今日のできごと
理科の先生がやってきた‼
1月から3、4年に理科専科の先生が来てくれることになりました。教室をのぞいてみると、
「磁石がつく、つかないの実験をしましたね。どんなことがわかりましたか?」「鉄は磁石につきます」「金属はみんなつくと思っていたけどアルミ缶はつかなかった!」「木や紙はつかないよ」
「じゃあ、これは?」「え〜、折り紙なのにくっついた〜!」「不思議」「先生、裏見せて、なんかしたと思う」「実はね……」そんなふうに授業は進んで行きました。みんな楽しそうです。次にたくさんのクリップを見せて、「この中に磁石を入れちゃいますよ。どうなると思う?」実際にやってみると……。
「わあ!」 予想が外れた子どもからも、予想が当たっていた子どもからも歓声が上がります。
給食の時間までの勤務で配置された先生ですが、「お昼休みに遊ぼうって誘われちゃいました!」と昼休み、子どもたちと遊んでいました。
ここ一週間は3月並みの気温という予報が出ています。たくさん遊んでたくさん学ぶ柳沢小学校の子どもたちです。
おすすめの本は
図書室のテーブルに本と一緒に、子どもたちの作品が並んでいます。「ポップ」といって国語の時間に3年生が取り組んだ本の紹介なのです。
自分のお気に入りの本を、友だちに読んでもらえるよう、誘い文句を考えて表現していきます。ストーリーを紹介したり、文章の一部分を切り取ってみたり……。どれもわくわくするような言葉が使われていて、とても巧みです。授業に入る前に、図書館司書の先生から、ポップの作り方について教えていただいたのだそうです。
皆さんおなじみの本もありますが、読んだことのない本もたくさん紹介されていました。
一つ手に取って読んでみました。題名は「ぼくのジィちゃん」。いつもニコニコ優しいじいちゃんが田舎から来てくれた。運動会の日、お父さんは来られなくなって、まさかのおじいちゃんがリレーのアンカーで走ることになってしまった!
ピンクのTシャツのうさぎがとってもキュート。さて、さてどうなることか……。さし絵の楽しさもあって一気に読んでしまいました。こうして手に取るきっかけをくれたのは、3年生がおすすめしてくれたから。今なら借りられるそうです。おなじみの本もありますが、知らない本もあります。是非読んでみて欲しい本が並んでいます。ポップが上手く飾れるようにしてくださったのは図書ボランティアの方々。ありがとうございました。
図書室にはこんなコーナーもあります。
やな小にこにこ大作戦
1年生は生活科の時間に「みんなにこにこだいさくせん」に取り組んできました。家族の手伝いをして「ありがとう、うれしいな」と喜んでもらい、一年生の自分でも、誰かの役に立つことができる! できることがたくさんある! もっともっといろんな人をにこにこになるようにしたいな!ということで、子どもたちのチャレンジは広がり、「やな小にこにこ大作戦」の授業が1月15日に行われました。
春の頃には学校探検だけでわくわくしていた子どもたちも、今では、高学年のお兄さんお姉さんが学校のためにいろいろな活動をしてくれていることをよく知っています。様々な人の支えによってこの生活が成り立っていることに感謝し、よりよい生活を目指して、自分のできることを考えて計画を立てる授業です。
麻衣先生が、「やな小の、『だれ』を『どうやって』にこにこさせるかせいりしましょう!」
『だれ』に対して黒板いっぱいになるくらいたくさんの人が発表されました。こんなにたくさんの人に感謝しているんですね。
「どうやって整理しましょうか?」と麻衣先生が問いかけると、子どもたちからは「クラゲチャート!!」と口々にリクエストが。子どもたちは思考ツールのクラゲチャートはすでに体験済みでお気に入りです。一斉に書き出しました。
どんなことが書き込まれているかというと……。
「どんなこと書いたの?」とお互いに情報交換。お友達からアドバイスをもらいます。
最後に「どんな風に進めるか、このあと計画を立てていきましょうね」「つぎもやる?」「やった!!」ノリノリの子どもたちなのでした。
授業後の協議会では、「1年生が、6年生の森の活動や2年生のおもちゃ作りについて知っているなんて、すごい子どもたち‼」「子どもたちの思いや願いから出発して、社会とつながりを持たせ、学ぶ意味や意義を体感させ、挑戦心を育てる、これは全国で課題となっている自己有用感や肯定感を高めることにつながります。まさに最先端の授業です。」という評価をいただきました。頑張っている子どもたちに拍手です。
森の未来を考えよう
