最近の学校の様子から

2020年7月の記事一覧

校長室の窓から142



今日は2時間目に校舎内を回りました。

多目的ホールでは、4年2組全員と1組の半分の児童が並んで何かが始まるのを待っています。
それは、東京都水道局の方による「水道キャラバン2020」という出前授業でした。
1時間目には、4年3組全員と1組の半分の児童が受けていたそうです。

内容としては、東京の水道水が家庭に届くまでの過程を映像等で学んでいくものです。
私が見た場面では、キャラクターの水滴君と一緒に水源林のことについて学んだり、東京の水源のダムである小河内ダムの水は、東京ドーム何杯分かというクイズに答えたりしていました。

例年は、実験などを含めた90分授業で行うプログラムもあるようですが、今年度は、映像を含めた説明中心の45分授業で行ったようです。
今日の授業がこの前の校内の蛇口調べなどの体験と結びついて、より深まっていくことを期待します。

校長室の窓から141


今日も朝から雨でした。雨の中、傘をさして児童が登校してきました。
私の姿が見えると「おはようございます!」と自分から元気な声で挨拶をしてくれる子がいて嬉しくなります。

さて、今日は児童朝会でした。今日も雨だったので放送での実施となりました。
まず、雨が続いていて外で遊べないことが多いが、全国には大雨で被害を受けている人もいるので、皆はまず災害から自分の命を守るとともに、雨の日の過ごし方を工夫して楽しく過ごしてほしいという話をしました。

その後、「大松台小の子の良いところ」と「一斉登校1ヶ月にあたり」の二つの話をしました。

「大松台小の子の良いところ」は、朝の挨拶のみならず廊下で会った時の挨拶も上手なことである。これを続けていくことが大事で、当たり前のことも続けていくことで素晴らしいことになる。ぜひ続けてほしい。
他にも、高学年を中心に素晴らしい姿がいくつも見られた。ある日校長室に6年生が階段の上にあるガラスの上の方が拭けないがどうしたらいいかと相談に来た。結局、用務の方とも相談して見に行き、本人とともに確認して用務の方が定期的に拭いてくださることになったが、皆が使う学校をきれいにしたいという気持ちが素晴らしい。
また、ある朝体育館脇を通りかかったら数人の高学年の人がいた。話を聞いたら体育委員が仕事のため集まっていた。飼育委員も朝早くから活動しているし、そうやって他の人や学校のために働いているのが素晴らしい。高学年の人には、そのことに誇りをもって頑張ってほしいし、低学年の人は、自分たちもいずれやるようになると知っておいてほしい。その他校長の頼みを受けて素晴らしい仕事をした6年生もいたが、その話は、ホームページに載せてあるので見てほしい。

「一斉登校1ヶ月にあたり」一斉登校開始から約1ヶ月が過ぎた。この一月の皆の頑張りは、よく見ているが、ここでもう一度、新しい生活の仕方について考えてほしい。東京都では、まだ毎日200人前後の感染者が出ていて安心できる状況ではない。手洗い、マスク、人との距離を取るなどに気を付け、感染者が出て学校がまた休みになるということにならないようにしたい。ぜひ、自分や大切な友達の命を守るために、新しい生活の仕方についてもう一度気を付けて行こう。

児童は、連日の雨の中、7時間授業も頑張り、疲れが出ている子もいるかと思います。ご家庭でもよく様子を見ていただき、元気に登校できるよう体調管理と励ましをよろしくお願いいたします。

校長室の窓から140


図工室をのぞくと6年2組が授業をしていました。

担当教員の指導計画を見ると、「ふうせんはりこ」という題材で、膨らませた風船に水とボンドを混ぜた液体を使い、キッチンペーパーを貼り付けて形を作るようです。
そして乾くと風船がしぼんでも張り子の形が残り、それに様々な絵付けなどの装飾をしていくようです。

風船に次々とキッチンペーパーを貼り付けていく作業が楽しいらしく、学級担任の教員も含め楽しそうに活動していました。
児童にとってこういう心が開放されるような活動が、必要なんだなぁと感じました。
どのような作品が仕上がっていくか楽しみです。 

