦った記憶が蘇りました(~_~;)。

加筆修正が容易な電子原稿だったら、そういう緊張感もなくなるなぁ・・・なんてことを考えました。
「失敗をして学ぶ」という機会は減るのかもしれません。
しかし、原稿を作る手間を考えた時、確実に電子媒体を用いるほうが省力化できます。
それは、ICT機器の本来のメリットでしょう。
他の部分に力を割けるということにつながります。
同時に、失敗して強くなれるタイプの児童(人)と、そうでないタイプの児童(人)がいます。
失敗体験を減らすということも、教育上、必要なときがあります。

「子供を育てる」視点をブラさず、必要に応じて紙と電子を使い分けて教育活動を進めていくことが大切です。

プール準備

水泳の指導が来週から始まります。
各ご家庭では、水着や持ち物の準備は万端でしょうか。
昨日の放課後、教員も2年ぶりの水泳指導ということで、心肺蘇生法、泳法指導の研修を行いました。
講師は5年1組担任の藤枝先生です。

心肺蘇生法も泳法も、時代とともに少しずつ変化していっています。
最新の見解を聞き、いくつかの質疑応答も交えて、指導方法を確認しました。
 

室内での研修を約1時間ほど。
その後は、プールに行って、実際に準備をします。
こちらも全員作業です。

まずは出入り口のすのこを出して。     指導用の時計を設置して
 

目洗いの蛇口をつけて           シャワーヘッドも取り付け
 

最後に、機械室というところに入り、薬品(塩素)の注入の仕方の確認です。

これで準備完了。
あと少しで、2年ぶりの子供たちの歓声を聞けます。

エアコンフィルター清掃

年に2回ほど、教室内のエアコンのフィルター清掃を行っています。
埃の付いている具合によって、掃除機で吸ったり、流しで水洗いをして、エアコン稼働時期に備えます。
例年ですと、PTAやおやじの会の力をお借りすることが多いのですが、コロナ禍でそれもままなりません。
しかし、今週から急激に気温が上がり、各教室でエアコンも動かし始めたため、急遽教職員で清掃を行うことにしました。

教室のエアコンフィルターを外し、汚れ具合を確認して、今回は掃除機で埃を吸っています。
外したフィルターに、思わず「・・・」となるのは毎年のこと。
これで明日の教室は心なしかすがすがしい気分で授業ができそうです。

そのシーズンの気候や、教室によってまちまちですが、埃がたまりやすいのは1階の教室や、階段に面している教室です。
やはり、空気の動きがある場所ではフィルターに埃が付きやすいようです。

2年生 まちたんけん

2年生が生活科で「まちたんけん」に出かけています。
方面を分けて、数回にわたっての実施です。
「まちたんけん」を行うことで、学区地域の位置関係や状況を知り、これから上の学年に行って学ぶ基礎知識となっていきます。
昨日の「まちたんけん」は、学校北側方面に行きました。
学校→たけのこ公園→連光寺駐在所→向ノ丘三角公園→対鴎台公園→大栗川・乞田川合流地点→児童館 
というコースです。


今年はツールが一つ増えました。
そう、iPadです。
一人一台タブレット端末を持ち、まちの様子を記録していきます。


対鷗台公園は、小野小町ゆかりの場所。
明治天皇の御幸の碑もあり、子供たちは写真をたくさん撮っていました。
 

そして翌日の今日は、その自分で撮った写真資料と地図を見比べながら、どこの地点に何があったのか、記録していきます。
記録するのも、タブレット端末上で、「ロイロノート」というアプリを使って行っていきます。ちなみにこのアプリは、自宅のPCやタブレット、スマホからでもアクセス可能です。
 
みんなでタブレット端末を持ち、時には操作を教えあいながら、記録していきます。
 

このような紙への記録ではなく、電子記録の良いところは、何年経ってもいつでも見ることができるということと、傷まないということに尽きます。
ちょうど今年、連光寺小では、電子による学習の記録についての研究を進めているところです。

1年生 全国体力・運動能力調査

今週、各学年で「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」通称スポーツテストに取り組んでいます。
今日は1年生が集中して取り組んでいるのですが、6年生が補助として入り、計測の手伝いをしています。
1年生にとっては、計測方法を教えてもらったり、計測の数字を数えてもらったり、データを記録してくれたりと、6年生なしではスムーズに進みません。
一方、6年生にとっては、お世話をすることで思いやりの気持ちを学び、育む、またとない機会です。
Win-Winの教育活動です。
 立ち幅跳び                上体起こし
 

 長座体前屈                反復横跳び
 

 ソフトボール投げ


様子を見に回っていたら、6年生男子に呼び止められました。
「校長先生、1年生の水筒を一緒に探してくれませんか?」

1年生の要請か、見ていて必要と感じたのか、いずれにせよ水筒を取りに行ってあげようとしたようです。
しっかり記名されていたのですぐに見つかり、水筒を持って走り去っていく6年生の姿はとても頼り甲斐がありました。素敵でした。