5年生の教室で、クラス会議は行われています。これまでの自分たちの活動を振り返り、ここまでやった、これからどうしよう?を考えています。「柳小学びフェスタの時に、市民の森のために皆さんからご協力いただいた募金をどうする? ウッドチップはタダでもらっちゃったから、今後の使い道を考えよう」ということのようです。
次々考えが出されます。みんなが前を向いていないのは、発表者の方を向きやすいよう、教室の中心に向けて机が配置されているからです。倉持先生は黒板の前で、みんなの発表を整理しています。黒板にはピラミッドチャートが大きく表示されており、「やりたいこと」「優先すべきこと」などが整理されていきます。どの意見も森にとって大切なことはわかるけれど、残りの2ヶ月でできることには限りがある、というわけです。
倉持先生からは、「西山市民の森は、柳小高学年の森ではなくて、みんなの森なのだから、低学年の子どもたちも行けるようになってほしいな」という提案が出されます。
5年生の子どもたちはすでに、道の整備を済ませて大分歩きやすい道にしてくれました。それでも、水場があり、奥のお社に近づくには足場の悪いところもあり、低学年の子どもたちが入って大丈夫だろうかと躊躇しているようです。
「地図があった方がいい」「看板を!」そんな議論が交わされていました。 ゴミ箱を作るか、どうするかも悩ましいところです。ゴミ箱があると余計ゴミがどんどん捨てられていくのではないかと心配しているのです。
授業が終わっても「地図は読めない人もいると思う。今いる場所を示してもわかりにくい子がいるんじゃないかな」「自分も苦手!」「じゃあ、案内板を矢印で出せばいいんじゃない?」等、相手意識を持った議論が交わされていました。頼もしい子どもたちが育っています。
校内書き初め展
1月16日、17日の2日間、校内書き初め展が行われました。
昨年度は教室廊下を使っての展示でしたが、今年度はPTA臨時総会に合わせて、体育館で行うこととしました。体育の授業が制限されたり、掲示が大がかりであったりという部分はあるのですが、全校児童の作品が一堂に会するのは壮観です。
力作が勢揃いして、審査は難航しました。筆遣い、文字のバランス、のびやかさ、スピード、課題と名前のバランスなど様々な観点から審査しましたが、どれも素晴らしい作品です。このあと、東部公民館作品展に出品する作品もありますので慎重に審査しました。
今年度は73名の保護者がご参観くださいました。中には、PTA臨時総会に合わせておいでくださっている方もいらっしゃいました。昨年度より、多くの方にご参観いただきました。
野田の踊りを世界に!
3年担任の2人の先生がオンラインで何やら打ち合わせをしています。 画面の向こうは横田先生!今、パラオに派遣されている横田先生と授業の打ち合わせをしているのでした。
3年生は地域にいらっしゃる坂東先生から野田踊りと野田小唄の踊りを4月から教えていただいていました。東部ふれあいまつりで踊りを披露し、たくさんの地域の方から拍手をもらうことができました。歌詞の意味を郷土博物館の方に教えていただき、野田小唄や野田踊りが野田の醤油作りと深く関わっていることを知りました。自分たちの踊りを、もっとたくさんの人に見てもらいたいと、パラオに行っている横田先生にアクセスすることになったわけです。
画面の向こうに横田先生の顔が映し出されると子供達は大喜び。「みんなはどんなふうに踊れるようになったのかな?見せてくれる?」という呼びかけに対して、早速踊りの発表会です。久しぶりの踊り、そしてカメラの前での発表にちょっぴり緊張した表情です。
踊りを披露すると、横田先生はとても喜んでくれました。そしてこんな提案が。
「パラオにも、地域に伝わる踊りがあります。パラオの子どもたちにも見せてあげたいなあ」ということで、次はオンライン交流を計画することとなりました。
どうやって見せたら、よく伝わるのか、どんな挨拶をすればいいのか、これから作戦会議が始まります。交流当日が楽しみです。
いよいよ『カウントダウンカレンダー』
6年生教室では、何やら白い紙が配られ、数字とにらめっこをしている状態。何を書いているのかというと……。
ヒントはこの文字。そして桜。そう、「この教室に来るのはあと何日?」のカウントダウンカレンダーを作っていました。
「僕はラスト2日を作りたい!」「あと0日、卒業式当日はどうするの?」なんて、卒業までの日をイメージしていきます。数字をレタリングした方がいいとなったら、子どもたちは早速ChromeBookを出してきて、文字の検索を始めました。子どもたちはこういう風にデジタルを使いこなしていくのですね。
中には自分の好きなキャラクターを描いている児童もいました。手慣れたものです。
隣の学級ではもう掲示してありました。卒業まで学校に登校するのはなんと、あと42日だそうです。卒業が急に近づいてきた感じがします。ちょっぴりさびしい発見でした。
