日誌

2019年11月の記事一覧

研究授業

 11月8日(金)の5・6時間めに、外国語活動の研究授業がありました。5時間めが1年生、6時間めが3年生でした。どちらの学年も、子どもたちがよく活動していました。外国語活動は、英語が話せることにこしたことはありませんが、小学校では、コミュニケーションを図る素地となればよいのです。主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度を養うことが目標です。あいさつすること、話しかけること、相手の話をよく聞くこと、わからなければ聞き返したり質問したりすることができることなど、コミュニケーション能力の素地ができればよいのです。どちらの学年も、よくできていると感じました。これらのことは、外国語活動だけで必要な資質・能力ではなく、今後の人生においても大切なことでしょう。外国語活動で身につけたことが、他の学校生活でもできることで、初めてコミュニケーションができたと言えるでしょう。
 






クラスの日

 11月8日(金)の朝の活動は、クラスの日でした。テーマは、1~3年生と2組が「ボランティアって何?」、4年生が「災害ボランティアって何?」、5年生が「福祉ボランティアって何?」、6年生が「NPOって何?」でした。1~3年生と2組は、「友だちや家族など、ごく身近に生活している人にボランティア精神を発揮し優しくなってもらいたい。」というねらいです。4年生は、3年生の社会科で町の様子を学習し、災害にも町民の暮らしを守る取り組みがあることを知ったり、4年生になって消防署を見学し災害が起きた時、私たちを守るしくみを勉強したりしたことを生かすために、自分たちはどうするかを考えさせるためのテーマです。5年生は、校外学習で保育園や高齢者施設や障がい者施設を見学したり、火曜サロンで高齢者と交流したりしことをもとに、自分たちでできることを考えさせるためのテーマです。6年生は、これまでも1年生など下級生に優しくしてきましたが、そのボランティア精神を自分だけでなく組織として発揮するためにどうすればよいかを考えさせるためのテーマでした。
 6年生は、業間休みに友だちを誘って、低学年の教室へ行き、一緒に遊んであげていました。学習の成果かもしれません。未成年ですから、普段はお世話になることが多い子どもたちですが、そんな子どもたちでも、周りの人を明るくしたり、子どもなりに周りの人に貢献できたりすることはあると思います。できる範囲で、できる人と、できることを実践してもらえたらいいなと願っています。
 クラスの日は、正解のない答えを話し合うことで、他の人の考えを知り、今後の自分の人生に役立ててもらえるよう設けました。顔も名前も生まれも育ちも違う人たちが集まって学校生活を営んでいますから、話し合って納得して一つの方向性を生み出してもらえたらと考えています。このような話合いを、「対話的な学び」というのだと思います。Iot、ビッグデータ、ロボット、AIなどが急速に普及するSociety5.0の社会では、正解(絶対解)があるのものはコンピュータが人間にとって替わって行いますが、コンピュータで正解が出しにくいものは、話し合って納得解や最適解を決めます。子どもたちがこれからの社会で生きていくために必要な資質です。
 
 
 

チューリップの球根植え

 5時間めに、1年生が更生保護女性会の皆さんにお手伝いをいただき、チューリップの球根を植えました。
 更生保護女性会の活動の目標を、ネットから引用しました。「人間だれもが人として尊重され、自分らしく生きたいと願っています。たとえ、非行や犯罪に陥った人でも同じです。私たちは、まずこれを活動の基本にすえ、一人ひとりが人として尊重される社会を目標とします。また、同時に社会は、みんなでつくり、みんなで支えあっていくものであり、人と人の連帯なくして成り立ちません。私たちは、人間尊重と、お互いに他を思いあい、連帯しながら、だれもが心豊かに生きられる明るい社会づくりをめざします。」だそうです。会の方にお話を伺うと、今回のように学校に出向き、会の趣旨を説明し、チューリップを植える活動をするだけでなく、下校時の見守り活動や、11月16日に湧水の里しおやで開催される「しおやの子どもを育てるフォーラム」や「社会を明るくする運動」などでも活動しているそうです。
 私たち教職員も子どもたちの幸せを願いながら日々教育活動を展開し、保護者の方も子どもたちの健全育成のために昼夜を問わず子育てをしていただいていますが、更生保護女性会のような民間団体も、子供たちの健やかな将来を願って活躍されています。ありがたいことです。

授業研究

 2時間めに2年生が、3時間めに5年生が研究授業をしました。放課後、塩谷南那須教育事務所の先生にご指導いただいたことを伝達し、学級会の研究をしました。新学習指導要領がスタートし、学級会などの特別活動は、社会参画であり自己実現であると教員たちは学習しました。