業者によるプールの清掃が先週終わり、プールの注水を始めました。
いよいよ夏がやってきます。

6年生 全国学力・学習状況調査

6年生において、文部科学省が実施する全国学力・学習状況調査が行われました。
日本全国の6年生が、本日、「国語」「算数」「児童質問紙」に取り組みました。
いつも授業中に活発な意見が飛んでいる6年生の教室も、
緊張感あふれる、物音のしない空間で調査が行われていました。
6年生、慣れないテストをがんばりましたね!
結果は、個人個人に分析データとして返却されます。秋口になると思います。

4年生 教育実習生

4年生に教育実習生が来ています。
と言っても、4年生を中心にということで、全学年を回って実習を行っています。
教育実習は、教員免許状を取得するための必須の単位です。
免許状や実習の回数によっても異なりますが、1回の実習は3~4週間が多いようです。

本校に来ている実習生は4年生ですから、5~6月にかけての実習が終わった後、7月には教員採用試験(一次)が待ち構えています。忙しいですが、頑張ってほしいです。
教育実習というと、若い先生が来て喜ぶ子供たちをイメージしますが、最近は若い先生も多いですよね?
でも子供たちの反応はやはり違うのです!!!(笑)

今、東京都の小学校の教員採用試験の倍率は2.0倍です。
期限付合格者(昔で言う補欠合格)も含めると、さらに下がります。
一般的に、3.0倍を切ると人材確保が難しくなってくるとも言われます。
初任の教員はもちろんのこと、実習生にも、今から丁寧に育成をしていくことが必要になっています。

学校一丸となって、実習生を応援しています。

今晩、皆既月食です。

今晩、東京で皆既月食が見られます。
しかも、24年ぶりのスーパームーン(地球に月が最も近づいている)での皆既月食となります。
スーパームーンは1年に1回程度しか訪れません。
ということで、月食と相まって赤銅(しゃくどう)色と呼ばれる赤黒い色の珍しい月になるかもしれません。
楽しみです。

部分食の始まり  18:44
皆既食                   20:09~20:28
部分食の終わり  21:52 

自宅から東の空を望むことができるのであれば、ぜひ観察してください。
家の外で観察する場合は、必ず大人に付き添ってもらってください。
自主学習にも、もってこいの題材ではないでしょうか。

↓詳しい説明はこちら↓
国立天文台のホームページから

自宅から見られない人は、国立天文台がYouTubeで配信もします。
↓こちらの配信は、18:00スタートです。↓
皆既月食ライブ配信

6年生 主権者教育~模擬選挙

被選挙権が18歳からとなったことに伴い、学校で主権者教育を行うことが増えました。
多摩市教育委員会の選挙管理委員会が、希望する学校に回って模擬選挙を行ってくれます。
6年生の社会の「政治」の単元が春になったこともあり、早速お願いしました。

市内有権者128,000人を抱える、本物の選挙管理委員会の出張授業です。
持ってきていただいた道具はみんな本物です!


さて、いよいよ模擬選挙の始まりです。
今日の選挙は、給食大臣を決める選挙です。
連光寺小学校では、令和元年度、給食の残菜が1日当たり9.6kg、牛乳の残りは1日平均7本だったそうです。
その事実(データ)をもとに、どのような給食にしていくのがよいかが、選挙の争点です。
 
候補者の演説と、それを支持する人の応援演説です。本物の演説会のようです。

演説をもとに、候補者の主義主張をよく吟味して投票です。
受付で氏名の確認をした後に、投票用紙が配られます。
 
投票用紙も、もちろん本物です。あの、つるつるとした紙の用紙です。
縦に二つ折りにして、これまた本物の投票箱に入れます。


この後開票となりますが、実はあの投票用紙、時間が経つと自然に開いていきます。
ですから、投票箱から出した時には、既に開いた状態で、用紙を数えやすくなっています。
 
児童の中から、臨時の選挙管理委員のアルバイト2名を雇い、開票です。
同じ候補者氏名の投票用紙をまとめ、機械で2回ずつ枚数を数えます。

結果、今回は、茂田井 奈衣代(もたい ないよ)候補が当選しました。
選挙管理委員長から当選証書を渡して、当選のコメントです。

本番の選挙と同じ道具を使い、本番さながらの流れで当選までを体験することができました。
子供たちも、選挙がよく分かったという感想が多く聞かれました。

ちなみに、投票者数が同数だった場合、どうやって当選者を決めるか知っていますか?
公職選挙法にしっかりと明記されており、実は同数の場合は「くじ」で決めるのだそうです。
これがそうなった際に使用する「くじ」。

多摩市では、過去に使用したことはないそうです。

選挙管理委員会の皆様、ありがとうございました。