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2016年12月の記事一覧
【お知らせ】感染症予防
感染性胃腸炎とは
感染性胃腸炎は、様々なウイルスや細菌の感染によって引き起こされる感染症です。
1.代表的な病因物質 :ノロウイルス、ロタウイルス、サポウイルスなど
2.主な感染経路:
①経口感染:ウイルスに汚染された食品を食べる
②飛沫感染:患者のおう吐物や下痢便を処理する際にウイルスを吸い込む
③接触感染:ウイルスが付着したドアノブなどに触れる
④塵埃(じんあい)感染:おう吐物や下痢便の処理後に残ったわずかなウイルスが塵などに付着して舞い上がり、吸い込む
3.流行の時期 :一年を通じて発生があり、特に冬季に流行する傾向が見られます。
4.経過と症状 : 潜伏期は通常1~2日です。主な症状として、激しい吐き気やおう吐、腹痛、水様性の下痢、発熱などが見られます。一般に症状は2~3日で軽快しますが、乳幼児や高齢者などでは重症化し、脱水症状などを引き起こす場合もあります。また、下痢等の症状消失後もウイルスの排出が1週間程度続くと言われています。
5.治療 :水分補給などの対症療法が中心となります。
予防対策
1.ふだんから手洗い、うがいをしましょう。
2.トイレの後、おむつ換えやトイレ介助の後、調理・配膳・食事の前には、必ず手洗いをしましょう。
3.手洗いは、爪を短く切り、指輪等をはずして、石けんを十分泡立て、手のひらだけでなく手の甲や手首までしっかり洗浄しましょう。
4.ノロウイルスは、食品の中心温度85~90℃以上で90秒以上の加熱をすることにより感染力がなくなります。特に、加熱調理用の生の貝類は十分に加熱しましょう。
5.おう吐物などの処理は、使い捨てのマスク・手袋・エプロンを着用し、雑巾などでしっかりとふき取り、ビニール袋に入れて密封し捨てましょう。その後、おう吐物などがあった場所を次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)で消毒し、十分に換気しましょう。
6.下痢や嘔吐等の症状がある時は、調理や食品を直接取り扱う作業を避け、早めに医療機関を受診
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