校長室の窓から139


3時間目に校舎内を回っていたら、廊下を上手に間隔を空けて静かに歩いて移動している児童たちを発見しました。
どうやら図書室に向かう2年2組の児童のようです。引率する非常勤教員から「歩き方が上手だね。」と褒められながら移動していました。

付いて行くと、やはり図書室に入り上手に間隔を空けて席に座りました。
以前にもご紹介したように、図書室で1学級全員が読書を行うことはできず、学級の半数ずつが図書室に行って本を借りて、教室で読書をします。
図書室の入り口には、左の写真のように借りた本の返却用のケースが置かれています。返却された本は消毒をして、2日間風を通した後、再び貸し出し可能となります。

今日は、夏休み中の本の貸し出しの話を受けるようでした。
夏休みの日数が減り、本の消毒の手間などもかかるため、今年の貸し出し冊数は、昨年より減るようです。
コロナウィルスは、まだまだ色々な教育活動に影響を及ぼしています。

校長室の窓から138



今日は、2,3時間目に各教室を回りました。

写真は、2時間目の3年2組の国語の授業です。
大松台小学校には、本校が初任の若い教員が沢山います。若手教員は、様々な研修をして力を付けていきますが、今日は、その研修の研究授業でした。

私は、この単元の事前の授業を見に先週もこの教室に来ましたが、授業者は、事前に教育委員会や管理職から指導案についての指導を受けます。
そうして完成した指導案を本校では、他の教員にも配って参観できるようにしています。今日は、何人かの教員が授業を見に来ていました。

今日の授業は、「言葉で遊ぼう こまを楽しむ」の5時間目でしたが、児童は前の時間までの学習経験を生かして進んで学習に取り組んでいました。
この授業については、放課後に授業者と話をします。また、授業を参観した教員からもアドバイスがあると思います。
こうした、教員同士の授業を通した学び合いを一層進め、授業力を伸ばして行きたいと思います。

校長室の窓から137


一斉登校が始まってから4週間。約1ヶ月が過ぎ、少しづつ新しい生活に慣れてきたのかと感じます。
東京都では、ここのところ200人を超える感染者の報告が続いています。不安な気持ちにもなりますが、最大限の感染予防対策を行い、児童の学習の保証のためにやるべきことをやっていきます。

今日も玄関で児童を迎えました。気持ちの良い挨拶が沢山あったので「素晴らしい!」「自分から挨拶していいね!」「挨拶上手!」と褒めまくりました。
そんな中、1名の6年生が近づいてきて「校長先生、描いてきました。」と言って、上の2枚の絵を渡してくれました。

実は、大松台小学校では、教員がお勧めの本を紹介する取組があり、カードに絵と文章を書いて紹介するのです。どの本にするかは決めたのですが、私は絵が苦手なので困っていました。
そんな先週、教室を回っていたら6年生の教室でイラストを描いている児童がいました。他の児童からも認められている児童でとても上手でした。
その後、校長室に戻り、ふと紹介カードとその児童が頭の中で結び付き「そうだ!あの子に頼めないかな?」と考え、見本のコピーと紹介カードを持って6年生の教室に行きました。そして、絵の上手な子にコピーを参考に紹介カードに絵を描いてもらえないかお願いをしました。周りの子からは「校長先生、自分でやらなくちゃだめですよ~。」など色々言われましたが、お願いをしたら快く引き受けてくれました。

それが冒頭の「校長先生、描いてきました。」につながるのです。
本人は、「見て描きました。」と言っていましたが、輪郭の線がはっきりとし、色も鮮やかに再現され、下のコピーより数段上の作品に仕上がっていました。思わず「プロの仕事だねー!」と感心して声をかけましたが、お願いをしてよかったなと思いました。
自分の自由な時間を使って、心を込めて素晴らしい作品に仕上げてくれたことがとても嬉しかったです。本当にありがとう!!!

