12月7日(火)
おはようございます。元気な皆さんの声が聞こえてきました。いつも校長先生はこの声を聞くとうれしい気持ちになります。
早いもので12月になってもう1週間が過ぎました。皆さんが楽しみにしている冬休みまであと2週間くらいになりましたね。今年も新型コロナウイルスが流行して前半は大変でしたが、どんな1年だったか振り返ってみてくださいね。
今日は「とげ」のお話をします。
皆さんは、とげが刺さったことはありませんか?校長先生はお花が好きでよく家でお花を生けたりするのですが、お料理も好きで魚をさばいたりするのですが、その時に指にとげが刺さることがあります。ちくっとしてとても痛いですね。じんじんします。
さて、皆さんは、自分の周りの人、友達や先生、おうちの人にとげをさしてしまっていることはありませんか?自分はどうだろうかなと頭の中で思い浮かべながら聞いてください。
一つめ、あなたの言葉にとげはありませんか?
とげのある言葉って、相手を傷つけたり、いやな思いをさせたりする言葉です。
「早くしろよ、〇〇は、いつものろまなんだから。」「お前って、何をやっても駄目だなあ」こんなことを言われたらどんな気持ちなるでしょう。
二つめ、あなたの目にはとげがありませんか?
自分がいけないことをして友達や先生に注意されたとき、「〇〇だってやってるのに何で自分だけが怒られるんだよ。」「いいでしょう、私の勝手でしょう。」と言い返し、注意してくれた相手をじっと睨み返すことはありませんか?
「ごめんね。」と言ってくれたのに、「許さない。」という目で睨み返すことはありませんか?また相手のことを馬鹿にした目で見ることはありませんか。
にらむ目、ばかにする目、いやな目も言葉のとげに負けないくらい相手をいやな気持にさせます。目は口ほどにものを言うからです。
最後はあなたの心にとげはありませんか?
友達が褒められたとき一緒によろこんであげないで、「ふん、なにさ、私だってあれぐらいできる。」「僕のほうが出来がいいのに。」と素直にほめてあげる気持ちにならず逆にその人を悪く言ったりすることはありませんか?
心がとげとげしいと、素直な気持ちになれなかったり、相手にやさしくなどできません。自分の心も、いちいち文句を言い続けて疲れ果ててしまいます。
この3つのとげについては、自分でよく考えてみてくださいね。冬休みを前に、友達と仲良く過ごしたり、何より自分が毎日を楽しく気持ちよく過ごすためにはどうすればいいのかよく考えてみてくださいね。
これで校長先生のお話は終わります。