西山市民の森の『もりのみち』
1月10日(金)に5年生のみんなが西山市民の森へ出かけていきました。
皆、手にほうきなどを持って出発しました。西山市民の森は、入ってしばらくは歩きやすいのですが、自然湧水の辺りになると、「地面がななめっていて」ぬかるむと滑って落ちそうになる歩きにくい道となります。
昨年から、「安全で、親しみやすい森にするにはどうしたらよいか?」と話し合いを重ね、野田市のみどりと水のまちづくり課の方と相談しながら、うっそうとした森に光が入るように伐採を行い、川に橋を架けてもらい、地面の整地をしてもらいました。下の写真は12月の様子です。
その後、地域の方にも協力をしていただいてクリーン活動を行い、トラック1台分では乗せきれない量の廃棄物を回収したところでした。さらに歩きやすい『もりのみち』を作るために、子どもたちは考えていました。
「遠足で行ったモビリティリゾートもてぎの森にはウッドチップが敷いてあって、歩くときふかふかした!」
みどりと水のまちづくり課の加藤さんに相談したところ、ウッドチップを一山分、調達してくださいました。そこで、ウッドチップを道にまいて整えるということになったわけです。
ウッドチップは、子どもたちがイメージしたものとはちょっと違ったようです。量もそんなにはありません。でも、すくっては運び、平らになるようにばらまいて、整えていきました。
12月のクリーン作戦に集まってくださった方々、『もりのみち』がちょっぴり歩きやすくなりました。お時間がありましたら、どうぞ、おいでください。
また、12月以降も、朝の交通安全指導の際に、市民の森の周りの清掃を続けてくださっている方がいらっしゃいます。ありがとうございます。子どもたちと心を一つにしてくださっている方がこうして増えていることに、心強さを感じます。
校内席書会
1月9日、10日に校内席初会が行われました。
12月の練習会では、筆おろしもまだで、かちかちのままのだるま筆に四苦八苦していた3年生の子どもたちも、冬休みの練習にしっかり取り組んだ成果か、とても立派なのびのびとした筆致の作品ができあがっていました。
「おじいちゃんといっしょにれんしゅうしたんだよ」とか「2袋使っちゃったから足りなくなって買いに行ったの」など、それぞれが頑張ったようです。
五年生の席書会のようすです。さすが集中して取り組んでいます。一人一人の文字はみえにくいのですがとても立派な文字です。是非作品展を見においでください。
三年生は、 最後にみんなでパチリと記念撮影。満足げな表情です。
冬はつとめて
朝一番に登校する児童が「先生、大変! 池がこおっているよ!」と教えてくれました。ウオーターパークの氷の下の金魚たちはとても寒そうです。いよいよ冬本番となりました。吐く息も白く、朝の気温の低さが身にしみます。
そんな朝の寒さの中、たくさんの子どもたちが校門付近の落ち葉掃きをしてくれています。数名がボランティアを始めたところ、「僕も、私も」と、低学年の子どもたちも参加してくれているのです。
自分の身長ほどの竹箒を使って落ち葉を集め、リヤカーに乗せて、校門付近はスッキリ。登校してくる友達とも元気に挨拶を交わしています。「みんなのために」「ちからをあわせて」、柳沢小の先輩達の伝統が受け継がれています。頼もしい子どもたちです。
5年生の教室では算数の学習です。
「Aさん、Bさん、Cさんがシュート対決をしています。この結果をもとに、誰をメンバーに選んだらいいと思う?」動画を見ながら考えます。「同じく6回入っているけど、10回チャレンジと12回チャレンジでは違うよね」「半分より多く入っている方がシュート率はいいよね」……。キーワードが出てきました。
「何回チャレンジしたか、ということと何回成功したかということを比べただけでは出せない対決がある!」
「さあ、どう考える?線分図で表すとどうなるのかな?」さっそく、鉛筆を動かす音だけが聞こえてきます。しばらくすると、書き終わった人から立ち歩いて友だちと情報交換を始めました。「自分はこう書いたけど、どうかな?」「ああ、そうか、そういうことなのね」積極的に友だちを見つけては説明。
答えが出せるということだけではなく、いかに友だちにわかりやすく説明できるかということが本人の力になります。友だちの良さも発見できます。こうした生き生きと学ぶ姿が高学年らしいです。
ニュースでは、インフルエンザ等の感染拡大が心配されています。三連休が明けて心配しましたが、体調不良での本校の欠席率は2.56%でした。お休みの間、ご家庭で気をつけていただいたおかげだと思われます。また気温が下がる予報が出ています。体調に気をつけて元気に過ごせますように。