紹介カードは、木曜日に図書委員が取りに来るので、この後、文章を書いて仕上げます。
大松台小学校の人たちは、いずれどこかに貼り出されると思うので見てください。

校長室の窓から136

午前中、教室を回っていたら、音楽室で6年3組の生き物当番の児童が「校長先生、水槽にエビを入れました。」と報告をしてくれました。
それは、校長室の窓から126で紹介した「藻を食べて鑑賞もできるエビを水槽に投入する」という記事が学級通信に載っていたことが発端でした。毎日教室に行くたびに、水槽をのぞいてもエビがいないので、昨日その子に聞いてみたら「今日獲りに行きます」ということなので楽しみにしていたのです。
報告を受けて、昼休みに教室に行ってみました。いました、いました。8匹投入したそうです。右側がエビちゃんの写真ですが、ピンボケですみません。

 6年3組の水槽            エビちゃん

エビつながりで思い出したことがあり、帰りに5年2組の教室に寄りました。
校長室の窓から99で「教室の水槽に苔が生えていて見にくいので、苔を食べるエビを持ってきた。」という話を紹介しましたが、その後の小さなお掃除屋さん(エビ)の仕事ぶりを見に行きました。
お仕事の成果か水槽の中が見やすくなって、エビちゃんの姿も確認できました。
そして大きな水槽の隣には、小さな水槽があり、写真には写らないような小さなメダカの赤ちゃんが沢山泳いでいました。
地域も教室の中も命がいっぱいで素晴らしいです!

 5年2組のメダカの水槽        子メダカたち

校長室の窓から135



5年1組の教室では、専科の教員が外国語(英語)の授業をしていました。

ここでも大型提示装置を使っていて、画面には「Which do you like」と映し出され、色々な例を通して「どちらが好き?」という言い方を練習していたようです。

児童の手元には、ワークシートが配られ、いくつかの例が示されるとともに「自分で選択肢を考えよう!」という枠がありました。(左下の写真参照)
「パンダorウサギ」「北海道or沖縄」などに混じって「GO先生or校長先生」というものがあり、二人とも教室にいたので答えに困るだろうなと思いました。
その後、ペアになって自分の考えた選択肢を出し合って楽しんでいました。

先ほどの答えがどうだったかは、あえて聞かないことにいたしましょう。

校長室の窓から134



2年1組でも算数の授業をやっていました。
単元は、やはり長さの学習で、まとめの部分の授業のようです。

ここでは、大型提示装置(タッチパネル付きの大型モニター)を使って、教科書の「たしかめよう」のページを映し出して授業を行っていました。
この大型提示装置は、タッチパネル式となっているので、映し出した教科書の画像に教師が書き足して説明することができます。
実際にこの授業では、定規の目盛りを数えるのに線を引いたり、文字を書いたりしてその機能を活用していました。

このように分かりやすく時間短縮にもつながる大型提示装置ですが、残念ながら各学年に1台程度しか台数がありません。
本校の教員は、様々な教科の指導で活用しているので、いつもこの提示装置は取り合いです。もう少し台数が増えるといいのですが…。
校長会としても各所に要望をしていきます。

その後、各学年の教室を回りました。
廊下ですれ違う児童が「おはようございます!」と気持ちの良い挨拶を返してくれます。
5年生の教室をのぞいたら、今日は、算数の時間じゃないのか…という顔をしながら「トトロ校長先生だ!」と迎えてくれました。

校長室の窓から133



今日も雨が降り続いています。
3時間目に予定されていた避難訓練は、雨のため来週17日(金)に延期となってしまいました。また、校庭で児童に話す機会が延びてしまい残念です。

さて、今日は1時間目に各教室を回りました。

2年2組の教室では、算数の授業をしていました。
黒板には「長さについての がくしゅうの しあげをしよう」とめあてが書かれ、仕上げの問題が何問も書かれています。児童は、それをノートに写して一生懸命解いています。
問題が全部終わったら何をするという指示を担任が黒板に書いていました。
その後、問題を解き終わった子から担任にノートを見せに行き、見てもらったら次の指示をやっていきます。
次の指示をきちんと出しておくことで、遊んでしまう子が出ないようにしているのです。

と、この記事を書いていたら、中休みに校長室の扉をノックする音がして、4年生の男の子が入ってきました。
「多目的ホールのピアノを弾いていいですか?」というので、今までどうしていたかを聞いて「人に迷惑をかけないで、安全ならいいんじゃない?校長先生に聴かせてよ。」と言って、一緒に多目的ホールに行きました。
指使いが滑らかで素晴らしい演奏でした。私自身が小学生時代に弾いたことがある曲も出てきて、懐かしい気持ちになりました。
「聴かせてくれてありがとう!」